チェン・フェイユー
ソン・イーレン
原題 将夜(全60話)
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ネタバレな感想なのでご注意!
結末まで感想ネタバレしてます。
キャラクター生死を含めネタバレOKな方のみどうぞ
書院の二層(裏山)の弟子になった寧缺。
師姉兄たちに挨拶に回ります。
書院のロケーションが素敵なのでそれだけでも見ていて飽きない。
同時に「神符師」の弟子にもなりました。
どちらも名誉はすごいけれど、まだまだ実力の方はゼロと言ってもいいほど。
師匠の顔瑟はまずは寧缺を連れて町巡り、散歩?人生の勉強?
色々なことを語りながら寧缺と信頼関係を作ります。
子供時代に悲惨な経験をした寧缺はけして幸せではなかったし、過酷な子供時代だったから荒んでいたと言ってもいいでしょう。
言動にもそれが現れているし、自分と桑桑以外は信用していないかも。
師匠はちゃんとその辺が分かっているのでしょう。
術の勉強以前に大事なことが沢山有るんだと思います。
弟子に譲ることを急いでいると言いながら、寧缺に対してはけして急がない。
二人の間はとても暖かくて、良い師弟関係だと見ていて思います。
寧缺の修業は一日おきに書院と符師の修行を交互に行う。
初日に寧缺の修行を見守りに全員集合する師姉兄達が和む。
どれだけ末弟が可愛くて期待してるんだろう。
こちらでも愛されてる寧缺。
書院では夫子と大師兄が留守なので二師兄が寧缺の教育係なのですが、二師兄は余り人に教えるのは得意じゃないよね。
言われなくても見てればわかる(笑)
木剣を渡されてコントロールに励む寧缺だけれど、言うことを聞かない木剣は凶器となって師姉兄たちに襲いかかる。
完全にコメディーになってます。
自分の修行が出来なくなる先輩たち。
当然、寧缺は叱られます。
けれど師姉兄達は集まって寧缺をどうすればいいのか会議する。
愛がいっぱい。
顔瑟師匠の方も同じく。
朱雀の門の前で尻込みする寧缺。
おそらく寧缺が怖がるシーンてここだけじゃないだろうか。
あれだけ火の鳥に追い回されて死に損なったらそりゃトラウマにもなる。
ただ師匠はその訳を知ってるから、寧缺の手を取って大丈夫だよと、小さい子供に言うように手を引いて歩く。
その姿が完全に親子っぽくて泣けてきます。
朱雀門より都を眺めて、この国の成り立ちや、結界のことなど話します。
凄い人だから師匠は自分やこの国の将来がなんとなく感じ取れていて、本当に危機が迫って時間も無いのだと分かっているんだと思う。
今までは自分がこの国の守護神。
けれど自分のあとはお前が守るんだよと……言われた寧缺はびっくり。
無理に決まってるじゃん!とこの時は思ったはず。
師匠は心の内で焦っていても、寧缺にはのんびりと優しく導く。
舟の上で師匠が落花生の皮をむいてあげると、父親を思い出したと言う寧缺。
このシーンが一回目から心に残っています。
剥いた落花生を手渡すだけの動作に愛が溢れてる。
そんなある日。
雨を眺めていた寧缺がついに最初の「符」を描くことが出来た。
喜ぶ寧缺と桑桑。
書院の師姉兄達がそれをすぐに感じ取れるのが、凄いし怖いんだが(笑)
「少子弟、おめでとう……」とつぶやく三師姉が感慨深そう。余計な口は聞かないけれど、いつも寧缺のことを気にしてくれてるよね。
他の師姉兄達も次々に祝う。
みんな自分のことのように嬉しそう。
二師兄と皮皮は更に感慨深そう。
遠く離れた大師兄も「おめでとう」
道痴である"葉紅魚"が初登場。
彼女は"寧缺"という存在を知る。
モン・ズーイーという女優さんとは「射鵰英雄伝」で初めて出会って、それ以来好きな女優さんです。
将夜のこの役がとても似合っていて、二期では交代していたのでちょっと残念だったです。
紅袖招の簡女将の存在。
この人は師叔と関係があった人。
恋人だったのかなと想像したけれど、友人としか会話では表明してなかった。
寧缺のことを母親のように面倒見てくれたけれど、紅袖招の面々は二期にはほぼ出て無くて残念だった。
そして荒原へ。
送り出す人たちは何かと胸騒ぎ。
『最後は逃げてもいいから生きて帰ってきなさい』
師匠の親心です。
でもこれが生きて会える最後になってしまったんですよね。
ショックだわぁ。
このシーンで毎回泣けてきます。
山山との出会いもここ。
しかし!
荒原でのあれこれがあまり好きでないので、いつもいい加減に見ている。
時には全部すっ飛ばすこともある。
なぜなら『長い!』
・寧缺の本命物は桑桑なのに、なんでこんなに長いこと離れているのか。
・山山は嫌いではないが、彼女とのあれこれを長々とやる必要が無い。
なぜなら結局寧缺は山山と別れるからだ。
やるなとは言わないし、大切なシーンもある。
けれど長すぎる。
・特に魔神殿?のシーンが長すぎる。
ここにはあの本は無いのだし、寧缺が「魔」に入る切っ掛けではあると思うけど、長すぎる。
すべてにおいて尺を取り過ぎ。
他に大事なシーンはあるはず。
──ということで、一回目はともかく流れが分かってからはそれほど重要な部分ではない。
山山推しには良いかもしれないので、彼女推しの人にはお勧め。
そして隆慶との対決シーンも好き。
やっつけるのも爽快なのだけれど、このシーンが美しいから好きなのです。
荒原シーンが長すぎる反面、都では結構大変なことになってるよ。
主に皇室と留守番の桑桑なんだけど。
今回は寧缺メイン、彼に直接関係ないものはカットしているので書いていないのだけれど、この間皇室ではあれこれちょっと大変なことが起きている。
この皇室のゴタゴタは確か「冥王の子」の時の記事にも書いたのだけれど、長々と必要無し。
「永夜」とも関係ないし、寧缺の修行や復讐とも直接関係ない。
必要なエピソードも有るだろうけれど、お家騒動を長々とこのドラマでやる必要無し。
李魚と三皇子なんてどうでもいいのに長いししつこい。
この二人との関係は二期の「冥王の子」の時に寧缺が六皇子と三皇子のどちらにつくか、そして皇后との関係をどうやって乗り越えるか、そこだけが要点だと思う。
寧缺は李魚と皇后なんてどうでも良くて、最終的には皇帝の指示なんだから女たちのことはどうでも良し。
三皇子のバカさ加減を長々見せられるのも不快。
他ドラマでもそうなんだけど、なぜ江湖ものとか武侠もので皇室関係を長々とやるんだろう?
必ず登場させないといけないルールでもあるんだろうか?
やるにしてもどちらがメインだか分からない配分は違うと思う。
次回、寧缺の帰宅、二人の師匠と寧缺と桑桑の関係
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