チャオ・ジンマイ
ジャン・リンホー
原題 (全40話)
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ネタバレな感想なのでご注意!
結末まで感想ネタバレしてます
キャラクター生死を含めネタバレOKな方のみどうぞ
過去に見たジャン・リンホーといえば、大人しめの無口な役というイメージで、「寧安如夢」では冷酷な役だったもののやはり口数は少ない。
今回の役はよく喋る(笑)
李容と口喧嘩は多いし、女と口喧嘩しても負けてない。
新鮮で良いです。
駙馬選びの場。
互いの後悔と望むものは同じなのです。
自分の幸せよりも前回の悲劇を避けたい。
裴文宣を見てると、より李容の幸せになる方を選ぼうとしてる気がする。
大勢のどら息子?たちの中で裴文宣と蘇容卿はやはり目立つ。
ならば李容は蘇容卿を選べばいいじゃない……とはならないのがこのドラマだ。
力のある世家の息子を選べば皇帝が黙っていない。
そして蘇家というのは力関係を争っている世家の中では、それらに加わらずに中立を守ってる平和主義の家らしい。
政治的な背景、思惑というやつだ。
それでも蘇容卿を見ると心が弾む。
つい誘ってしまう。
それを遠目に見て面白くないのは裴文宣。
なにしろ二周目の人生で前回何があったのかは記憶に新しい。
実は今回は様子を見に来ただけだったけれど、李容がまた同じ過ちを繰り返すなら止めたいと思ってしまった。
しかし客観的に見てるこちらから言わせると、そう思ってる時点で李容を好きな証拠と思うけど?
李容は裴文宣と二人きりになり碁を打つ。
選びたくても選ぶことができない蘇容卿に未練を残しながらもやはりコイツしかいないかも……と思いつつ、前回の人生を思い出せばコイツは選びたくないとも思う。
ところが──
碁を打つうちに相手の碁が若い裴文宣の戦略ではないと気がつく。
同じく裴文宣も李容の碁が38歳の彼女のものであると気がつく。
二人は同時に相手が転生後の人間であると気がついた。
まだ始まったばかりなのに、この宴での駆け引きがとても面白い。
何しろ過去20年分の互いのことはもちろん、朝廷や皇宮での各家の権力や力関係、結果どうなったのかを二人は知っている。
当然過去の悲劇や失敗は繰り返したくない。
ならばどうするのが良いのか。
互いの思惑はともかくとして、自分達二人はパートナーとしては最適でこれ以上ないカップルなのだということを再確認。
腹の中でどう思おうと、互いを選びそして協力していくことが最善だとすぐに結論を出す。
かくして二人の中で結婚することは決定事項。
あとは周りへの根回しとなる。
皇帝のおすすめは裴文宣だが、皇后は違う。
もちろん朝廷の中もそれぞれの思惑がある。
なんとも始まったばかりなのに既に権力争いがなんでこんなに面倒くさいのか。
まずは李容に求婚してきた楊家の息子。
この息子を中心に楊家を排除することにする。
楊家を排除したい一番は皇帝なのである。
側室にも楊家の者を迎えているが、とにかく彼らはやりたい放題。
辺境で力を持ち、敵国と内通して武器を密輸。
あれもこれもろくなことをしていない。
しかし皇帝自身が排除したいと願ってるし、李容と裴文宣が手を組んで策略を巡らせればあっという間に楊家は滅びた。
このドラマの爽快感は、過去にあまりにもあれこれとすれ違いや悲劇が横行したので、メインカプの二人は失敗を繰り返したくないと思っているところ。
互いの有能な所は認め合っているし、協力体制を惜しまないので事がサクサクと進む。
誤解なのか本気なのかよくわからないのが、李容が好きだったと思われる蘇容卿の思い。
それと早々に裴文宣が、あなたを殺したのは俺じゃないぞと告白したので、誰が李容を殺したのかということ。
今の時点では蘇容卿ではないかと二人の間で仮説をたてている。
そして李容が疑ってるのは裴文宣は秦真真のことが好きではないかと言うこと。
秦真真@ホー・チウ
彼女は裴文宣の幼馴染で婚約破棄してる関係。
前回は彼女が皇太子から皇帝になった李容の弟・李川@リウ・シーウェイの側室になったあとで悲劇が生じる。
それも回避しなくてはならない事のひとつなのだ。
でもって、だから……あなた(裴文宣)は秦真真が好きよねと、今でもしつこく言っている(思っている)李容なのだった。
この"裴文宣は秦真真が好き"という考えが李容から抜けなくて頑固というか、滑稽というか……
それは裴文宣も同じで"李容は蘇容卿と一緒になりたいと思ってる"という考えを変えません。
お前らその考えを改めろ!と突っ込むのは視聴しているこちらの叫びです(笑)
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