ウー・ジンイエン
ワン・シンユエ
原題 墨雨雲間(全40話)
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ネタバレな感想なのでご注意!
結末まで感想ネタバレしてます
キャラクター生死を含めネタバレOKな方のみどうぞ
偽の妊娠薬。
これを飲むと妊娠の初期症状が出て、一ヶ月くらいでお腹が痛くなって流産したみたいになる。
いくら玉容が好きでも結婚してない長公主が妊娠したら大変。
またここで狂想曲が始まります。
まずは婉寧は妊娠を隠す、しかし芳菲は町に噂を流して婉寧が妊娠した、誰の子?と騒がせる。
婉寧は狂気じみてると思っていたら彼女は敵国に嫁がされて、その時に酷い虐待を受けて人間扱いされなかった。
その時の妊娠流産が元でもう子供は出来ないと言われていた。
それなのに妊娠したので、困惑と嬉しさの半々だったのです。
これが最後のチャンスかもと思っているので玉容の子供だし生みたい←偽なんですけどね
この行いはちょっと賛否を生むでしょうね。
視聴者は女性だし、女の芳菲が「妊娠」道具に婉寧を泣かせるのはあまり気分が良くありません。
こちらも見ていて微妙な気分にはなりました。
それを軽減するためなのか、芳菲も同じ薬を飲んで肉体的に痛い思いは共通するっていう設定は設けてるんですけど、偽妊娠で動揺する婉寧を見て"ざまぁ"と思う視聴者は少ないかも知れません。
ちょっと可哀想と思ってしまいますもの。
このドラマ、どうも悪役になる方のキャラに度々同情させるようなシーンを持ってくるんですよね。
けど、婉寧はそれだけの女じゃない。
なんと芳菲の弟、薛昭が生きてたんですよ。
拷問で瀕死、でも命だけは繋いで切り札にするつもりだったと言う婉寧はやはり性悪。
玉容が芳菲を襲う→逆に芳菲が玉容を訴える→婉寧が芳菲の弟を脅しに使って自分が玉容を誘惑したと言えと脅す→条件を呑んで芳菲が牢へ入る→助け出されて妊娠薬で報復に出る
──とまあ応酬が凄い。
このあと玉容とすんなり結婚出来れば婉寧は良かったのでしょうけど、実は玉容は望んでない。
彼は李家の長男との結婚を勧め、状況から婉寧は仕方なくそれを受け入れます。
この辺の事情がわかりにくいんだけど、心情的には玉容は婉寧が好きじゃないんだし、芳菲を狙ってるから結婚したくないよね。
もうひとつは玉容の出自が低いことかな?
地位が低いために散々努力して、今やっと朝廷で地位を固めつつあるのにスキャンダルで将来を奪われたくないってことかも。
大体が「駙馬」って政治的な立場から降りなくちゃいけないんじゃなかった?
だから野望のある玉容は最初から駙馬にはなりたくないんじゃないかと思ってた。
婉寧が強引に結婚しようにも、きっと現在は地位の低い玉容では認められないのではないでしょうか。
無理矢理事を進めれば玉容の立場を危うくすると思うし……
李家の長男はろくでもないやつだからいいんだけど、ちょっと可哀想になるくらい婉寧の腹いせもあって踏み付けにされてた。
悪いやつに憐れみ感じるような設定は良くない気もするんだけどね(笑)
でもってここでやっと本格的に出てきたラスボスの成王。
今まで辺境から出てこなくて、陰で色々と画策してた人。
AIさまがこの「成王」を訳す時に何故か「王貞治」と訳してくるんですよ。
過去の「阿松」を「おそ松さん」と訳してきた次にズッコケます。
なんでその訳になったのだ?
何度も出てくるので気になって仕方ない。
翻訳の種類にもよるのかもしれないけど。
ここで成王と肅蘅の父との関係が語られます。
成王が民を見捨てて自分だけ逃げ出そうとしたので、肅蘅の父は不利とわかって自分の龍武軍を連れて戦った。
成王は肅蘅の父を城の外に締め出して、助けもせずに敵の中に置き去りにして自分だけ助かり、しかも嘘で真実を隠したというのが肅蘅の父の死の真相のようです。
幼かったこともあって、このことで肅蘅は祖父との間にも深い溝が出来て、以来祖父とは断絶。
このことを知った芳菲が二人の間を取り持ちます。
「お祖父ちゃん、そんな悪い人じゃないよ」と過去の誤解をときました。
この頃になると二人はラブラブのせいか、肅蘅が笑う事が多くなるんですけど、笑顔になるとワン・シンユエが年相応に見えます。
最初よりも幼く見えるということもあって、たまにしっかりした芳菲が姉に見えることがある。
実年齢考えたら年相応に見えてきたと言うことです←個人的感想
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