あおの華流記

中国ドラマ感想記……というか"萌え"と"愚痴"を語る

琅琊榜(ろうやぼう)~麒麟の才子、風雲起こす~ その7

 

 

フー・ゴー

リウ・タオ

ワン・カイ

ウー・レイ

 

 

原題 琅琊榜(全54話)

 

 

 

 

 

 

 

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ネタバレな感想なのでご注意!

結末まで感想ネタバレしてます。

キャラクター生死を含めネタバレOKな方のみどうぞ

 

 

 

 

 

 

 

 

誉王は死にましたが、夏江は牢から抜け出しまだ足掻く。

しつこく梅長蘇は林殊だと皇帝の前で言い募る。

皇帝は夏江を信じかけて梅長蘇を殺すべきか?と迷います。

疑り深い皇帝をよく知る梅長蘇だけに鼻で笑います。

自分が林殊だろうとなんだろうと確実な証拠が無いのだし、要するに皇帝は信じたいものを信じるだけだと言いたかったのだと思う。

けれど自分と靖王のこれまでの行動を示し、復讐したいのなら皇帝は生きてここに居なかったと言います。

夏江の言うことを信じて得をするのは夏江だけだと。

 

 

 

 

 

皇帝は夏江を捕らえますが、梅長蘇を信じたわけじゃない。

彼を帰さずに毒酒で殺そうとします。

靖王がそれを躱し二人で去りますが、一連のやりとりで靖王は梅長蘇の正体を知ってしまった。

静妃の元に行き、"知らなかったのは私だけですか"と嘆く。

母親に「あなたがするべきことをやりなさい」と言われて改めて過去の精算をしなければと思う。

 

 

 

 

梅長蘇の「復讐」は皇帝を引きずり下ろしたり殺すことではないのです。

それでは過去の冤罪を晴らす意味がなくなる。

皇帝には生きていてもらい、過ちを"認めさせる"ことが大事なのです。

他のドラマでも皇帝が過ちを認めずに死後正したりするシーンがありましたが、梅長蘇はそうではなく皇帝自ら過去の判断は間違っていたと認めて欲しいのです。

謝玉や夏江は直接手を下した犯人なのでもちろん制裁は必要。

でも皇帝の間違いは彼らの言葉を鵜呑みにして皇帝自身の都合のいい状況を黙認したことです。

 

 

謝玉が死に、彼が書いた自白の書の出番です。

長公主を説得しますが、最初彼女は拒否します。

靖王と梅長蘇は失望しますが自分で望んでくれないと説得力もなく意味がないと諦めかけた時に長公主が考え直し決意します。

彼女は梅長蘇の正体に気がついた感じでしたけど……

 

 

 

靖王はいつの間にか婚儀が終わっていて王妃を連れています。

ちょっとしか出てこない王妃ですが、さすが静妃が選んだだけあって、自分のそばにいた間諜を処分するシーンが途中で挟み込まれていました。

清廉な靖王と手を取り合って、良い王朝を築きそうです。

 

 

皇帝の誕生日の宴がやってきます。



 

 

莅陽長公主が登場して、予定通り謝玉の罪を告発します。

 

皇帝は最初取り合わないつもりでしたが、そこにいる面々全員に進言されては逃げ場もありません。



反狂乱になりますけど、自業自得だから誰も同情しない。

 

紀王が中盤で登場してから要所要所でいい働きをしますよね。



普段は呑気にのんびりしているように見せかけていますが、あんなに疑り深い皇帝を兄に持ったらそりゃ慎重に「賢さ」は隠しますよね。

また隠せる頭の良さを持ってる人なのだと思います。

有能だということで息子にまで嫉妬や危惧を抱いて殺してしまう皇帝に対しては"愚鈍"を装うしかありません。

押し切られる形で皇帝は再審を認めます。

 

 

 

 

 

ドラマでみかける皇帝の間違い、そして冤罪。

何故簡単に間違いを訂正しないのか?

これが現代人の私たちには理解しにくい感覚なのですが、ほかドラマいくつかで出てきた話を総合すると、皇帝と言うのは絶対君主で間違いなどあってはならないようです。

神にも等しいから間違いなどあり得ないのが普通。

またもし間違いだと簡単に認めれば、それは大ごとであり民心から総スカンを食らいかねない出来事のようです。

そんなヤツに皇帝などさせられないと暴動などが起こるようです。

間違えましたごめんなさいでは済まないということです。

皇帝の失敗→あってはならない→失脚にも繋がる→玉座を失う

皇帝が引きずり下ろされれば次に来るのは後継争いです。

この失脚は国内だけで済めばいいのですが、外敵が不穏な場合は、皇帝の求心力が落ちたとして攻め行ってくる原因にもなりかねないようです。

今回のように靖王がきちんと国内を固めていればいいのでしょうが、跡取り問題などで国内が揺れていたりする場合はとんでもないことになりかねない事情もあるようです。

よって皇帝だけではなくて朝臣たちも皇帝の謝罪はあり得ないと普通は考える。

皇帝の謝罪=国の存亡くらいに考えるようです。

 

私たちの考える現代の政治家が簡単に謝るのとは全然レベルが違う問題のようですね。

 

 

 

 

 

過去の精算をできたことで終りかというとそうではなくて、敵があちこちから攻めてきたという展開。

梅長蘇も指揮する人間が足りない国を憂いて、残り少ない命を捧げようと決意します。

ずっと林殊には戻らないと宣言していたけれど、最後の最後には林殊として戦場に戻って散りたいと言うことだったのかもしれません。

 

 

はっきりと描写や説明がないので梅長蘇の最後は不明のままです。

布をかけてあった位牌の、その布を皇太子が取ったシーン。

 

霓凰が手紙(たぶん遺書)を受け取るシーン。

それらを通して彼は死んだと表現しているのでしょう。

話題になってる未公開の、飛流がお茶を入れて藺晨が衝立の向こうの人へ差し出すシーン。

これがどこに挿入される予定だったのかわかりませんが、戦さに行く前なのかあとなのか。

一旦無事に帰ったあとに、お茶のシーン。

そのあと死亡だって考えられます。

また死亡を隠して隠遁してたと想像するのは楽しいですよね。

琅琊榜ロスのあとに色々な想像は楽しいものです。

 

 

 

 

 

今回ぜんぜん書いてない人物とかエピもたくさんあるんですけどまたいつか次回に──

 

 

ラストに景琰が「長林軍」と書いたこと。

これが「琅琊榜弐」に繋がって行きます。

このあとそちらも復習予定。

おじいちゃんになった藺晨も出てます。

今回彼のこと書かなかったので いつかまた書く時は触れたいと思います。

夏冬夫婦とかね。

 

 

 

 

こんなに何度見ても色褪せないドラマはいくつもないと思います。

今後もずっと何回も見続けていくと思います。

心に残る名作と俳優さんたちに感謝を────

 



 

 

琅琊榜<弐>〜風雲来る長林軍〜↓

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以下楽しそうな動画の数々を……でも公式ではないのでご了承を。

 

 

先ほど書いた幻と言われてるカットされたシーン

youtu.be

 

 

 

 

大人になったウー・レイとフー・ゴーの再会ハグシーン

youtu.be

 

 

 

ものすごく楽しそうなスチール撮影オフショット

youtu.be

 

 

 

 

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