チェン・シャオ
ワン・イーボー
原題 冰雨火
7話〜20話(全32話)
前回の記事はこちら↓
ネタバレな感想なのでご注意!
結末まで感想ネタバレしてます。
キャラクター生死を含めネタバレOKな方のみどうぞ
呉振峰は更生施設である人物と接触。
その後これ以上の情報は無いと思ったのか薬はやってないと訴えて退所。
どうも嘘の検査結果で施設に入ったらしい。
中に入ってからも部屋を移動したり、彼に便宜を図っているのか、利用しているのか?とにかく協力者が居なければ出来ない行動の数々。
やはり警察内部に不穏分子?もしくは密かに調べようとしてる人間か?
過去のことを中々具体的に語るシーンがなくて全てが断片的、しかも関係者が多すぎてまだよくわからない。
ヒロイン?の楊玲に至っては父親が二人、義理の兄と義父は陳宇の上司と同僚と言ういろいろと近すぎる関係。
実父と共に麻薬関係に巻き込まれて家庭崩壊してるのに、自分の恋人と義父と義兄は麻薬警官てどんな環境!?
施設を退所した呉振峰を陳宇は恋人の店兼自宅に引き取る。
楊玲にとってはそりゃやだよねぇ、またもや麻薬関係者。
とにかくみんな色々抱えすぎな人ばかり。
彼女が、私の過去は悲惨と呉振峰に訴えれば、
お前はいいよなオヤジは生きていて、オレはもっと悲惨だみたいなことを言われてしまった。
確かにそうだ……
思うんだよね。
当時、誰か呉振峰に同情する人は居なかったのか。
三年前に陳宇がもうちょっと大人だったらね。
まだ新米警官だったし。
呉振峰と陳宇の年齢が逆だったらなぁとか思ったんですけど。
そこはドラマだ(笑)
この設定で話は進む。
そして相変わらずおじさま連中は怪しげな行動ばかり。
組織と通じてるとまでは言わなくても、隠してることとか、庇ってる身内とか、
こういうドラマ見てると警察はあてにならないと思ってしまう。
アメリカドラマでも、日本のミステリー小説でもみんな同じ。
しかも悪いのはほぼ上の人たちという……
正義感持って命がけの仕事をしている人たちはたまったものではない。
陳宇は相変わらず力みすぎ(笑)
このまま最後まで行くキャラなのだろうか。
呉振峰も張り詰めてるキャラだから見てるこちらもなんだか力んでしまう。
どちらか……陳宇のキャラをもうちょっと落ち着いたキャラに出来なかったものか?
ただワン・イーボー単体で考えると、落ち着いた役を沢山見てきたので、新鮮ではあるんです。
静かな怒りとか、今まではそんなキャラでしたけど、今回は身体全体で怒り爆発、しかもいつまでも収まらない感じ?
それは悪くないのですけど、作品の流れがバイオレンス一色だよ。
慣れてないとか、好みじゃ無い人には辛いかも。
見慣れてる自分でも中々にハードなのは和ませるキャラがいないのと、画面がずっと暗いこと、そして緩みがなくずっと緊張を強いられるからかも。
だらだらとイチャイチャしてるお花畑の作品よりはずっと好みなんですけどね。
麻薬の二大シンジケートの争いも中盤から焦点が当たってます。
最初は呉振峰が片方にいて、敵だと睨んでるもう片方に接触したいと言う流れだったのですが、中盤からはこの二大シンジケートの勢力争い。
香港をめぐってのルート争いとでも言うか。
これは過去(三年前)の事件の因縁も含んでいる。
新しい麻薬の開発も含みながら、ルート確保、秘密の保持、裏切り者の摘発?
上も下も表も裏もぐちゃぐちゃです。
警察と麻薬組織、そして呉振峰と彼を個人的にも追っている陳宇。
しかも陳宇の彼女まで参戦してきたよ。
彼女の父親も怪しい人だよなぁ。
何しろ演じてるオジサマがねぇ……
見てるみんなが思ってるよ。
呉振峰はここで警察を信じて味方に付けることにしました。
過去の父親のことを「冤罪」だと幹部が認めてくれたから。
今後は警察の協力者ですけど、知ってるのは一部だけ。
危険なまま今度は間違いなく潜入捜査の形になってます。
しかも警察官じゃないから"エス"だよね。
最初に書いたけど、エスは危険だからドラマでも小説でも生き残ることが少ないんだよなぁ。
今回は主役だから途中で死ぬことは無いのだけれど、最後だいじょうぶか?
まぁこの手の話は死人が付きものだけど。
話はどんどん面白くなってきました。
続く