あおの華流記

中国ドラマ感想記……というか"萌え"と"愚痴"を語る

与君歌~乱世に舞う運命の姉妹~ その3

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チョン・イー

チャン・ユーシー

ハン・ドン

シュエン・ルー

ミッキー・ホー

 

 

原題  与君歌

 

28話〜最終話(全49話)

 

 

 

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ネタバレな感想なのでご注意!

結末まで感想ネタバレしてます。

キャラクター生死を含めネタバレOKな方のみどうぞ

 

 

 

 

 

 

 

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ずーっと堪えしのぶ人々。

もちろん陛下と王家の姉煙織が筆頭だけど、陛下の叔父珖王もそのひとり。

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この人には信念があり、陛下に忠実だったわけでもない。

謀、策略、長年にわたり陛下とはまた別に仇子梁を倒すべく時を待った。

 

 

このほか、この話には我慢してきた人ばかりが揃う。

メインキャストたちを支える脇キャラの人々。

この人たちもみな、主人を支えるために長年主人と共に耐えてきた。

厳修とか、いいことあったのかしらと不憫だと思う。

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思えば仇子梁の陣営にいた幹部の殆どは実は寝返ってませんでした?

これなら何とかなったと思うのに、何とかならない仇子梁は化け物宦官?

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ミッキー・ホーは大熱演でしたね。

この人凄いなと思いながら見てました。

 

 

 

ヒロインを育てた叔母←本当は違う

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この人などは野心が有り、味方ではないのだけれど、同じく耐え忍んで時を待ったのは同じだと思う。

妄執とか執念とか、しつこいなと思いながら、この人自分が女だったことを残念に思ってただろうなぁ。

 

 

 

中盤からヒロインは突然賢く、物わかりも良くなって別人みたいになるんですけど。

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そして陛下は何回刺されたり自分で刺すのだろうか?

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当然死なないんだけど、これちょっとおかしくないか?とは思うよね。

こんな手を何回も使う脚本はちょっとねとは思う。

 

 

 

ストーリーには飽きが来ませんでした。

前述したようにメインから脇の脇と言える人びとまでとにかく"忍"の一言。

その人たちがどうなるんだろう?と思ったら退屈しなかった。

 

 

そして飽きさせなかったことのひとつに、各キャラの心情があるとおもいます。

簡単に本心を明かさせ無いのですよ。

本当の思惑は何処に有るのか?

立ち位置がはっきりしていた陛下と煙織でさえ、その時々の心情をあまりあれこれとセリフで語らせなかった。

思わせぶりなセリフはありましたが、具体的には中々語らせない。


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この二人は政略結婚するんですけど、その頃には策略家として一心同体。

互いに手を結ぶしか無いじゃないかと言う状況。

別に男女として愛し合ってるわけでもなく、信頼してるわけでもない。

なのに目的は一緒ということで、ぎりぎりの崖っぷち。

そこで手を取り合う姿がなんとも言えず、もう終盤なのにまだなんでこの二人がカップルじゃなかったんだと残念に思いました。

 

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シュエン・ルーは、この作品が代表作のひとつになったと思います。

強さと哀しさを目いっぱい背負った役でした。

そしてこの人はやはりお姉さん的な立ち位置が似合う人。

若魚どころか陛下の姉でも良かったくらい。

 

 

 

珖王とその姉は本心が何処に有るのか、見ているこちらにも二転三転するような役。

想像だけで、本当はどう思って動いているのかあまり明かさなかったと思います。

キャラ的にはなんだかなぁと言う珖王の姉でしたけど。

 

 

人間関係が複雑。

歴史を鑑みて武帝は死ぬとわかってても、その最後がどうなるのかわからないのはストーリーとしては良かったと思います。

 

姉がキャラとして素晴らしすぎて、ヒロインである妹の魅力が半減したのは痛し痒しかなぁ。


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二人併せて両方で十二分だと思えば、良いのでしょうか。

 

 

チョン・イー陛下は眺めてるだけなら言うこと無いのはいつもの通り。

策略家としてのキャラは「琉璃」「沈香の夢」よりもずっと良かったと思います。

ただこのキャラは後半ほぼ具合が悪く、寝てる役だった。

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色気はあるけど主役としてはどうなの?

「琅邪榜」の梅長蘇の例もあるからいいのかな?ちょっと複雑。

 

 

仇子梁が死んだ後も話は続き、珖王との決着になりました。

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珖王は結局何がしたかったんだ?とは思いました。

甥から簒奪する気は無かったと思えるんですよね。

陛下と珖王の化かし合い?は無駄だった気がするんですよ。

このドラマのぐるぐるは恋愛じゃなくてこの叔父と甥の距離感だった気がする。

何度も会ってるのになんで肝心な話はしないの?というのが庶民じゃないからなのかなぁ。

ストーリーのために反目してただけの気がする。

この二人が協力したらストーリーが面白くないということでしょうか。

この二人が協力して罠を張ったら面白いと思うのにな。

 

 

 

最後は二人が抱き合っていたのが印象的です。

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わりとスムーズに見られたということは、ストレスが少なかったということです。

出だしのヒロイン見てどうしようかと思ったレベルだったのですが、いつの間にやら賢いヒロインに。

ちょっと不自然さもありましたが、周りが三重くらいに策を巡らせるキャラばかりなので彼女は凡人に思えました。

優秀なキャラばかりなので、彼女は脳筋から抜け出しても恋愛脳レベルだった。

だって彼女だけ大義ではなくて陛下個人のために動いてました。

悪いわけではないけれど一人だけ蚊帳の外っぽくはありました。

個人の感情で動いてたのはこの人と厳修、玉娘かな。

狙いだったかもしれませんけど、異質だったし私的には物足りないヒロインでした。

チャン・ユーシーは可愛くて好きな女優さんなのに。

 

 

 

今回もチョン・イーのビジュアルに半分支えられてたのは否めない。

次回は全然違う彼が見たい。

個人的に次回は「蓮花楼(録画中)」になるのかなぁ……期待!