あおの華流記

中国ドラマ感想記……というか"萌え"と"愚痴"を語る

覆流年〜復讐の王妃と絶えざる愛〜 その1

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シン・フェイ

ジン・チャオ

ジャイ・ズールー

 

 

 

原題  覆流年

 

1話〜15話(全30話)

 

 

 

 

 

 

ネタバレな感想なのでご注意!

結末まで感想ネタバレしてます。

キャラクター生死を含めネタバレOKな方のみどうぞ

 

 

 

 

 

 

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死に戻り、転生ものです。

始まりは自害から。

 

 

──時は戻って最初の娘時代。

ヒロインは商家、豪商かな。

かなり手広くやってる所の長女で、目端が利くタイプのようです。

跡取りとも言われていましたが、地方へ来ていた第二皇子の目に留まり輿入れすることに。

しかーし、花嫁衣装になり輿の到着を待つばかり……の時に、病弱だった母親がお亡くなりに。

これってかなり不吉ではある。

母親に縋っても迎えが来ちゃったからね。

行かないわけにはいかない。

泣きながら輿に載るって……

波瀾万丈の予感しかない。

つまりはこの皇子との結婚が不幸だったということでしょ。

 

 

話はここからスタートです。

 

 

ヒロイン安然@シン・フェイ

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彼女は「月照らす、君を想ふ」でアラン・ユーの馬車の上を飛んでたわ……思い出したのがこれ。

そのシーンが何だか浮かぶのです。

 

 

景王・穆澤@ジン・チャオ

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この人の過去のキャラと言えば「白華の姫」の将軍でしょ。

さんざん何この人と思いながら見ていたけど、終わってみたら哀れみしか無かった人。

 

 

ヒロインの最初の人生が3話まで。

子供を殺される。

実家の家業が欲しくて穆澤にはめられる。

弟も利用して殺される。

側室と義妹と旦那のせいで何もかも失った。

自害をしたら、娘時代に戻った。

 

本編はここからで、あの時の復讐と失敗を繰り返さないことが目標!

いざ出陣。

 

二度目の人生を見せるのが目的のドラマなので、一回目でとにかく悲惨な目に遭い死ぬ。

それはまぁいいでしょう。

ちょっとどうなるのか興味はあるので、どんどん先まで見ていくのですけど、正直言えばどのキャラにも感情移入は出来ない。

ヒロインは一回目の人生が可哀想なのは間違いない。

けれど二度目の人生を歩むのならば、徹底して穆澤から遠ざかるという選択もあったはず←ドラマにはならないけれど

このドラマの選択では復讐を選択したんだから、今さら手を汚すことを嘆いてみても悲しんでみても、何言ってるんだと思うわけです。

今回の彼女は「悪女」なわけ。

被害者面されてもなんだかなぁと冷めた目で見てます。

 

 

だって過去とはちょっと違うよね。

本人理解してるかわからないけれど、世界線が違うんだし、自分が同じ選択してないのだから、周りの人間も同じ選択するとは限らない。

なのに自分は過去のことを前提に復讐してる。

自分が先回りしてるから別の不幸になってるわけで、今回の世界ではヒロインのせいとも言える。

それでも過去のあれこれが忘れられなくて、けして善人とは言えない彼らに復讐したいならすればいいとは思う。

けれどそんな彼女はもう「いい人」ではないし、「可哀想な人」でもない。

何なら「酷い女」です。

 

過去の延長として、復讐して爽快感は見てるこちらも得られる。

ドラマだし面白ければいいと思ってみてます。

でも筋としては間違ってるよね。

彼女は正しくない。

正しく生き直すなら、過去とは決別するのが正しかった。

 

 

それでも復讐譚として見せるなら、「恋愛」なんてとんでもない。

好きな人なんて作っちゃいけないし、純粋に、徹底的に「悪女」になってやり尽くさなきゃいけない。

当然彼女も救われないけど、今回は他人を不幸に陥れる道を選んだのだから当然。

 

このヒロインは中途半端すぎて、悪のヒーローにもなりきれていない。

ちょっと企画と脚本が間違ってる気がします。

 

綺麗にやり直すのか、徹底的に叩き潰すのかどちらかにしてほいわ。

イラッとするもの。

 

 

本来は九皇子が誘ったように手に手を取って最初に旅立った方が良かったと思うけど。

それを諦めたのなら彼に縋るような真似を何度もしてはシラけます。

 

 

結末は見なくちゃと思っているのですが、穆澤のキャラがまんま「白華の姫」の時の将軍だよね。

不幸な生い立ちで、自分を見失って自分から不幸の沼に落ちていくパターン。

子供の時に不幸しか味わってないから、愛し方もわからないんだよ。

これってまた最後に「憐れみ」しか残らないパターンじゃないのか?

 

 

 

 

 

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