バイ・ユー
チュー・イーロン
ネタバレな感想なのでご注意!
結末まで感想ネタバレしてます
キャラクター生死を含めネタバレOKな方のみどうぞ
原作についても触れていますのでそちらもご了承ください
……というかどちらかというと原作メインの記事です
すべてのネタバレOKな人のみどうぞ
BL注意!
原作がBLです。 そのような表現がOKな人のみ閲覧してください
ドラマは2周目です。
このドラマって結構前(2018年初出)に作られてるのよね。
ブログ主が最初に見たのも沼直後で21年頃じゃないかと思う。
このブログを始めるずっと前で、だからこの作品の記事が今までなかったのです。
原作も1巻を読んだあと続きを放置してまして、3巻で完結してるんですけど読んでなかった。
最近やっと読んだので、ドラマもまた見たいなぁと思ってざっくりと比較など書きたいと思います。
ドラマはだいぶ前に見たきりだったので忘れてたことも多く、原作読んでそうだったっけ?と思うこともありました。
よく考えたら、そもそも初期設定が変わってたから違和感があったんですね。
原作1巻の表紙↓
ドラマの世界観はまさにSFチックでした。
地星人と海星人
まさに異星人ものなの?と言いたくなる雰囲気でしたが、原作読んだらこれって普通に人間界の話だよねというSFでもなんでもない。
でもドラマは検閲のために設定を変えてきたんだろうなぁと思われます。
原作は妖かし?幽霊?
ま、その辺は普通じゃないんですけど。
これは当時原作読んだあとの人はドラマ見てこれじゃないと思った人もかなり居たと思う。
正直、原作が後で良かったなと思ったのでした。
原作の方では出会ったばかりの趙雲瀾が沈巍に"沈教授は鬼なんて信じないですよね"と言ってる。
ドラマでは確か地星人について話してたはず。
専攻も文系の教授と言っている。
ドラマでは"生物学(生物工学)"となっていた。
呼び方も斬魂使→黒袍使となっています。
架空の惑星の話と地球の話になっているのでそうなったのでしょう。
これきっとそのままはドラマにできなかった設定なんですよ。
確か今は検閲で"神話"とかも触ってはいけないのでは?
この原作は思い切り中国古代神話を元にしたお話なんです。
なので固有名詞はもちろん世界観さえも"地球ではありません"て顔して作ってるのですね(笑)
色々と大変なお国です。
最初の事件。
原作では屋上から落ちるエピソードもだいぶ違っていて、まず建物がドラマは雰囲気のある建物だったのに対して原作は17階建てのタワーとあったし、趙雲瀾と大慶の目の前で幽霊が何人も飛び降りる。
10人目が違うことに気がついて趙雲瀾は彼女に手を伸ばし、誰かに彼女を押し付けたので彼女は助かったけど、代わりにぶら下がったのが趙雲瀾で手を伸ばしたのがもちろん沈巍だった。
趙雲瀾を沈巍が引っ張りあげ、抱きしめたまま二人で転んだという美味しい場面。
そしてこの時に趙雲瀾は沈巍にときめいた(笑)
早くも恋愛モードです。
ドラマとは恋に落ちるスピードが全然違う。
原作はBLなのでこのあとずっと趙雲瀾は片想いしてるんです。
ただドラマを見た人や原作を読んだ人は既に知ってると思いますが、長い片想いをしているのは沈巍の方です。
「天官賜福」の花城は800年の片想いですけど、こちらは1万年の片想いです(笑)
原作ではこの事件の女子大生の生い立ちで、彼女には弟がいたけど一人っ子政策で両親はあとから生まれた弟を連れて出稼ぎに、彼女のことは隠して祖母が育てていたという説明があった。
ドラマにはそんな事情は説明されてなかったと思う。
彼女は一人っ子政策の被害者的な一面もありました……と取れる表現は当然カットです。
ドラマの方はおばあさんが霊体みたいになって彼女を救い、そのあと黒袍使が犯人を連れて行って解決。
原作の方はそれほど簡単ではなくて、世界観が違うせいで「餓鬼」とかが登場して少々面倒くさい展開に。
登場キャラのひとり林静は原作では"坊さん"?
金剛手印とかを結んじゃって、餓鬼を封印する一幕も。
この人のキャラは原作とドラマの世界観の違いで、ドラマでは科学者?原作では坊さんになってる模様。
序盤で趙雲瀾が林静を見て髪が生えてきたとか言っていたのでなんのこと?とは思ったのです(笑)
ちなみに大慶も原作ではほぼ猫のままで人間の姿にはあまりならない。
喋ったりはするんですけど。
幕開けのこの事件はドラマも原作もほぼ同じですけど、原作ではこの事件を「餓鬼事件」としていたので、本質は違うということですね。
原作本の中の第一部のタイトルは「輪廻晷(りんねき)」です。
ドラマの方はこのあともいくつかの事件が積み重なりますが、すべてドラマのオリジナルです。
原作はこのあと第二部「山河錐(さんがすい)」へ続きます。
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