リー・ジアチー
レン・ハオ
リー・ジャーチー
グー・ズーチョン
ウー・ジアイー
リウ・リン
原題 蘭閨喜事(全24話)
ネタバレな感想なのでご注意!
結末まで感想ネタバレしてます。
キャラクター生死を含めネタバレOKな方のみどうぞ
母親と娘、五人の女の物語です
何だろこれ(笑)
「とにかく笑いたい」と言うときに是非とも見てほしい。
リー・ジアチーの作品として、「劉皇后」の時も似たようなこと言った気がしますけど、今回の方がなお笑えます。
ドラマと言うよりコントみたい。
無条件に笑いたいと思うとき、思う人、見てほしいですね。
あっという間に見終わってしまいました。
4姉妹の恋と母親のこともやるのに24話なのはショートドラマ並みの短さです。
エピソード満載であっという間に進むので笑っている間に終わります。
それぞれに相手が居て五人の家族の話でもあり、"珍妙な"恋の話でもあります。
次女・佩蘭@リー・ジアチー
五人とブラスαの大家族の家事をほぼひとりで担っていて大忙し。
本人は天然のお人好し。
序盤で自分を助けてくれた男を拾ってきちゃいます。
その男↓
路不平@レン・ハオ
父は江湖で有名な人みたい。
しかし本人は中途半端。
家出中に佩蘭を助けてそのまま春家に居候。
剣術よりも執事?を学ぶ。
しかも素質があった。
このところ連続してご縁のあるリウ・リン
四人姉妹のママです。
夫が死んでから苦労して娘を育てています。
彼女の相手は旦那の兄弟弟子。
医者なんですけど、誤解があるのか最初は毛嫌いして大変な騒ぎだったのですが、彼はママのことが好き。
無理矢理居候してママをゲットする努力が可笑しい。
オジサンがオバサンを手に入れるまでをコミカルに描いてます。
三女@ウー・ジアイー
頭はいいのだけれど、その分頑固で融通がきかない。
後半に取って付けたような彼女の相手が現れるけど、このカップルはあまり面白味がなかった。
オマケかな。
四女@リー・ジャーチー
末っ子らしく暴れんぼう(笑)
男の手下を連れて侠客のまねごと。
そんな粗暴な行動の果てに出会ったのがなんと皇子だった。
4皇子ことグー・ズーチョン
箱入り息子だったのに乱暴……違った、強引な四女に一目ぼれ。
家出をしてまで探しに来る。
初めて世に出た皇子の冒険物語と言うところ。
でもまぁ身分が違いすぎるので、この恋はお預け。
でも皇子は諦めきれなさそうなので、もう少し大人になったら彼女を手に入れる算段をするかなぁと予想します。
長女@ハン・ユンユン
長女カプは脇カプかと思いきや、二人揃って活躍。
終わってみればこの二人は結構春家のピンチを救ってた。
お相手は凌王の世子@チャン・ロン
この二人はメインのコント担当(笑)
しかし活躍度は中々のものです。
四女には負けますけど、こちらだって凌王の世子。
普通はあり得ない身分差。
しかもカツプル成立で結ばれた。
途中では彼の屋敷に一家で住むことになるし、この二人がメインにドラマを回してると言ってもいい。
一見、リー・ジアチーの次女がメインに見えるし、彼女の出番が多いのは確か。
でもはっきり言って彼女とレン・ハオのカップルはあまり面白味がない。
むしろ彼女の善良さに早々に気がついて惚れて助けるレン・ハオ演じる路不平の純情さや健気さにポイントがある。
面白さを背負っているのは長女カプで、この二人の演技に注目するところ。
登場する男キャラたちが声を揃えて春家を羨ましがり、家庭の温かさを求めて居座りたがる。
このドラマのテーマはそこにあるんだと思う。
笑いと涙という定番の喜劇をちゃんとベースにしてる良作だと思う。
短いのでストレス無しだけれど、その弊害の"細かなところはカットし過ぎて穴が空いたようになってしまっている"のも否めない。
どのドラマにも言えることなんだけど、要らない場面がまだある反面、ここをなぜ説明してない!的なものも多くある。
これはこちら側の見たい場面と、あちらの見せたい場面に相違があるのか、商業的にあちらが譲れないのかはわからないけれど。
長々とつまらない物を見せられるよりはマシなので、納得するしかない。
憂鬱になったり、疲れたときに、ストーリーを気にせずに見てほしい。
家族とその周りの人物しか出てこないので、登場人物の複雑さに疲れることもない。
安心して笑いたいときに是非とも見てほしいドラマです。