あおの華流記

中国ドラマ感想記……というか"萌え"と"愚痴"を語る

狼殿下 ‐Fate of Love‐





渤王 / ダレン・ワン

馬摘星 / リー・チン

疾冲 / シャオ・ジャン


ネタバレな感想なのでご注意!

   結末まで感想ネタバレしてます

キャラクター生死を含めネタバレOKな方のみどうぞ

















タイトルだけはかなり前から知ってた気がする。

「陳情令」見てシャオ・ジャンの名前知ったときくらいかも。

しかししばらくは放送も音沙汰も無し。

本土でも3年くらい寝かされてたんだね。

撮影は「蒼穹の剣」の頃だとか。

つまりは「陳情令」よりも前らしい。




検閲で止まってたのか、詳しくはないけど肖戦のトラブルがあったから止まってたのか、かのお国の事情は日本人にはよくわからんし理解しがたいのでまぁいいや。

つまりはそういうことらしい。

あちらで放置が長く、私も見放題で全話見られるまでは各作品手を付けないので今頃観賞です。





主役のダレン・ワンを知らなかったです。

基本ワイルドな男は苦手な私。

シャオ・ジャン出てなかったら敬遠してたかも。

しかし序盤で演じるオオカミ少年が可愛いのよ。





『可愛い』からスタートなので受け入れるの早かった。

殿下から始まってたらちょっと辛かったかも。

可愛いと冷酷の行ったり来たりは好物です。

ワイルドは忘れよう(笑)





内容なのですが、まぁ結末がアレなのは知ってて見てた。

バッドエンドとか色々言われてたし。

それはいいのですが、中盤までは面白かった確かに。



しかし中盤以降なんだかイライラしてくるのは私だけ?

ストーリーがぐるぐるとはまた違ったイライラなんだよなぁ。

何というか、出てくるヤツみんな嘘つきじゃない?

自分の気持ちに正直なヤツ居る?

主役カップルを始め晋国の親子とか、あっちでもこっちでも、善人悪人関係なく意味なく騙し合い、自分の心に正直じゃないエピソードが続いてなんだか疲れるわ。

それを美しいと思いますか?

素直じゃないのはメインカップルだけで良いのよ。

それも限度超えてて疲れるけど。

長い話でこういうのが続くとなんだかつまらなくなってくる

エンタメ性がなにも無い。

何事もほどほどにやっていただきたい。

晋国の面々も面倒くさくて、さっさと切り上げて欲しかった。

そちらの事情どうでも良い。



カップルも含めですけど、見ている誰もが思ったはず。

全員正直にみんな話せ!

腹を割って話せば全部解決する。

恋愛のゴタゴタも、復讐も、晋国親子の確執も!

ドラマは終わってしまうけど(苦笑)





シャオ・ジャンのキャラがウザくなるのが嫌なんですけど。

晋国で面白かったのは大総管だけ。

この人にはみんな好感を持ったはず。



それでなくてもヒロインの性格とか頭の中身に一貫性がなくて疲れてるのよ。

この人賢いのか馬鹿なのかよくわからないよね。

すぐに感情に振り回されて少女時代から見てて苛ついてたけど、不幸に見舞われて大人になっても全く懲りてないヒロイン。

賢い設定みたいだけど賢い人はこんなに感情に振り回されないわ。

馬鹿なら馬鹿で可愛いけど、そうじゃない設定みたいなのでイライラ感が倍増。



オオカミ少年、獣同然で育った割には理性的で驚くわ(笑)

二人の立ち位置逆じゃないのか。






そして主役はどっちだ。

狼殿下なんだから男主だよね。何でクライマックスの良いところをヒロインが持っていくのだ。

脚本おかしいと思う。



陛下と次男除けばみんないい人なのよ。

いい人随分死んでしまったけど。

長男は、なんであんなに出番少ないんだ。

四兄弟、二男除いてみんな良い息子なのに親はどうしてあぁなんだ。

長兄生き延びてれば悲劇も少なかったのに。

違うドラマになってしまうけど。



話の運びにあれこれ突っ込んでも仕方ないんですけど、悲劇に感じないんだよなぁ。

悲劇も過ぎれば喜劇になっちゃうわけよ。

狼殿下が処刑(中止)の辺りからまた復活して面白くなってきたのに、またラスト2話くらいから喜劇かよと突っ込みたくなる展開に。

バッドエンドに涙するんじゃなくて呆れのため息出るのでもうちょっと考えて欲しかったな。



その割に半年後のまとめ方は良かった気がする。

ナレーションも良かった。

繰り返すけどヒロイン死ぬところで全然泣けなかった。

おかしいだろ!の突っ込みが強すぎて。

でも後半の弟くんのナレーションで泣けてきたよ。

疾冲のその後も良かったし。



シャオ・ジャンなんですが、

ファンの方、彼が3番手でも必ず見てくださいね。

疾冲が良い奴過ぎて泣けます。

自国に帰ってからしばらく親子共々ウザいんですけど、大総管との掛け合いを楽しんで下さい。

ヒロインを思ってても、自分の気持ちよりも彼女の気持ちを思いやる。

男として、人間として最高です。

最後、幸せフラグ立ってたので笑顔で終われます。






「陳情令」よりも制作が前ときいて、もし陳情令が無かったとしても、このドラマでブレイクしてたのは間違いないと思います。

反面、見終わるとやはり「魏無羨」のキャラクターはハマりすぎるほど彼にはピッタリだったと思うのも事実です。



そんなこんなを感じながらファンの方には是非見ていただきたいです!






リー・チンはいくつも見たんですけど「驪妃」とか。

「慶余年」が一番良かったかなぁ。

なんだろ、この人嫌いじゃないんですけど演じるキャラが出しゃばると何だかなぁと思ってしまう。






ダレン・ワンは始めに書いたとおりにはじめてだったのですが、オオカミ少年良かったよ。

今回好感持てましたけど次回ワイルドで押されたらちょっと引くかも(笑)

ファンの方すみません。






シャオ・ジャン見たら今月も陳情令見たくなったじゃん!

何だかんだ毎月見直してる自分に呆れます。

うん、また見よう。

それでは。





おまけ……

こんな可愛い画像を見つけたので









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