フー・ファー
ワン・ルンツォー
ネタバレな感想なのでご注意!
結末まで感想ネタバレしてます。
キャラクター生死を含めネタバレOKな方のみどうぞ
テーマは「逆鱗」
日本語にある普通の言葉だけど今回改めて逆鱗の詳細を調べた。
漢字を見れば明らかだけど、今まで真剣に意味を考えたことがなかった。
使うとすれば"逆鱗に触れる"の例えだけど聞くことはあっても自分が使うことはほぼ無いからねぇ。
今回言葉を調べて、始めて龍の鱗と知った。
そして顎の下の方に生えてる、本当に逆さの鱗なんだと知った。
それを触ると龍がお怒りになるらしい。
その言い伝えから生まれた言葉のようだ。
そんな逆鱗を探すお話だ(笑)
今回の場合は例えではなくてリアル逆鱗を探すお話。
最初、ちょっと意味がわからなかった。
ヒロインが生まれたときに龍に逆鱗を貰ったのかな?と思った。
その時と、数年後に黒龍が現れてる。
それがヒーロー龍(寧修睿)の逆鱗なのかと思ったのだけど……
ちなみに彼は弟だ。
龍の国には兄が居る
この経緯が結局語られてなかった。
つまりは何でヒロインに逆鱗くれたの?とか、
それをくれたのはヒーローじゃなくてその兄?
それはその時の龍が黒龍だったからです。
ヒーローは白龍だよね←これも説明なかったけど兄は黒髪、ヒーローは龍になると白髪だからそう思った。
黒龍は親切でくれたわけでは無さそうだよね。
黒龍自身も本意ではなかったのか?
この辺は全く語られてなかったと思うので全体から推理するしか無さそう。
逆鱗自体が勝手にそうしたのか?
よくわからなかったのは私だけなのでしょうか?
見落としていただけなら申し訳ないけど……
しかしヒーロー寧修睿が言うには彼が少女に逆鱗をあげたのは500年前。
そうなるとヒロインの蘇音音ではないよね。
この辺がよくわからなくで意味不明と言うことで中々入り込めなかった。
しかもこのヒロインはお嬢さまなのにがちゃかちゃしてる人で苦手なタイプだったし。
相変わらず脇カプ愛の私としてはそちらの方を応援してしまう。
特にそちらの女性キャラが可愛くて好きなタイプ。
武芸も出来て気立ても良い。
ちょっと気になるのは中国ドラマあるあるで、辺境育ちで母親居ないと世間から笑われる設定に度々出会うこと。
女としてのしつけを受けてない的な。
なんだか凄く色眼鏡で見られてるよね。
酷い差別と言うか、偏見が凄すぎて毎回萎える。
女への差別が酷い。
しかも女が女へさげすみを与えるという中国ドラマあるある。
紆余曲折あるけど最後は結ばれる。
つまりはみんなが馬鹿にしていた女性が皇太子妃からいずれは皇后になるのだ。
皇太子は子供で世間知らずの坊ちゃんの典型だったのに、最後にはその正直さと素直さが何よりも救いだと思えて、成就したときは涙してしまった。
そしてその後立派に皇帝になったらしい様子。
どこかで聞いた音楽と思ったら、劇中で「ふるさと」が何度か掛かってるんですよ。
あの子供のときに歌った日本の唱歌の「ふるさと」です。
ちょっとびっくりした。
この話で、ヒロインに振られたことから簡単に闇落ちした男。
よくある典型的な闇落ち男なんだけど、こいつはやってることが酷すぎないか?と思ったのだけど。
しかし最後に子供に向けた笑顔とかヒロインに向けた笑顔でなんだか許してしまったじゃないか。
この先は頑張って生きてほしいとなぜかエールまで送ってしまった。
主役二人のラブについて。
ヒーロー寧修睿の逆鱗は500年前に友達になった少女に預けた。
結局龍の兄が少女から奪おうとしてそのまま紛失。
寧修睿はそのせいで海に帰れずに500年を地上で過ごす。
その間、人間の世界では歴代皇帝の師父として過ごしていたらしい。
その後なぜか逆鱗は今回のヒロインが死産の赤子だったときにその心臓へ。
彼女はそのおかげで生き返り寧修睿とめぐりあう。
彼女は龍の花嫁になることを希望してた。
助けて貰ったことのお礼と思ってる。
ちょっとウザい(笑)
しかし逆鱗と言うアイテムで二人は繋がってるので運命の二人だ。
なんだかんだと揉めながらも彼女はもちろん、彼の方も好きになっていく←それがテーマだからね。
早々に彼が龍だと気付いたのはいいのだけれど──
二人に大問題が。
彼には逆鱗が必要。
それがなくて500年も海に帰れてない。
このままだとやがて死ぬ。
彼女に返してほしいと思っていた。
しかし今となっては逆鱗は死産した彼女の心臓なので返すと彼女は死ぬ。
しかし彼女は返した。
当然死んでしまう。
彼も黙って見過ごせず、彼女にまた与える。
龍のCGがそこそこ良く出来てると思うの。
黒龍と併せて結構お気に入り。
彼女に返すということは彼の方は心臓が無くなっちゃうということで、今度は彼が死ぬよね。
ところが生きてるんだな(笑)
仮死状態みたいな感じで数年が過ぎた。
この話の悪の根源=龍の兄。
逆鱗が欲しくて足掻いてたけど、弟が元々持って生まれたんだから横取りしたところで自分には馴染まない。
散々苦労して手に入れたが自滅。
しかし人間界も巻き添え食って大変なことに。
そこでヒーロー復活。
雨が降らず、水源が枯渇してたので水龍?になり地上を守る。
陛下も拝礼して御礼を捧げる。
しかしまたまたややこしいことに、復活してすぐに恵みの雨を施したのでヒーローは消滅してしまう。
それでもハピエンなのでその数年後に復活するラストシーン。
めでたし!
今回白龍演じた、逆鱗探しの寧修睿ことワン・ルンツォー。
前半はとにかく寡黙、ツンデレどころかツンでしか無い。
しかしだんだんとヒロインに惹かれて表情が出てくる。
この辺の変化が中々に魅力的でした。
登場した瞬間は正直それほどイケメンとは思わなかったのですが、だんだんといい男に見えてきた。
しかもイケメンというよりは可愛い男だ(笑)
いろんな表情見せてくれてそれが最高です!
序盤、ヒロインに困惑してる様がとてもいい!
次回作でめぐり逢うことに期待!