あおの華流記

中国ドラマ感想記……というか"萌え"と"愚痴"を語る

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『雑記ブログ』にて記事にしています

華の出陣~麗将・阿麦の仇討~ その6

 

 

チャン・ティエンアイ 

チャン・ハオウェイ

 

 

原題  阿麦従軍(全36話)

 

 

 

 

 

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ネタバレな感想なのでご注意!

結末まで感想ネタバレしてます。

キャラクター生死を含めネタバレOKな方のみどうぞ

 

 

 

 

 

 

宰相の企みは最終的に失敗。

娘の皇后も、阿麦に対しては嫉妬からつまらない嫌がらせをしてたけど、人間的に悪い人ではなくて良かった。

しかも易之の腹心の穆白は宰相の息子だった。

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でも彼は父親よりも易之を選んだの。

宰相は最低なヤツなのに息子と娘はまともすぎて笑えてくる。

しっかり子育てはしてたんだね(皮肉です)

この宰相は死ぬ前にまたまた余計なことを阿麦に吹き込んだ。

──易之は北漠と組んでる──

 

 

そのあと易之は性懲りも無く阿麦を軟禁したのだけれど北漠が攻めてきたので彼女を解放する。

朝臣たちにも戦えるのは阿麦しかいないと言われて仕方なくだけれど。

そこで陳起の策略で阿麦は唐紹義を失う。

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常鈺青も罠にかかっていて、企んだのが陳起とわかりさらに阿麦には宰相の言葉が蘇る。

 

 

 

 

 

阿麦は確かめるために単身易之のもとに乗り込む。

朝廷は阿麦の謀反かと大騒ぎ。

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穆白も止めに来るけど阿麦は止まらない。

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易之は覚悟を決めてる。

対峙して阿麦は易之に詰め寄る。

裏切ったのかと。

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易之は先代皇帝と最後に会話した時のことを告白する。

そもそも阿麦の父が死ぬことになったのは、当時北漠に押されて適わなかったので、向こうが望んだ阿麦の父の死を条件に影で和平を結んだのだった。

今回も同じように……?

今回の条件は何だ?

唐紹義の犠牲?

鎮北軍の全滅?

阿麦の安全?

なんだか馬鹿らしくなってくるよね。

いつだったか記事の中で戦さの話から1人を助けるために100人を犠牲にするのはどうなのか?という話をしたと思うのですが、それとこれとは違います。

人質交換の様な命のやりとりとは違うじゃないですか。

要するに現場で命がけの戦いをしてる中での判断と、現場の状況を無視して、上が勝手に取引を決める。

しかも生贄のように自分の方から勝手に味方の命を差し出す。

それでは現場で戦っている者が報われません。

阿麦の父親だって、国のために命をかけて戦って来たのに味方が闇討ちにするって……

だったらまだ本人に内情を話した方が納得の死を迎えるのではないですか?

怖くて本人には話せないか。

 

 

 

 

 

上に立つ人間が苦汁の決断を下すことはあると思います。

国を守るというのは簡単ではないのもわかります。

だからといって大声で話せないことを平気でやりますか?

やったことが後ろめたくて仕方ないから復讐を恐れて悪あがきをしてきたんですよね。

何やってるんだと後ろから蹴り飛ばしたいけど、こういうことって多いんだろうなと思ってしまうのも確かです。

易之にしたって自分の命の恩人をそういう卑怯な作戦の餌にしたってことです。

阿麦から見下り半どころか絶縁を申し渡されても仕方ありません。

阿麦が一番許せないことをしたのですから。

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易之の極端な変貌ぶりが、将来先代皇帝と同じようになるような気がするのは自分だけですか?

チャン・ハオウェイ@易之の飄々としてるような、本心見せない底知れない感じが暗澹たる思いになります。

別れて当然と思うのですが、これ以上闇落ちさせないためには阿麦が見張ってた方がいいのでは?とも思ってしまいます。

 

 

 

 

 

陳起と対決して、彼から宰相に脅されてやったことだと打ち明けられました。

彼は戦いの前に阿麦との思い出のペンダントを見て回想していました。

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まだ少年だった陳起には判断が難しい所だったのでしょう。

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皇帝や宰相に比べたら許してあげてほしいという気持ちもありますけど、敵国の将軍だと思えば殺すしかなかったとも思います。

陳起は阿麦との対決を望みながら殺されることを望んでいました。

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過去のことや彼の気持ちに押しつぶされそうだったのは阿麦でしょう。

彼女はここでも大切な兄を失ったのです。

彼女の慟哭が哀しい……

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実際彼が死んだことによって戦さが終わったのですからこれは必然だったのでしょう。

陳起は自分が死ぬことですべてが丸く収まると判断したのでしょうね。

愛憎も政治的な思惑にも終止符が打てると思ったと思います。

阿麦の心の傷がまたひとつ増えました。

何かをひとつ暴いて解決しても彼女の心の傷が増えていくだけでした。

 

 

 

 

 

敵国じゃなかったら常鈺青と一緒になって欲しかったけど、将軍同士では土台無理です。

彼は大軍を率いてやってきました。

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阿麦がなにごとだ?と問うと"結婚しないか"とプロポーズ。

阿麦が断ると、しばらくは攻めてこないから安心しろと言って去っていきました。

惜しい男を逃がしたとは思いますけど、互いの立場は変えようがありません。

 

 

その数年後の話で、阿麦の元へ何度も易之の側近や本人が訪ねて来るシーンがありました。

何度訪ねても易之には絶対に会わなかった阿麦。

でもいつか皇帝がとんでもないことやらかしたらまた乗り込んで行くような気がします←個人的にはけして寄りを戻してほしいわけじゃない(笑)

この二人も寄りを戻すのは無理だと思います。

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最後は阿麦がしばらく旅立つねと出掛けていくシーンで終わっていました。

会いたい人ももうほとんど居ないのが寂しいですね。

 

 

 

 

 

この作品の総括は残念すぎるということ。

きっと原作は面白いんだろうなと思いました。

それぞれのキャラが本当に良いです。

ただ脇役まで気になるその背景がぼやけすぎです。

要するにこれだけの原作をドラマの40話程度では描ききれないということです。

原作が長いので、初めから思い切って削ったり組み立て直す必要があります。

けれどそれは"薄める"ということではないのです。

想像ですが長く撮影して短く編集するというやり方をしてるとすれば今回のようになってしまいます。

セリフ不足とかシーンカットとかで説明不足になります。

そうではなくて、脚本の段階で40話以内に収まるように初めから構成して欲しいものです。

素晴らしいキャラ達が生かしきれてなくて本当に残念でした。

 

 

 

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