あおの華流記

中国ドラマ感想記……というか"萌え"と"愚痴"を語る

家族の名において その4



タン・ユンソン

ソン・ウェイロン

チャン・シンチョン

 

 

 

原題  以家人之名

 

32話〜最終話(全40話)

 

 

 

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ネタバレな感想なのでご注意!

結末まで感想ネタバレしてます。

キャラクター生死を含めネタバレOKな方のみどうぞ

 

 

 

 

 

 

 

凌霄の母親は今度は帰国して暮らすと言い出した。

この母親は捨てた凌霄にばかり固執して、娘のことは少しも考えてない。

どういう母親なんだと思う。

凌霄の妹を自分の過失で死なせて、息子のせいにして、捨て置いて家出。

息子が成長して立派になったら離そうとしない。

再婚して娘を得られたのに、捨てた息子ばかりに拘って今度は幼い頃から娘を放置。

彼女は身体と同時に心も治療するべきだった。

完全に心の病だと思います。

 

 

凌霄の方も心の病。

凌パパは心配で漢方医のところへ連れて行く。

凌霄の心の薬は尖尖だけ。

彼女に告白して心の安寧を得る。

 

 

 

同時に告白したのは子秋。

ここでの違いは凌霄は尖尖に直接告白したけれど、子秋は李パパに最初に許可を求めたんだよね。

その差が出たのかわからないけれど、押しまくった凌霄の勝利。

でも多分子供の時から尖尖は凌霄が好きだったよね。

この二人は、子秋が先に尖尖に出会っていたらもしかしたら子秋を好きになったかなぁ?とは思うのですが、多分最初から勝負は見えてた。

 

 

凌霄の母親は尖尖憎しなので、気に入らないのはわかりきってること。

日本人の感覚ならこの人に嫌われてたって関係ないじゃん!と思いますけどね。

 

 

最後に自殺騒ぎまで起こす女なんですよ。

ライバル女よりもウザいよね。

ウザイ母親。

最終的に一番可哀想なのは妹だと思うんですよ。

はっきり言ってこの子は全然悪くない。

登場時ウザかったですけど、母親があんなでは年の離れた兄を頼るのは当たり前だと思うし、彼女も家庭というものを失ってる。

凌霄には5人家族が居たけれど、この子には?と思えば母親は罪深いよね。

しかも自殺騒ぎの時の遺書には凌霄のことばかり、この娘のことは死のうとしたときにどう思っていたんだ?

 

彼女は子秋のカフェでアルバイトして、彼から色々学んだ。

その時に随分大人になりました。

誰も頼る人が居ないこの妹の今後の方が心配になります。

 

 

 

子秋のママのことも謎だったけど、彼女の大変な半生は終盤語られることに。

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彼女のことだけでドラマが1本出来そうです。

本当に似たもの母子。

弱音を吐かず、他人に頼れず、自分だけを頼りに生きていこうとする。

 

子秋はずっと母親に捨てられたと思って苦悩していたから母親の事情を聞いてなんて可哀想な人なんだと思ったのだと思う。

父親は本当に最低の人間だったけど、彼には彼の生活があると大人の反応を最後は見せてた。

本当に子供の頃から大人たちに振り回される人生で、実はこのドラマはそんな子供たちがたくさん居たことになる。

 

日本人には理解できない、一人っ子政策の弊害とか親どころか親族まで連なって口出ししてくるあちらのお国柄とか。

 

尖尖だけは母親を亡くしたこと以外は普通だったけど、その他の子供たちはみんな大人たちに振り回されてる人生。

そことどうやって折り合い付けてるとか、成長していくとかがテーマかなと。

疑似家族だけがテーマじゃなかったように思います。

 

そして中国で実際に結婚しない人が増えてる理由の中にこれらの問題も多くありそう。

日本は一部を除けばもう長男問題もあまり気にならなくなりましたけど、一人っ子ばかりのあちらのお国はまだまだ大変そうですね。

 

家と車に拘る姿は他のドラマでもありましたけど、何か驚く。

結婚前に財産作ろうとする思想がわからない。

日本ではむしろ結婚してからの共有財産だよね。

家とか車は……

理解できない部分も多々ありますけど、家族の愛情はどこのお国も同じだと思います。

 

 

 

最後の6人家族が最高です!

今後は孫とかも増えて、もっと幸せになってほしい!