フー・ゴー
リウ・タオ
ワン・カイ
ウー・レイ
原題 琅琊榜(全50話)
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ネタバレな感想なのでご注意!
結末まで感想ネタバレしてます。
キャラクター生死を含めネタバレOKな方のみどうぞ
衛崢を巡る攻防が始まる。
靖王も留守、梅長蘇は病状が悪化して昏睡状態で動けない時期に誉王と夏江は一気に動き出す。
静妃や梅長蘇の配下を餌に靖王をハメようと画策する。
"離間の計"はまんまと成功して靖王は梅長蘇と喧嘩をしてしまう。
一方で名前も変えて生活していた赤焰軍の生き残りの衛崢は夏江の差し金で襲われて攫われてしまう。
この事件での夏江と梅長蘇の頭脳戦が面白いです。
最初は梅長蘇が意識を失っており、何もわからない間に色々なことが起こり靖王との仲も衛崢の救出の件で険悪になり、夏江と誉王の思惑通りに進むのですが、ピンチのあとからの梅長蘇の計画は素晴らしく、まんまと衛崢を取り返したただけでなく、衛崢が牢から攫われた事件の犯人も懸鏡司に押し付けます。
疑うのが大好きな皇帝(笑)……彼は夏江の自作自演と勘違いして夏江と懸鏡司は信用を失い潰され囚われます。
梅長蘇はとにかく皇帝の「性格」がわかってる。
自分たちが動き回るだけでなく、相手が動くことで皇帝がどう思うか、どう疑うか、誰よりもわかっているから裏の裏をかくことができるのです。
梅長蘇が囚われた時に飲まされたとされる毒の「烏金丸」
私は夏江が目を離した隙にすり替えたと思っているんですけど違うのか?
その後中和されたとドラマ内で説明されますよね。
あれ?と思ったんです。
だってあそこで弁舌してたのはてっきり薬をすり替えるためだと思ってました。
夏江が背中向けてたんですよ。
梅長蘇が毒とわかってて飲む人ですか?
原作によるとやはり飲んでないと書いてあるらしいようなんですけど、どーなの?
そして知恵者は梅長蘇だけではない。
彼はヒーローなのでスーパーに飛び抜けてますけど、その他の脇役たちも察しがいい、知略に富んでる人ばかり。
蒙大統領だけが脳筋なんですけど、そこはご愛敬(笑)
だから見ていて面白いんです。
力技ではなくて、頭脳戦……むしろ心理戦なんですよ。
とにかく皇太子の地位争奪戦は陛下のお気に入りになった者勝ちなんです。
疑り深い陛下より上に出てもいけない、馬鹿でもいけない……絶妙なタイミングとご機嫌取りをしなくてはいけない。
その辺りのさじ加減を梅長蘇はよく知っている。
彼にとって陛下は伯父にあたるわけで、子供の頃はお気に入りで可愛がってもらっていたようなので猜疑心とかをよく知っているのでしょう。
これらを読めない、元皇太子は脱落。
誉王もすべてが裏目に出て失脚。
そして彼はこのタイミングで自分の母親の出自を知ってしまう。
敵国の女だったので、自分はどうせどんなに努力しても無駄だったのだなと悟ってしまう。
彼のこの考えが思い込みかどうか……
この直前に陛下が誉王の母親がどこの誰でも関係ないというようなことを言ってましたけど、やはりこの皇帝の言うことは信用ならないと感じました。
その時はそう思っても、何かあったら必ず"やはりコイツは信用ならん!"とか思ったはず。
そういう人間なんですよ、この皇帝は──で、けっきょく負け犬(誉王)に噛みつかれるわけです。
誉王は謀反を決意する。
決戦は狩りに出た行宮。
このシーンがまた見せ場です。
ギリギリで誉王の謀反を察知した靖王や梅長蘇ですが、相手は十倍以上の数で攻めてくる。
狩りに出た皇帝は護衛の禁軍三千しか連れていない。
戦えない者も沢山いる。
さてどうする。
梅長蘇が参謀のように付いてきていて良かったねという感じです。
靖王が救援を連れてくる間に行宮に籠り迎え撃つ……というよりは耐え忍ぶ作戦。
限られた人と武器でいかに耐え忍ぶか、戦えるものは総力戦。
戦えないものは恐怖と戦いながらじっと待ち続ける。
この緊迫感が大きな城攻めでもないのにものすごい迫力で迫るんですよ。
もちろん勝つに決まっているんですけど、脇役の誰かが死にやしないかとハラハラします。
誉王は最後の賭けにも負けて、靖王はまた株をあげたんだから勝負あり。
靖王の皇太子が決まります。
同行していた静妃と面会した梅長蘇は静妃に泣かれてしまって困惑。
自分も泣けてくるのを我慢しなくてはならなくなった。
靖王も母親の態度を怪しみます。
またもや誰だ?の疑問……この展開は何度来るんだろう。
ここでもなんとか誤魔化して帰京。
まだまだ諦めてない夏江との対決も残っている。
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この大きなわんこは演技が出来なかったのか出演カットに(笑)
原作では"狼"らしかったけどわんこを用意したのに本編では使われなかった模様。
ウー・レイも引きずられるほどの怪力?(笑)
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