リー・ジアチー
リー・ホンイー
原題 我叫劉金鳳
〜18話
ネタバレな感想なのでご注意!
結末まで感想ネタバレしてます。
キャラクター生死を含めネタバレOKな方のみどうぞ
ヒロインはあの人だ。
"成化十四年"の食事処のおねーさん(笑)
あの人好きだったー!
そしてリー・ホンイーはお久しぶり!
好きな人同士、コメディー苦手ですが最近は当たってる……ので期待。
始まってあれ?見たことある人だけど誰?とかボケたこと思ってしまった。
金凌じゃん。
そしてしばらく経ってまたまたあれ?
どうしても見たことあるんだけど誰よ!
考えてじっ見てやっと気づいた。
景儀だ!
なんでわからなかったか。
二人ともかなり大人になってた。
そりゃそうだ。
陳情令よりは大分経ってる。
いつも見てるから最近みたいに思ってるけど陳情令って2019年配信だから撮影は2018年頃なんだよね。
少年だった彼らも大人になるさ。
この間何度か他作品で見かけてるんだけど、その時は分かったのに今回中々気づかない自分に呆れた。
実はぶっちゃけると金凌は早々に退場してしまって残念なんだけど、キャラ設定も大人になったのねと思わされた。
このドラマ、見るまでは不安があった。
大丈夫なのかこの作品。
何しろヒロインが綺麗、可愛いではない。
どんな展開なのよ……と不安が大きかったのは確か。
しかし……まだ見てないのなら試しに是非見て欲しい。
好みでは無い人もそりゃ居るかも知れない。
見たけどやっぱり駄目だという人も。
でもかなりの確率で楽しい!となるはず。
過去にもラブよりも女の生き方に共感するドラマがあった。
それとはちょっと違うかもしれないけど、イケメンと可愛い女の子のメルヘンチックな話ではなくて──
田舎の普通の、むしろ不細工な女の子が夢見て都会に出てくる。
両親の勧める許婚に会うために。
そしたら初めて会う父親は宰相だし、結婚相手は皇帝だった!と言うあるはずないドラマ。
あるはずないんだよね、そしてこれは仕組まれたもの。
イケメンの皇帝には拒否されるし、彼と文通してたと思ってたのは彼女だけで父親に騙されてただけ。
悲嘆に暮れるけど、そこは負けないヒロイン。
このめげないヒロインが頑張る姿を滑稽ととるか、健気だ頑張れ!と取るかでこのドラマに填まれるかは別れると思う。
私は嫌味無くこのヒロインが大好きだ。
はじめの数話こそ、がさつすぎるとか、無知で品がないと思うかもしれないけどそこから皇宮に馴染んでいくまでがこちらも笑いながらこぶしをにぎって頑張れーと思ってしまう。
確かに今まで無かったドラマだ。
ラブコメどころかコメディーなのでその辺は心して見て欲しい。
ヒロインだけがこうならば浮いてしまうんだけど、他の面々もそれに倣うレベルなのでそれがまたいい。
皇帝とその愉快な仲間たち。
この面々も中々に間抜け(笑)
こちらも楽しい。
途中、男子対女子みたいな対決構図みたいなのも有りこれも笑った。
討ち入りか、急襲か、殴り込みか……
ヒロインの侍女が今回もいい。
そして皇帝の妹にあたる義妹が最初は当てつけがましかったのに途中から義姉上優しい!と全面的に味方になる。
この経緯も可愛い。
男同士いつも固まってるのもいいし、ヒロインと侍女プラス義妹の女子会のようなノリもいい!
さてさてイケメン皇帝のリー・ホンイー。
春花秋月の兄上の時から好き。
ドSな役のイメージ。
今回もツンデレどころか、最初はヒロインを敵視。
ドSな男全開でスタート。
ここから優しいヒーローに変わっていくんだから萌えです。
皇帝としての悩み。
皇后に対する悩み。
コメディーの中で憂い顔するヒーロー、リー・ホンイーが素敵です。
そして曲者、このカップルを仕組んだヒロイン父。
サソリことワン・ドン。
びっくりだよ、またまた気がつかなくて……
役者名見ておや?っと思って確認したら将夜の道痴のお兄さん。
全くわかってなかった。
"将夜"をまだ見てない人は是非見てほしい。
ヒロイン父は冒頭から極悪人の空気がだだ漏れ。
しかしこのヒロインを送り込んだ父なのだ、見たまんまのはずがない。
前皇帝、つまりはヒーロー父から頼まれて皇帝が一人前になるように小さい頃から厳しく育ててると言うわけだけど、なんだかやり方が……
互いに殺意抱くほどやり合ってる。
前半はとにかく悪役。
しかし裏の顔は──
途中からヒロインの母が田舎から出てくる。
この夫婦の若い頃のエピはまだ出てこないのだけれど、とにかく朝廷での悪役宰相そっちのけで奥さんに弱い。
ヒロインの両親のラブロマンスやった方がいいのではと思えるレベル。
奥さんにデレデレの悪役宰相。
ヒロイン母のキャラが好きだなぁ。
そんなこんなで前半のヤマ場も来る。
皇帝がなぜか皇居一周みたいなことに。
一周ではなくて十周なんだけど、最後にヒロインおぶってゴールイン。
意味分からんとか思ったけど、これが見てると中々に感動する。
ラブの要素に不安があったけど、ちゃんとキスシーンもある。
私が気に入っている理由のひとつに、何だかんだと登場キャラが陰険でないというのがある。
最近はこういうドラマが楽でいい。
いきなり皇后になるわけで、いわば後宮ものでもあるわけだけれど、それほど陰湿ではない。
ヒロインの育ちが野生児並みだからそりゃ酷いことになる。
でもその割にはみんな優しいと思うんだよね。
義妹も最初は嫌ってたけれど、そのうちにヒロインが裏表がなくて優しいとわかり、慕うように。
姑である皇太后(向かって左)そして太妃(右)が居るんだけど、この2人はほぼセットで登場。
私が気に入ってるのはヒロインに対してどうこうと言うよりも、この2人が仲良しなのだ。
細かいところでは色々あるみたいだけれど二人の間にも陰湿さがない。
そこがまた好きだ。
ただ太妃の方は所々で見たまんまで無いような素振りも……
そして本来なら恋のライバルに当たるヒロインの義姉。
この人はヒロイン父の養女らしい。
皇帝が好きって初期設定なのだけれど、根が悪人でないし、頭がいいのにちょっと天然入ってる。
そして趣味で恋愛小説書いている。
そのうち皇帝弟・景儀(雲重)と恋仲になるので、最終的には脇カプになる。
メインカプの方は喧嘩をすれば髪の毛引っ張り合うという……子供かっ!と言う具合。
笑わせてくれる。
このドラマはストーリーどうとか言うよりも、その場面ごとに楽しませて貰うドラマだと割り切ってみてる。
私自身は悪くないと思ってる。
さて、ここまで半分。
二人が出会って仲良くなるまでと言うところかな?
そして悪役宰相役のパパが皇帝を親政を行えるところまで導いた。
後半は多分色々ピンチが待っているということだと思う。
記事も次回へ続く──