ジン・ボーラン
ソン・ウェイロン
ホン・ヤオ
グオ・チョン
ワン・ドゥオ
16話〜最終話(全29話)
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ネタバレ&BL注意
原作がBL小説です
そのような表現もOKな方のみ閲覧してください
大いにネタバレも含みますのてご了承を
うーん、ブロマンスというよりはチームもの……かなぁ。
はっきりとしたカップル感はないねぇ。
編集で薄めたのかもしれない。
何しろバツだったものが急にOKになったわけだから、許可降りた理由があるわけだよね。
タイトルも変えたらしいし、コレならいいよと言う変更があったと言うことだからね。
キャラクターの位置づけについては私個人としては中々良いと思います。
濃いカップルになって好みから外れたりするよりも、このドラマならどの組み合わせに勝手に萌えても良さそう。
むしろ匂わせ大好きな人には最高のドラマなのではないでしょうか?
分かりやすいBLが好き!とかラブで無いものは……と言う人には向かないと思う。
チームの一端を担ってる陛下
いつもふらふらと民の様子を見に来てます。
陛下なんだから蘭珏と近いかというと、張屏の麺屋台にやってくる人。
何なら彼の下宿にもやってくる。
その様子が萌え。
この人出番は少ないけど中々に重要な人物。
出自が物議を呼ぶ。
しかしその渦中には親政してて肝心の本人が登場しないという……
すべての元凶の元であるのは皇太后。
その皇太后に実権を押さえられているんだけど、中々に思慮深くて善人なのです陛下は──
もうちょっと出番があったらチームに入っていただきたくなるような人間性。
影の一員てことかな。
細かな事件を連ねて、それが1本になるのはこの手の推理ドラマのテンプレなのですが、このドラマは最近多いポップな感じのドラマとは大違い。
セットも落ち着いてるし、男性陣ばかりなので色合いも落ち着いてる。
照明も暗めで好みです。
華やかさが好みの人には物足りないかもしれないけど、この手の美術で纏まっているドラマはとても好き。
かなり後半になってから、辜清章@ワン・ドゥオが出てくるんですけど、この人のキャラが意外に濃かったです。
何というか、残り7話くらいで出てくるのに重要人物すぎるし、善人か悪人か判別付きにくい。
被害者と加害者と両方の立場だし、悪辣なのと悲劇背負ってるのと、あれやこれや見てるこちらはどんな目で彼を見たらいいのかわからなくなる。
ブロマンス目線で言いますと、蘭珏は前半王硯といい感じだったのに辜清章と入れ替えに戦地へ行った王硯の出番が減るんですよ。
張屏と揉めて拗ねた蘭珏を宥めてるシーンとか良かったのになぁ。
王硯が出征したらその先でピンチになった張屏を拾うんですよ。
ここでびっくりな王硯と張屏のシーンが続く。
王硯が張屏背負って逃げたりとか……
思っても見なかった入れ替え(笑)
こういうのが好きな人にはなんとも言えないナイスな場面。
カップリングをいろいろ提供されて、次はこんなのいかがですか?と勧められてる気分(笑)
しかも今回はどのパターンも私は好きだ!
張屏と陳筹にはこんなシーンもあります。
腕組みですよ←いや違うんだが、
陳筹が張屏を連れ去るときに腕を掴むんじゃなくて絡めてるのが、それ狙ってやってるんだよねとしか思えなくて、リプレイしてしまいました。
終盤の気になる組み合わせはもちろんこの二人。
二人きりのシーンがとにかく多いです。
ここまではどこがブロマンス?と言う感じでしたが、この二人が再会してからしばらくは運命の二人なんですか?と言う感じに展開。
長くは続かないんだけどね。
そしてまるで三角関係、痴話げんか風になる三人。
一人が女優なら定番の展開です。
しかし先ほども書いたように長くは続かない。
張屏が辜清章を疑いだして、最初は怒った蘭珏なんだけど、
彼も辜清章を疑いだした。
実は辜清章と張屏は一緒に育ったこともある義兄弟。
物足りなかったのは兄弟とわかってからの二人の絡みがもっと欲しかったなぁと……兄弟としての絡みが不足気味。
辜清章の方は"おまえは弟じゃないか兄のことをわかってほしい"みたいなセリフがあったのですが、張屏が彼を兄としてどう思っていたのかと言う描写がなくてちょっと残念。
二人で昔のことを語り合うシーンが欲しかったな。
お母さんのこととか。
辜清章は張屏のママが殺されたことにも怒ってたはずだから。
カットされたのか?
29話と短いのに内容が濃かったと思います。
あっという間に終わったと言うよりも、この内容で29話だったのか……と言う感想。
それぞれのキャラがとても良くて、もっとこのメンバーで事件解決してほしい。
無理かもしれないけど同じメンバーで続編やって貰えたら嬉しいなど思えるドラマでした。
愚痴が殆ど無かったね(笑)
やはり男ばかりの方が面白い。
ブロマンスやBLとしての評価はわかりませんが、私には満足の作品でした。