あおの華流記

中国ドラマ感想記……というか"萌え"と"愚痴"を語る

明朝皇伝〜大王への道〜 その1



ジャン・ジンフー

ユエン・ビンイエン

 

 

 

原題 回到明朝当王爷之杨凌传

 

 

1話〜20話

 

 

 

 

 

 

 

ネタバレな感想なのでご注意!   

結末まで感想ネタバレしてます。

キャラクター生死を含めネタバレOKな方のみどうぞ

 

 

 

 



 

 

中々に強烈な出だしです。

なんとヒーローの出だしは棺桶の中から。

ヒロインは花嫁衣装で葬式中。

 

男主は死んだらしいのだが、棺桶の中で生き返ってる。

なんだそれ。

そしていきなり乗り込んでくる悪い親戚←よく居る奴ね

いきなりクライマックスとは行かないけど、いきなりサビから……くらいのインパクトはあります(笑)

つかみはOKなんじゃないでしょうか。

 

 

早々に次期陛下、つまりは皇太子に出会い友となる。

皇太子も彼の知恵で助けられるし、陛下と皇太子に重用されて彼も出世していく。

 

その中で陰謀に出会いそのたびに命が危うくなるって話かな。

 

前回「玉楼春」で少春無双と言いましたが、こちらは楊凌無双。

知恵と運では負けない男。

 

しかし事件の度に女絡みで、楊凌に求婚してくる女が絶えない。

楊凌は冒頭で妻を娶ってるし愛してるのに。

屋敷にはなぜか女が増えていく(笑)

 

 

妻役のユエン・ビンイエンは同じように賢くまた多少武芸も出来る。

序盤の戦のシーンでは夫を敵から守ったり、陣営で兵士に紛れ込んだりする行動派。

男女逆転の役回りともいえ面白い。

 

 

 

 

 

 

 

そしてまたまた脇役でシュエン・ルーを見つけ嬉しくなる。

 

 

 

 

 

 

15話あたりで即位する皇太子はなんだか女を追いかけ回し、悪い人では無いのだけれど、どこか軟弱。

お勉強よりも軍事に興味があるようで、それは歴史上のこの人がそういう人であったからか。

 

この皇太子の物語でもあるので、仕えてる楊凌とダブル主人公でもある。

楊凌の妻とも早々と出会って師姉と慕っている。

信用する楊凌の妻だからと言うより皇太子が個人的に信頼するのが楊凌の妻の幼娘だ。

 

キャラ設定が中々に面白く個性的。

しかしやはり脚本は並と言えて、この面白設定を十分に生かしてるとは思えない。

玉楼春の少春と同じくスーパーマン的に楊凌が事を片づけていきご都合主義だ。

 

多少なりとも面白いのは女たちが影で力を合わせて楊凌を助けていることだ。

楊凌は女に迫られると妻が居るとは言うのだけれど優しさ故に強く断れない。

女を妾にすることだけは断固として拒否はするのだが行き場のない女たちがなぜか彼の屋敷に次々と住み着く。

 

幼娘は面白くは無いのだが、彼女もいい人なので女たちを無下に出来ないし夫と同じく助けてしまう。

女たちは夫婦に恩を感じて二人に忠誠を誓う。

 

結果、彼らは味方を増やして戦っていくと言う図。

 

これは悪くない。

意地が悪かったり、人を貶めようと企んでる宦官とかずっと見てると疲れ果てるので、力を合わせて頑張ろう!と言う展開を見るとほっとする。

スパダリも行き過ぎれば鼻につくし、タイミングや運が良すぎると嘘っぽくなる。

 

この時点ではまだ皇太子が頼りなく、陛下に即位してもまだ甘ったれた言動を繰り返しているので役に立たない。

 

中盤以降に期待だが、早く皇帝としての威厳を手に入れて楊凌と力を合わせて頑張って欲しいところ。

 

 

 

 

 

皇太子役のリウ・ルイリンがずいぶん子供っぽく見えるのは彼の演技力なんだろうか。

如歌と同じ頃の作品みたいなのだけど、私が彼を初めて認識したのは如歌で、あちらではむしろ凄く大人っぽく感じたのに。

役柄のせいだというなら、いつも思うけど彼は凄く演技の上手い人なんだね。

 

 

ここから大人になっていく朱厚照が楽しみです。

 

 

 

続く

 

 

 

 

 

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