あおの華流記

中国ドラマ感想記……というか"萌え"と"愚痴"を語る

琅邪榜 1、2

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ネタバレな感想なのでご注意!

   結末まで感想ネタバレしてます

キャラクター生死を含めネタバレOKな方のみどうぞ

 

 

 

 

 

 

フーゴーの演技が素晴らしいけど、フーゴーと言って私が思い出すのが「神話」と言うドラマ。

かなり昔、2010年ごろ?もっと前かなぁ、衛星劇場で見たフーゴーのタイムスリップもの。

本格的に見た長期中国ドラマ、しかも時代劇はこれが初だったんじゃないかな。

それまでは映画で見るくらいで本格的に見たのが神話。

そしてフーゴーを覚えていてこの作品に行き着いたのは間違いない。

三国志threeKingdomまでは録画でお世話になっていたけど、琅邪榜は配信で見た、アマプラかな。

2016年ごろだろうか、「蘭陵王」とどちらを先に見たかあやふや。

 

当時もなかなかの硬派な出来栄えに感動してた記憶で、実は日本語吹き替えがあると言うことで去年気軽に2回目を見て更に感動してしまった。

中だるみがなく、派手な演出が無いのに引きつけてやまない話の運び。

計略とか知略とか大好きだから話に引き込まれてあっと言う間に過ぎてしまう。

先が楽しみなのに早く終わってがっかりみたいな。

 

あまり、ラブロマンスはドラマでは重要視していないので、ロマンスものよりはこういう話が好き。

しかも飽きさせないなんて、なんてステキなの。

 

琅邪榜1での収穫はやはり飛流役のウー・レイ君だよね。殆どの人がそうだと思う。

その後たくさんの作品を見るようになって、

あ、この子と思うようになった。

 

靖王の役者さんも気に入った。

 

1回目見たときは続編がなかったので、今回は続編も堪能。

 

 



 

 

続編というものは大概がっかりするもの。

だからあまり期待はしてなかった。

そしたら大当たりだよ!

 

1と2、どちらを評価するかと言われたら困るところ。

それくらいにはいい出来だった。

思うに脚本が良く出来ていて、長い話数でも中だるみがなく、無駄に引き延ばさずに淡々と進む。

スパイものというか、諜報ものの部分があるので本当にわくわくする。

 

1の方は主役の復讐ものというテーマで緻密に相手を罠にはめていく展開。

 

今回はむしろ復讐など考えるなの主役に対して周りの怨念が主役達を巻き込んでいく展開。

 

相変わらずの、宮廷の愛憎とか嫉妬、女だけでなく男たちも相手の才能を嫉妬したり無駄に恐れたり。

落とし入れなければ自分がやられるという妄想に近い。

つまり自分がそう言う下劣なヤツだから他人もみんなそうなんだと思い込んでる。

人間のエゴと醜さの塊から始まっていくわけだけど、、、

 

主役の兄弟が本当に仲良くて、夫婦仲、家族中も愛が一杯。

家族のシーンになるとほっとする展開。

タイプの違う兄弟二人のシーンは目の保養だね。

 

優等生で優秀な兄、弟大好き、弟優先。

反逆者の息子で養子、このお兄ちゃんねじ曲がっても少しもおかしくないのに素晴らしい人格。

多分このお兄ちゃんが指標なんだと思う。

どんな生まれであっても、何を背負って生きてきても、己の考え、志ひとつで素晴らしい生き方が出来るという手本みたいな人。

お父さんもそうだね。

だからこそ、周りの愚かな人たちが無能で最低に見える。

人は心の持ちようでどんな風にも生きられるという見本だね。

 

弟君はお兄ちゃん大好きっ子。

天真爛漫、まだ十代かと思ったら二十過ぎてる設定でびっくり。

それだけお子ちゃまぶりが凄かった登場時。

優等生のお兄ちゃんに比べて腕はともかく、性格は天真爛漫過ぎ(笑)

怖い父親から逃げ回ってお兄ちゃんの背中に隠れる可愛い弟。

ついでに義姉のことも大好き、早くに結婚したお兄ちゃん夫婦はおしどり夫婦、お姉ちゃんは「蒙」の姓だから1で出てきたあの蒙将軍の一族だね。孫とかそんな辺り。

なので武勇もあり、禁軍にも顔が利いちゃうお姉ちゃんカッコいい!

 

前回出てきた人たちの関係者が出てくるからそれを探すのも楽しみ。

琅邪榜閣主の仙人みたいなおじいちゃん見ながら飛流生きてたらこれくらいの年齢だよねと想像すると楽しかった。

なんたって庭生がおじいちゃんなんだから。

 

さてそんなお兄ちゃんは苦労人。

家族は平和だけど、国境の守りに、朝廷との腹の探り合い。

家族みんなが人格者なのにそれを妬まれ警戒される。

人格素晴らしいから警戒されるとか、悪人になった方が勝ちみたいなベースがすでに間違ってるんだけど。

国を命がけで守ったらそのせいで窮地に立たされるとか、知らん顔してたほうが生き残れるようです(怒)

 

そんな世界なのでお兄ちゃんは弟を心配し、愛しながら死んでいきます。

 

やんちゃ弟の人格変わるのはここから。

復讐ものならここから悪い方へ行っちゃうけどこのお話は違う。

弟は一時は怒りが治まらないものの、直接の原因が自分だってこともあり、全てが虚しくなってしまう。

一族嵌められるし。

 

でもその後も世の中と一線を画しながら、修行は続け、己は磨く。

 

朝廷とは縁を切ったけど国の危機と幼い頃から見守った若い皇帝のことは無視できずに……てはなしですが、

 

周りの悪人の陰謀も良く練られていて、次々と相手変わってな展開になるのも飽きさせない理由。

兄弟にとっては息も継げない、またかよな話になるわけだけど、相手が変わる度に新たな人物も加わるので魅力的な脚本です。

 

こんなに後半になって登場するの?的な、

岳将軍が端役かと思いきや、最後の10話ほどで主役かと思うほどの活躍。

いい男で惚れます。

 

弟くんが皇帝連れて抜け出す秘密通路見たとき、これって1で梅長蘇が靖王と会ってた通路だよねとすぐに気づいた自分を褒めたい。

いつもぼんやり見てるのに(笑)

 

女優も美人さん揃いで目の保養。

安如さんも賢く美しくいい人なのにもうちょっと何とかならなかったのかと一番残念。

 

好きになると何度でも見るのでこの作品もきっとまた見返すと思います。

 

 

 

 

 

 

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