あおの華流記

中国ドラマ感想記……というか"萌え"と"愚痴"を語る

灼灼風流~宮中に咲く愛の華~ その5

 

 

ウィリアム・フォン

ジン・ティエン

 

原題  灼灼风流(全40話)

 

 

 

 

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ネタバレな感想なのでご注意!

結末まで感想ネタバレしてます。

キャラクター生死を含めネタバレOKな方のみどうぞ

 

 

 

 

 

孫雲権は真面目で公正で本当にいい人だったのに、その性格が災いして父親の不正に悩み、告発に協力したために家族を失ってしまいました。

自分はその苦しみから逃れられずに罪が免除されたにも関わらず自害。

 

灼華と驚鴻は二人で雲権を偲んだのですが、その時に驚鴻は灼華からこのままでいいのかと問われます。

本当に自分の描いていた理想と長公主の目的は同じなのか。

長公主をこのまま好きにさせていていいのかと言う問いは真面目な驚鴻を悩ませます。

ひとりになってからも、雲権の"死"と自分の行くべき道と長公主への思いで揺れ動きます。

今回のドラマではこのシュー・ハイチャオの動向が重要でもあり、過去にいくつかみた彼の演じた役よりも奥深いキャラだったと思います。

彼の役者としての魅力を再確認しました。

この役で彼の事がとても好ましい役者さんだと思えました。

 

 

 

 

 

灼華はまったく気がついてないのですが、陛下は灼華の事が好きで、気になって仕方ありません。

彼女の好きなものはなんだ?

それは"お金"と理解して、何かとお金を渡します。

けれども最後に渡しそびれたお金を入れた巾着が最後に彼女への結婚の祝いになったことが可笑しくも切なかったです。

皇太子時代の後先考えずに短気を起こしていた青年は、慎重に物事を考える皇帝へと成長していったのはとても良かったです。


 

 

終盤、長公主の計画で議政王との離間の計を仕掛けられたのですが、大好きな叔父を疑うこともなくこの計略を逆手に取ったのは皇帝としての成長への一歩だったと思います。

 

 

長公主は何がなんでも玉座に座りたかったらしい。

玉座に座るのが悪いとは言いませんけれど、手段を選ばないとか、何を犠牲にしてもというのではその資格はないと思います。

同じ女として苦労してきた灼華の理解も得られず、自分を信奉して慕ってくれていた驚鴻のことも駒としか考えてなかった。

彼は状元になった"人"としても素晴らしい人だったので、最終的に長公主の考えには添えなかったし、期待して信用してくれていた皇帝のことも裏切れなかった。

貧しい子どもたちに教育していた彼女の気持ちはどこへ行ってしまったんだろうとも思いました。

 

 

 

議政王が死ぬとかもあったんですけど、最終回でもないのにそんなことあり得ないのでいつものやつねと思いました。

最後の見せ場はカッコよく登場するのでよく出来たドラマだと思いました。

 

終盤はメインカプよりも長公主の野望の行方が気になったし、脇キャラ達の話の方に引き込まれて二人のラブはどうでも良くなってました(笑)

どうせ"愛人"でもいいのだから、クールな顔して中身はデレデレの議政王です。

灼華が出世しても、どこかへ転勤になっても彼の方が黙ってついて行きそうです(笑)

 

 

 

皇帝陛下が規則を変えて結婚しても退職しなくていいようにしてくれたので二人は結婚できました。

 

侍女の巨力と執墨もゴールです。

 

 

脇のキャラクターまで魅力的で大変面白いドラマでした。

去年大当たりがなかったのに、今年は好きなドラマにいくつも出会えて大変嬉しいです。

この作品もぜひまたそのうち見直したいです。

 

そして仕事でも女に対しても言うことなしの満点な定王でした。

カッコいいウィリアム・フォンにまた会いたい。

 

 

 

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