チェン・シャオ
ワン・イーボー
原題 冰雨火
1話〜6話(全32話)
ネタバレな感想なのでご注意!
結末まで感想ネタバレしてます。
キャラクター生死を含めネタバレOKな方のみどうぞ
主演がこの二人なら現代ものでも見るでしょう……ということで、今回は警察もの。
日本で言えば麻薬取り締まりものです。
日本のマトリにあたるあちらの警察組織のあれこれ。
チェン・シャオは数年前に父親が麻薬売買の疑いを掛けられ麻薬組織に殺された。
彼は父親の冤罪を信じており、警察を敵視して麻薬組織の内部を探っている。
ワン・イーボーは彼ら親子と小さな頃に関わりが有り可愛がって貰ったようなのだけれど、それから15年ほど経ってからの事件なので、近年の彼ら親子のことは知らない。
無謀なチェン・シャオをこれまた無謀なワン・イーボーが止めに掛かるというバイオレンスもの。
アメリカドラマが好きで何十年も見てきたブログ主には慣れたテーマです。
ラブロマンス謳ってるドラマよりはウキウキして見られる。
しかしこういうドラマにありがちな人間関係複雑で、警察関係者といえど信用ならないストーリー。
だいたいこういう話は内部に怪しい関係者がいるに決まってるし、もとより始まって早々、警察内部にも怪しい奴が。
敵方にももしかしたら"S(エス)"なんじゃないの?と思われた人居たんですけど……死んだし。
そもそもエスは捜査協力者と言う敵から見たら裏切り者だから大体のドラマでは危険にあって死ぬパターンが多い。
こんな感じで冒頭から死人は多いし、混乱してる人間関係だし、銃やらナイフやら殴り合いでほぼ埋め尽くされてるので苦手な人は駄目かも知れません。
いわゆるバイオレンスものなので、アクションも豊富ですけど"流血"もすごいですから。
華流で近年思い出すのはヴィック・チョウの「逆局」です。
あれと似たような傾向。
あれも面白かったなぁ、続編まだかしら?
事件ものは大好物なのですけど、麻薬犯罪ものはその中では避ける傾向にあります。
なぜなら↑でいったように、人間関係がほぼ裏切りとか潜入とか、そんなものばかりだから。
敵味方死亡率が高いのもこの手のドラマだし、普通の事件ものとは一線を引く。
今回は見ますけどね(笑)
でも古今東西"薬"ものは事件に使いやすいから実に多いよね。
中国時代劇だって事件ものは、かなりの確率でその手の薬が登場する。
"毒薬"という名の"麻薬"らしきもの、登場率高いです。
チェン・シャオ演じる呉振峰は冤罪だと信じてる父親の無罪を証明することしか考えてない。
麻薬組織に潜入することも、警察を敵に回すことも恐れない。
野性的と言えば体裁いいけど、かなりボロボロです。
よく生きてるわねと言うくらい、殴られたり大変。
「逆局」の時のヴィックと同じです。
信念のみ。
ヴィックは自分のためでしたが、チェン・シャオは父親のためです。
三年ぶりに再会した陳宇にずっと信じてくれみたいなことを言ってるのですが、恋愛ドラマのように『信じてるわ』とは言ってくれない(笑)
まだ始まったばかりですけど、もう追い掛けごっこ見るの飽きてきました(笑)
逃げるシーンばかり何度も見せられるので……
そして6話にて更生施設に送られました。
これは彼が当初目論んでいた通りの結果になった。
彼はここである人物に会いたがっていました。
ワン・イーボー@陳宇
彼は三年前に久しぶりに呉振峰親子の消息を知った。
父親は死に、息子は無軌道に暴れた挙げ句に逃亡。
煽りを食った陳宇は左遷?
派出所勤務になってしまった。
そして今回また呉振峰絡みの事件を通して中央へ復帰。
この陳宇がしっかりしてるかと言えば、猪突猛進型。
呉振峰がアレなんだから、お前は少し冷静になれ!と言いたくなるキャラ。
沢山見たわけじゃないですけど、彼の演じた中にはなかったと思うタイプ。
──と言うか、ワン・イーボーはわりとドラマの度に違うキャラを演じてると思います。
「陳情令」「gank your heart」「有翡」「風起洛陽」
この作品で5作目ですけど、様々なキャラではあると思う。
毎回楽しみです。
今回の直情型は過去には無かったのでちょっと面白い。
けれど、ちょっと落ち着けとは思う(笑)
いつもかっかして誰かに突っかかってる。
呉振峰にも毎回食ってかかるというか、同じ質問しては怒り出す。
知り合いなんだからせめてもうちょっと……と思うんですけど、まだわかってないことも多いので先を見ないとね。
甘めラブロマンス好きな人にはちょっと無理な作品かも知れませんけど、ウキウキしてるブログ主は楽しみで仕方ありません。
そしてここまではノンストップで面白く見てます。
謎多すぎてわからん麻薬組織よりも、警察内部が面白いことになってる。
警察のお偉い人、何人悪い人が居るのかなぁ……フフフ
次回へ続く