バイ・ユー
ジャン・ワンイー
マオ・シャオトン
ラレイナ・ソン
ジョウ・イーラン
原題 喬家的兒女
13話〜最終話(全36話)
前回の記事はこちら↓
ネタバレな感想なのでご注意!
結末まで感想ネタバレしてます。
キャラクター生死を含めネタバレOKな方のみどうぞ
お兄ちゃんが一回目の結婚にこぎ着けた頃、父親は怪しい商売に首を突っ込む。
一成だけでなく、この兄妹はみんな結婚離婚となるケースばかり。
父親は基本働かずに博打と酒。
そして楽して儲けようと怪しいことに首を突っ込むのはこう言う男のお決まりパターンですね。
この父親はそもそも子どもが小さな時もご飯が二人前しかないときに、自分が一人で半分食べて残りの一人前を子ども4人が分けて食べてるような親だったのですよ。
一成は大学時代に好きな女の子もいたのですけど、失恋。
就職して知り合った自意識の高い女の子と結婚します。
けれど目標高い女は男の常識の範囲外。
旦那を捨ててキャリアアップ目指して飛び立ってしまった。
女としてはいいけれど、妻としては選んじゃいけない女だった。
家庭よりも仕事を選ぶ、この時代には珍しい人だった。
そして彼はそんな彼女が好きだったから背中を押してあげた。
三麗は学生時代から真面目で誠実な男の子に好かれるんですけど、とにかくトラウマが。
とても長い恋愛期間になってしまうんですけど、彼は本当に真面目で誠実で、三麗のことが本当に好きだったから忍耐強く待ち続けた。
いい旦那様を見つけました。
彼とは長い恋愛の末に結ばれますけど婚家にも問題が。
けれどしっかり者の彼女は普段大人しくしていても、言うときは言う!
こう言うことが大事だと思うんですよね。
いつでも大人しく黙ってばかりではいけません。
彼女は兄妹に対してもそうですね。
普段余計なことは言わなくても、兄妹が喧嘩すれば仲裁に入るし、自分の不満もちゃんと伝える。
長男とは違う立場で、やはり長女だなぁと思います。
二強は小さいときはわんぱくな子?と思ったのですけど、やはり育つに従って内に溜めるような子になってしまいましたね。
出来のいい兄のようには行かず、進学や就職で失敗するたびに明るさがなくなってしまいました。
仕事場で知り合った年上の女性を好きになり、別れて、他の女性と結婚するんですけど上手くいかなくて離婚。
これは彼女の方にも大問題があったからなんですけど、年上の彼女が忘れられなかったのも事実。
紆余曲折の上で彼女と結ばれました。
なんだかジャン・ワンイー演じる二男がずっと気になってました。
四美は恋に恋する末っ子だと思ったんですけど、行動力も凄いです。
この人と決めたらなんと、一人でチベットまで追いかけた!これには見ていてびっくりです。
この相手がそれに見合う男なら良かったのですけど、とんだ最低野郎だったんですよ。
自分の想いには一途だけれど、男を見る目はなかったようです。
自分で一目ぼれ同然で恋を自覚したら、周りに忠告されようと、何度騙されようと、自分の思いに責任を持つ!ってことなのかなぁ。
駄目な男に一途すぎます。
それでも最後は見切りを付けるのですが、離婚をしてもずっとこの男のことが好きだったみたいですね。
シングルマザーになっても頑張っていました。
この兄妹は妹たちが意外にしっかりしてるんですよ。
恋愛に関しては男たちの方が駄目ですね。
本当の末っ子七七。
彼は赤ん坊の時に叔母に引き取られたので、他の兄弟と離れて育ちました。
従兄弟の方を兄と慕っていますが、どんなによくしてもらっても本当の親子や兄弟ではないので、屈折してたとは思います。
本当の兄弟とも距離が有ったし、クズ親父のせいで本当に不憫になってしまった子です。
そのせいか、恋愛にも外れを引いて、大して好きでも無い女の子を妊娠させる羽目に。
そして責任をとって学生結婚←本当は禁止されてるらしい
しかし彼女は出産すると奔放に家出。
彼女の実家住まいをしていた七七は彼女の両親が受け入れてくれたので、そこで子育てしています。
彼女の両親は自分勝手な娘に愛想が尽きて、七七にあんたが残りなさいと自分たちと暮らすことを提案。
子どもとは離れることなく義父母の協力の下、三人で子育てして娘を育てます。
自分の娘を放り出して婿を受け入れるって、どんだけ酷い娘なんだと思いますよね。
一人っ子で我が侭放題なんですよ。
妊娠わかったときはこの親が親戚と七七のところに乗り込んで彼を殺す勢いだったんですけどね。
色々すごいお国……
七七は兄弟と距離が有る感じだったのですけれど、大人になって父親になり、兄や姉の苦労も実感したのかも知れません。
長男が病気になったことによって、新たに五人の絆が出来たように見えました。
「家族の名において」とたまたまくっついて見ましたけど、同じ家族を扱いながら全く違うタイプのドラマです。
こちらでは酷い父親がメインに座ってるのですけど、30年ほどの年月の間に、親子だけでなく、兄妹達の仕事や恋、パートナーの選び方などの人生の縮図が描かれます。
個性的な兄妹達はそれぞれまったく違う将来を選んでいくのも興味深いです。
しっかり者の長男は必ずしも正しい判断ばかりしているわけではなくて、彼自身も未熟。
苦労をしているだけに余裕が無いのも彼自身です。
そのために弟妹や周りを傷つけることもあり、彼が必ずしも正しいわけではありません。
終盤、親友に「自分の子どもが欲しくないのか?」と聞かれて、「もう何人も育て上げた気分だよ」と答える彼にはきっと感慨と同時に人生の疲れもあったのではないでしょうか。
自分自身もまだ幼かったのに、弟や妹に振り回される日々。
そして何よりも守ってくれるはずの父親が、居ない方がマシと言うレベル。
ぜひとも今後は兄妹達と大家族になり、幸せになってほしいと思います。