あおの華流記

中国ドラマ感想記……というか"萌え"と"愚痴"を語る

家族の名において その1

タン・ユンソン

ソン・ウェイロン

チャン・シンチョン

 

 

 

原題  以家人之名

 

1話〜3話(全40話)

 

 

 

 

 

 

ネタバレな感想なのでご注意!

結末まで感想ネタバレしてます。

キャラクター生死を含めネタバレOKな方のみどうぞ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

有名な作品だし、良作との評判もあるのでずいぶん前からお気に入りにストックしてあったんですけど、なぜか見るのは後回しになっていました。

色々な理由があるんですけど、現代劇なこと、テーマが家族なこと。

 

個人的に毒親とか、親の夫婦げんかとか、アダルトチルドレン関係の話題は自分に覚えがあるので、見るのに要注意事項になってしまう。

それでも今回タイトルを目にしたときに不意に見よう!と思い立ち見始めました。

 

 

倚天屠龍記の時にも話題にしましたけれど、子役に勝てるもの無し。

それとどうもソン・ウェイロンとツォン・シュンシーが私の中でいつもごちゃ混ぜなのも問題。

個別に顔を見ればわかるのに、名前だけ見た瞬間どちらだかわからなくなる問題。

いい加減解決したいと思ってるんですけど、未だ間違える。

今回偶然にも二人のドラマを交互に続けてみることになり、やっとこの問題から脱出出来そうです。

 

 

 

これは二人のパパと血のつながりのない三人兄妹の長いお話。

ドラマはどこから説明したらいいんだと言うくらい、スタート時点(1999年)から問題だらけですね。

 

まずは中心になる李親子。

娘とパパです。

この親子は仲良し。

ママが亡くなっていて父子家庭。

パパの李海潮は良識人。

優しくて懐の大きな人です。

だからママの居ない尖尖も明るくお転婆で正義の味方?(笑)

 

 

 

そこへ越してきた凌霄の家族。

こちらはすでに家庭としては機能不全。

元は四人家族だったのに、娘を失い、母親が子供を置いて出掛けたのが切っ掛けなのに、息子の凌霄が妹に対して不注意だったことを理由に疎んじている。

母親は自分の不注意を直視できずに、息子を責めることで心のバランスを保っていて、夫とも口論の毎日。

生きてる息子の子育てはとっくに放棄。

父親も仕事を理由に妻との関係修復は逃げている。

夫婦喧嘩は近所中が知っていて、凌霄の面倒は李家が成り行きで見ている状態。

 

尖尖は引っ越してきたときから凌霄が大好きで、邪険にされても追いかけ回している。

凌霄にしてみれば死なせた妹と同じくらいの尖尖に懐かれるのは辛かったかもしれないね。

しかし尖尖はある意味空気を読まない子(笑)

 

ある日とうとう凌霄の母親が荷物を持って家を出た。

そこへ子供二人が鉢合わせ。

母親を見ても何も言えない凌霄。

なぜかはしゃぐ尖尖。

お兄ちゃんのこと要らないの?要らないなら私に頂戴!とご機嫌。

そして、あげるわよ!と捨て台詞を吐く母親はどーなのだ?

お兄ちゃん欲しかったの!と喜び回る尖尖との対比が物凄いです。

その時の凌霄の気持ちは──

 

 

そして李パパは近所のおせっかいおばさんのしつこい勧めでお見合いをしていました。

賀梅と言うとても美人なシングルマザー。

彼女は離婚したあとに男の子を産んでいました。

しかし尖尖は大反対。

まぁね、まだママが死んで1年だし……パパも再婚には本気じゃないけど、この親子のことは気の毒で気になってる。

とにかく李親子は律儀で優しいのです。

再婚はしなかったのだけれど、その後賀梅が息子を置いて出稼ぎ?に出たとき、息子の子秋が母の実家であまりいい扱いをされてなかったのを知り、引き取ることに。

 

 

尖尖の家で日常の面倒をみて貰う凌霄と引き取って貰った子秋。

李パパは三人の子育てをする。

そして奥さんに逃げられた凌パパは仕事に追われて李パパに子供のことは任せきりになりながらも生活費を入れて助け合う。

凌パパは離婚してむしろ息子と平穏な毎日を送っている。

斯くして子供三人とパパ二人という変形家族形態が誕生。

 

外から見れば血の繋がらない変形家族でも五人は平和で幸せな毎日を送るのでした。



 

人の幸せはどんな形?と言うテーマを投げかけるこのドラマ。

 

もちろんこれだけではありません。

血の繋がらない五人が仲良く暮らしていると、邪魔に入るのは他人ではなく血縁者という……家族って何なのだ?と言う話になっていく。

 

 

尖尖役のタン・ユンソン。

個人的な初お目見えは「花様衛士」

今回のこのドラマが思っていたほど古くなかった。

──ということは、かなり若い役をやっていることになる。

童顔だしね、芸達者。

「花様衛士」や「恋心は玉の如し」の役とはまた違った役です。

 

 

凌霄役のソン・ウェイロン。

お初は「鳳囚凰」

身体の薄っすいお兄ちゃんと記事に書いた記憶。

あの頃10代?このドラマでもギリ成人?

20歳か21歳くらいでしょうか?

一番年上を演じています。

やはりこの人演技上手いんだね。

あの時も随分落ち着いていると思いましたけど、今回も同じ感想です。

 

 

子秋役チャン・シンチョン。

彼の見た作品は「大宋少年志」です。

あの時よりもだいぶ翳りのある役ですね。

鬱屈を抱えていながらも明るく振る舞う複雑なキャラを好演しています。

 

 

10年の月日が経ち、三人は高校生になり、毎日賑やかで楽しい毎日を送っています。

頭のいいお兄ちゃん二人と勉強嫌いだけれど元気な妹。

幸せに過ごした日々でしたが──

まずは10年後に最初にやってきたのは凌家の騒動。

旦那と息子を捨てて出て行った母親がシンガポールで金持ちと再婚。

新しく出来た娘を連れていきなりやってきた。



平和な家庭に最初の嵐がやってくる。

 

 

 

 

 

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