バイ・ルー
ジャン・リンホー
ワン・シンユエ
原題 寧安如夢 宁安如梦(全38話)
前回の記事はこちら↓
ネタバレな感想なのでご注意!
結末まで感想ネタバレしてます。
キャラクター生死を含めネタバレOKな方のみどうぞ
張遮@ワン・シンユエ
多分彼の存在は大事なキーワードだと思うのですが、何度も言うように説明不足でよくわからない。
彼と前世で具体的に何があったのかを説明されていれば、雪寧にとって彼との関わりがどれだけ大事か、今回はどうすればいいのか伝わってくるはずなのですが、過去が断片的すぎてわからない。
恋心があったのか、単に巻き込んでしまったから後悔してるのか?
雪寧にとってどのくらい重要な人物なのかが伝わってこないのです。
この辺りが残念すぎると思います。
公主の沈芷衣
前世では雪寧の事を男と間違えて逆恨みしたらしい。
今回はそれを避けるために彼女自身を避けようとしたのだけれど、成り行きで彼女を励ましたら親友扱いに。
いわゆる彼女の"ご学友"に選ばれてしまい、何をやってもお気に入り。
でも今回はこれが良い方向に。
今回の公主はとても素直でいい人です。
雪寧の親友ですね。
完全なる悪役女は薛姝
薛家の奴らはほぼ悪人。
この兄妹と父親は最低最悪で、ヒロインと直接関係するのはこの娘の薛姝。
あれこれと企んでは雪寧はもちろん、邪魔な女はどんどん排除する悪辣ぶり。
最後は死ぬ運命だけど、その罪過の割にあっさり死にすぎじゃない?と思ったほど。
これらの女たちに囲まれて、前半は学園と言えるほどじゃ無いけれど、皇宮に泊まり込みの合宿と言ったところ。
師匠はもちろん謝危。
前世で彼に追い詰められて自害した記憶が新しいのでひとり勝手にビビるというか警戒する雪寧。
彼の方は何もしてないのになんでこんなに警戒心?と思い、逆に彼女に対して警戒するという、何ごっこ?(笑)
その合間に挟まれるのが断片的な過去映像。
この過去の出来事をある程度まとめて見せて欲しかった。
最初の1話とか2話使ってもいいからざっくりと過去のお話持ってくるとか……オープニングで毎回中途半端にやらなくていいから、最初にある程度説明が欲しかったよ。
張遮とか──何がきっかけで過去において皇后の味方したのか?とか最初に知りたかったし、燕臨も過去はどこまで味方で、どの時点で皇后が裏切ったのかとか、
今回との対比を知るためにちゃんと説明して欲しかった。
ぶつ切り、細切れ過去回想じゃなんだかわからないことばかり。
後半はともかく、前半は雪寧がとにかく過去から逃れたがっているので、それを知るためにも過去との対比……違いははっきりと描いて欲しかったです。
後半は過去とは変わってくるわけで、そこからは普通の組み立てで構わないと思う。
けしてつまらないわけではないのに、前半は過去回想が入ると逆によくわからなくなる。
過去と今はどう違うのだ?と気になってしまう。
はっきり言って雪寧の恋などどうでもいいのです。
雪寧のやり直しがどうなるのか、謝危の復讐がどうなるのか?そこの所にテーマを絞って欲しかった気がします。
なぜ張遮がそんなに気になるのか意味不明。
前世では好きだったのか?それとも謝危が好きだったのか?
利用しただけで別に好きじゃなかったのか。
あの断片的な回想ではよくわからなかったし、それだけになんでそんなに張遮に執着するのかもイマイチよくわからない。
執着してた割にはすぐに諦めたし(笑)
よくわからないまま後半に来てしまった。
ご学習の場面はそんなに長く必要でした?
もっと大事な場面に時間を割いて欲しかった。
後半テンポ良くというより、相変わらず時間足りないくらい、前半必要ない場面多すぎ→なのに説明不足
後半になると全部繋がりますよってことなのか?
それでは前半わからないことだらけで、退屈というか挫折しそうです。
尤芳吟の説明ももうちょっとほしかった←過去編
そして序盤に熱心に助け出してた割には中盤からこのキャラクター放置、終盤にいきなり死亡とか雑すぎる扱い。
最初はどんなに重要なキャラかと思っていたのに。
とてもいいキャラだったと思うのです。
死んだ時悲しかったわ。
なのに活かしきれてないキャラクター。
いかにも時間が足りないから出番カットですみたいな扱い。
無駄を省けばもっと活かせた気がします。
続く
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