
リー・ランディー(李蘭迪)
アオ・ルイポン(敖瑞鵬)
原題 朝雪録(全38話)
前回の記事はこちら↓
ネタバレな感想なのでご注意!
結末まで感想ネタバレしてます
キャラクター生死を含めネタバレOKな方のみどうぞ
二番目の秦家内の事件は──
井戸から白骨体


ここに住んでるのは三男一家とその母である秦莞の祖母たち。

感じ悪い人たちなのよね。
そしてここで起こった事件はあまりに気持ち悪い事件で詳細は書きたくないほどです。
秦莞の叔父である男がクズというか変態というか、人間やめてしまえ……な男だったわけです。
最初は女中の死体。
それから過去に殺された人やらその数、十数人──
しかも井戸に捨てられた女の子が全て少女という変質性。
でもリアルでもたまに似たような事件は世界各地で出てくるから、作り物だと切り捨てることも出来ません。
死人が沢山ということは沈莞が大活躍ですけど、彼女は検死だけでなくて、鑑識役も兼ねてるみたいで、証拠集めと推理が半端ないです。

ひとり何役もこなして、燕遅のスパダリ感が霞むほどです。
しかし事件の方は加害者側の人間が皆死んでしまうのです。
それもどーなのよと思いますよね。
捕まったところで死罪なんでしょうけれど、その口から罪状を言わせないと本来はダメなんだと思います。
死ぬことによって逃げられた感が半端ないですね。
生き残ったのは、庶子として日陰の身だった二兄と正妻と娘二人。

都にいる忠勇侯府から迎えが来ました。
この忠勇侯府が本家になるのか?
そこの息子(従兄弟になると思う)が迎えに来て、秦莞を含んだ娘三人だけを忠勇侯府へ連れて行くという。

娘だけ引き取るとかすでに魂胆が透けて見えてるんですけど。
秦家はどいつもロクでもなさそう。
そして舞台は都へ移るみたいです。
皇帝始め、皇子が何人も居るみたいだし、燕遅もそのひとり。

彼は大長公主に提案して秦莞(沈莞)を安陽侯府の養女にしてしまった。
この身分なら皇宮でも大事にされるし、何よりも簡単には手出できないと男たちへの牽制でもある。
自分の女にしちゃいたい気持ちですけど、彼女は沈家の冤罪を晴らすまでは婚姻なんて受け入れないでしょうし。
都へ着くまでの途中でも事件はてんこ盛り。
検死も同じく。
途中足止めされたのは「百草園」


ここには初対面ではありますが彼女の大師兄が住んでました。

彼は愛妻家なのですが、愛するあまり狂気に陥ります。
今で言う"移植"なのですが、村人を勝手に攫って移植しまくり、そのうち村人が居なくなるんじゃないかと思えるほど見境なくやってますね。
生かすことが出来ると勘違いして、命の選別しちゃってたんですね。
右の人生かすために左の人は殺す──みたいな……
こういうのってやりきれないですよ。
そしてテーマとしては現代にも通じるものがあります。
この事件の見どころはまたまた燕遅のスパダリ加減です。


水に呑まれた沈莞を追って迷うことなく水に飛び込み呑まれていく燕遅がカッコよすぎる。
アオ・ルイポンは前回見た「少年歌行」の底抜けに明るい少年キャラから、えーこんなに変わっちゃうの?というくらいなスパダリ皇子です。

素晴らしい変身ぶり。
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