あおの華流記

中国ドラマ感想記……というか"萌え"と"愚痴"を語る

幕間番外などで記事にしていた新作情報などは現在

『雑記ブログ』にて記事にしています

寧安如夢(ねいあんにょむ)~宮廷にふたたび舞い降りる愛~ その1

 

 

バイ・ルー

ジャン・リンホー

ワン・シンユエ

 

原題  寧安如夢(全38話)

 

 

 

 

ネタバレな感想なのでご注意!

結末まで感想ネタバレしてます。

キャラクター生死を含めネタバレOKな方のみどうぞ

 

 

 

 

 

流行りの"なろう"転生もの。

誰しもやり直し人生には憧れるから需要はあるよね。

ブログ主も"なろう小説"は愛読書です。

 

今回現代でヒロインは小説執筆中。

この設定も多くなりました。

そして"小説の中の"ヒロインは転生することに……

 

これはいわゆる"悪役令嬢"ものですね。

転生前は自分の欲望の赴くままやらかして死ぬ間際に後悔した。

そしてやり直しの人生が始まる。

前世悪役皇后↓

 

 

 

 

 

姜雪寧@バイ・ルーはこういう役が本当に似合います。

向こうっ気が強く、根が正直者。

転生したので、もちろんやり直し人生。

前世での失敗を繰り返さぬよう奮闘します。

 

 

 

 

このヒロインの設定が転生以外にもちょっと複雑です。

この子は生まれた直後に父親の側室の手ですり替えられた。

姜家にはもう一人女の子がいて、本当ならその子が庶子なのですが、側室が自分の子と入れ替えたために、14歳まではその子が嫡子、雪寧が母親とともに追い出されて側室が死んだことで事実が発覚。

実家に連れ戻されました。

詳細の説明があまりないのですが、側室が死ぬ時に告白でもしたのでしょうか?

連れ戻された時点で彼女が嫡子のはずなのですが、正室は実母にも関わらず、今更元に戻せないのでお前は次女で──と言います。

世間体も悪いというのが表向きの理由ですが、14年間育てた娘が可愛いのでしょう。

 

 

 

ヒロイン側からすれば理不尽ですけど、目線を変えればこの母親は悪い人ではないです。

嫌っていた側室の娘とわかっても自分が育ててきた娘への愛情は変わらない。

手のひら返したらどんな酷い女かと思いますけど、氏より育ちという言葉を地でいってるようです。

ただヒロインには酷な話で、両方可愛がればいいのに側室に育てられた本当の娘には違和感を持っている。

可愛くないわけではないけど"ちょっと違う"感が拭えないのかも←自分が育ててないからね

 

思い出したのは「星漢燦爛」のヒロイン母です。

離れていたために自分の理想の娘とは違ってしまい母娘の感情がすれ違う。

愛情がないわけではないのにことごとく誤解とすれ違いになってしまう。

14年離れていたのですから単純に距離が縮まるのもそれくらい掛かると思った方がいいのかもしれません。

 

 

 

 

謝危@ジャン・リンホー

思えばそこそこ彼の作品は見ています。

仙人とか宗主とか、高貴な役が多かった気がするんですけど、なんと今回は「黒い

黒ジャン・リンホーが見られるなんて。

なんだか新鮮。

黒いというよりは自分の目的のために冷酷になったという方が正しいのかも。

腹黒?

悪人なわけではありません。

ただ自分の目的のためには手段を選ばない人。

 

 

 

 

 

燕臨@ジョウ・ジュンウェイ

序盤の苦労知らずの頃は幼馴染でもある雪寧のことを嫁にと一直線だった。

しかし周りの思惑、実家の事情、世情を知るにつれ彼女を巻き込むことは得策ではないと判断。

距離を置くようになる。

登場時の坊ちゃんキャラを裏切る冷静、頭脳明晰、義に厚いキャラです。

こんなに良い奴が報われないなんて──

 

 

 

 

今世での雪寧の目的がよくわからないのだけれど、皇后にならずに平穏に暮らせればいいと言うことなのかな?

あとは前世で巻き込んで死なせた人を救いたい……かな?

成り行きで巻き込まれ状態だけれども……

前世で自分を追い詰めたのが謝危なので、彼を警戒してる。

でも彼が相手役なわけだから今世では彼と協力して政敵を倒すという展開かな。

 

最近の作品を見て思うのは、40話に制限されたせいなのか知りたい情報が足りないです。

今回のドラマで言うともうちょっと雪寧の赤子入れ替え事件を序盤に説明してほしい。

雪寧の実家での立場とか母との関係とか。

最近のドラマは組み立てがよくないと思う。

ミステリー要素はもちろんあっていいのだけれど、そんなに隠す必要がないものは序盤に説明を入れてほしい。

 

 

 

例えばジャン・リンホーの役の過去は謎のままでいいけれど、他の人とか過去編のキャラとかはわかりやすく説明入れておいて欲しいと思います。

あまり事情がわからないで見ているとキャラクターの立ち位置などが理解できなくて戸惑うならまだしも面白くないと思うことも。

回顧シーンでぶつ切りにするよりもちゃんと説明してから本編を楽しみたいです。

そりゃ作中は謎のままでいいけれど見ているこちらにはある程度説明してくれないと置いてきぼりです。

推理小説読んでるんじゃないのだから情報は見せてから本編に入ってほしい。

張遮なども序盤は過去シーンがあやふやで、この人が前世はどんな意志を持っていたのかとか早くにわかっていれば今世との違いとか、今回はどんな動きをするのかとの違いを楽しめるのに謎の人のまま。

今生は謎の人でもいいけれど、過去編のキャラクターは早々に明かしてほしいと思う。

そうでないと違いを楽しめない。

 

 

 

昔よりも話数が減っても無駄は多いし、その分欲しい情報が削られていたりする。

監督の趣味次第なのか?

出だしは面白いと思うので、このままがっかりさせないで進んでほしいと思います。

 

 

続きはこちら↓

dramamiru.com

 

 

 

 

いいね!の代わりに投票よろしくお願いします

にほんブログ村 テレビブログ 華流・アジアドラマ(韓国以外)へ