チョン・イー
ツォン・シュンシー
シャオ・シュンヤオ
原題 蓮花楼
6話〜20話(全40話)
前回の記事はこちら↓
ネタバレな感想なのでご注意!
結末まで感想ネタバレしてます。
キャラクター生死を含めネタバレOKな方のみどうぞ
呪われた墓の事件で笛飛声と再会。
探していた観音垂涙は笛飛声に取られちゃった。
でもあまり慌てた様子が無い蓮花。
ちゃんと細工はしてたみたいだけど、自分の病気の治療にはならない。
蓮花が健康になってしまったら無双だから話しにならないものね。
最初からこの話は蓮花が体力的には役に立たない設定で成り立ってるから。
花嫁連続死の事件
花嫁が同じ条件で死ぬってだけで、犯人は同一。
怪しさ満載。
この事件を解決していったことで師兄の亡骸が見つかった。
ひとつ片付いた形の蓮花。
この話はメインの三人が、入れ替わり二人になったり、喧嘩しながら三人になったりする変則なバディ。
喧嘩するのは方多病と笛飛声の二人だけど。
笛飛声は登場時、李相夷の敵でまさにブラックかと思いきや、話が進めばこのキャラは一言では言えないキャラになっている。
キャラの魅力で言えば、方多病よりも笛飛声の方がバディ感も頼りがいもある。
この時点では方多病はお坊ちゃま感と世間知らずで無鉄砲、正義をやたらと振りかざす扱いにくい男。
そんな多病を見て、蓮花は自分の若い頃みたいだと思った。
確かに若さ故なんでしょうね。
まだ経験値が足りないと言うことです。
多病はこれから自分の守勢の秘密を知り、蓮花の秘密を知り、世間というものを知っていく。
正義を振りかざすだけでは何も解決しないこともあるでしょう。
どれだけ成長できるのか楽しみです。
笛飛声の方も……これ味方が裏切っているわけで、配下をすべて信用してるわけではないみたいだけど、やはり真実を知れば苦悩も増えるはず。
蓮花は正体隠しているのになぜ百川院の周りをうろつくのか?
はては内部にも潜入する。
一瞬ならまだしも、滞在したらいい加減バレるでしょう。
バレていいと思っているのかと思ったら、やはり隠す。
隠したいなら行くなよ、と突っ込みたくなるのは仕方ない。
そのせいでちょっと面白みが掛ける。
こちらに理解できない、無駄な行動はしないで欲しい。
自分の刀がお披露目→偽物と判明→本物を探す
刀が要らないなら首突っ込む必要ないのにね。
無用な行動して喬婉娩に疑われるとか、僕を見つけてと言ってるみたいで無駄に不愉快。
未練がありますと言ってるみたいで、それはそれで男らしくないみたいで不愉快。
正体明かすか、姿を見せないのか、どちらかにして欲しい。
ただし、正体明かせばそれもまた無駄なトラブルや『情』をまき散らす害悪だけれど。
全体的には面白いのだ。
メイン三人のキャラのバランスも良い。
しかしストーリーが……?
ラブロマンスでもないのにぐるぐるしてませんかね?
蓮花の毒で死にそう案件と、誰かが正体を疑ったり暴こうとする案件、その辺りが常に取り巻いていてウザい。
しかも横軸の事件がわかりにくいというか、登場人物ばかり増えるけど、事件そのものに面白さがない。
思わせぶりの謎は振りまいて、謎が多いですよーみたいな雰囲気は出していて、確かにわかりにくい。
だけど解決の過程や結末がそれほど面白くない。
事件だけなら「唐朝詭事録」の方が面白かったな。
笛飛声の記憶が無くなり、それでも蓮花のところに辿り着くなんて、ちょっとブロマンス風。
三人の関係は本当に面白いのに。
特に笛飛声の立場は、本来敵なのにズルいことを嫌うとか、この人の根本は正義で出来てるんだよ(笑)
この時点で多病はまだまだお子ちゃま。
もうちょっとコメディな役割を背負ってくれると、息抜きできて楽しいんだけど、クスッと笑えるシーンが少ないのです。
さて、登場人物ばかり増えて何も解決してないけれど、まだここまで半分です。
わんこの出番が少なくてつまらない。
次回へ続く