バイ・ルー
ワン・イージョー
原題 玉楼春
34話〜最終話
前回のブログはこちら↓
ネタバレな感想なのでご注意!
結末まで感想ネタバレしてます。
キャラクター生死を含めネタバレOKな方のみどうぞ
作中、家族ひとりひとりを取り上げるのは構わない。
結構面白いし。
けれど、後半に来て詰め込みすぎでは?
残り話数を考えると、こういう構成なら前半はもっと早巻きして欲しかった。
中国ドラマは全部そうよね。
出だしがどうでもいい話で後半に詰め込んでくる。
毎回同じ愚痴だけど、全体の構成とかバランスどうなってるのだ?
日本のドラマみたいに撮って出しじゃないんだから、編集でちゃんとなりそうなのになってないのはわざとなの?
すごく不思議。
今度は姉たちの話のようです。
そもそも、孫家は男4人、女4人の兄弟。
つまりは主役含めて7組のカップルがいるんですよ。
末娘はまだ子供なので除外。
その代わりに父親の話と姚滴珠のエピソードが入る。
二女の事情。
二女の夫が死んだという話から始まる。
どうやら夫は知らないがその家族は酷いものだった。
そこで二女を救う。
ここでまた登場したのが分家という最終兵器。
少春は自分の侍女にも前半でこの手を使ってた。
二女はもともと結婚前に恋仲だった相手がいた。
それがなんと少春の師兄。
この人は前半から登場してた芸達者な師兄。
なぜかいつも目の見えない振りをしてる。
今回は最終的に分家をして婚家を黙らせ、二人はハッピーにと言うエピソード。
ハッピーになるのは嬉しいが、次々と強欲なやつが出てくるのにはちょっとお腹いっぱい。
しかも次は合間に皇帝の妹が玉楼に惚れると言うエピを突っ込んできた。
これはあっさり離婚して、しかも玉楼はろくでもない男と言う芝居をして躱すのだが、このエピソード本当に要るの?
ドラマをあと二つくらい作った方が良かったのでは?
しかもまだまだ続く……
その次は三女が里帰り。
玉楼も誰だかわからぬほど長いこと帰宅してなかったらしい。
この三女の事情は夫がプライドが高く自己評価が高すぎて仕事をしないことかな。
現代でもよく居るダメダメ男の典型だなぁ。
でもって解決。
そしてなぜかまた皇帝の妹が登場、前回の玉楼の駄目男芝居を根に持って意地悪が始まるがナレ解決。
この一瞬のエピソードは三男の金閣を救うエピソードだった模様。
ちょっと素人の脚本かと疑うレベル。
やはり編集でかなりカットされてるのか?
そうでなければ無理して全員のエピソード入れなくても良いのでは?
なんだろうこのト書きで説明終了したあらすじだけの小説みたいな感じ。
そしてまだまだ登場するのが義父と師匠の昔の恋。
こんなの要らないだろ!とは思うのだけどね。
だってこのあと大事件が起こって、ドラマ1話の冒頭に繋がるのだよ。
婚家一大事!
結果、それほど不幸では無いものの一家離散の憂き目に。
しかしそれは義父と少春の敵をやっつける罠でした。
そして壮大な小芝居。
やってること小芝居だけど影響は甚大。
何しろ義父は大罪で死んだふり。
この死んだふりが一瞬ではなく長い期間だったたために知らない家族は離散して生き残り……しかし玉楼は姿を消してしまったと言う流れ。
一見いろいろ凄そうな脚本だけど、全てがご都合主義。
心痛で誰か病気で死んだり自害したりしたらどうするつもりなんだ?
ドラマだからみんな上手く躱してるけど、これ一つ間違ったら大惨事!って事象。
ご都合主義過ぎてシラけてしまった。
全体の話の流れが詰まらなかったり、止まってしまうことはなかった。
どんどん見られた。
でもそれは手品のようにあっという間に片付いて、すぐに次の人が出てきて次に進むから。
ドラマの内容にそうよね、そうなるわよね!と言う感想がなくて、有るわけ無いじゃん!と思うことが多過ぎる。
落語や昔話のように都合よく語り部の言うように話が転んでいくという←このドラマでは少春
なんだかなぁと言う感想でしか無い。
今まで他にも賢く周りの悪意を躱して婚家を助けたりするドラマはあった。
明蘭とか恋心は玉の如きとかね。
なんだかああいう爽快さが無いんだよね。
スピード感は大事だけど、余韻も大事と言うことかな。
家族が多いのに、中盤以降に事件を詰め込みすぎて、なんだかなぁと言う感想。
姚滴珠のことも長くやってたので余計にそうなってます。
これは彼女と少春の話は二つに分けて作った方が良かったと思う。
二人とも素敵な女性なのに魅力が半減。
詰め込みすぎ、駆け足すぎで残念な感じです。
少春はともかく玉楼の魅力がわからなかったしね。
この旦那さんも頭がよくてもっと活躍できたはず。
人物を掘り下げないなら面白く出来てるドラマだとは思います。