あおの華流記

中国ドラマ感想記……というか"萌え"と"愚痴"を語る

鶴唳華亭<かくれいかてい>~Legend of Love~ その1

 

ルオ・ジン

リー・イートン

ジェン・イェチョン

 

 

 

原題  鶴唳華亭

 

 

 

1話〜14話(全57話)

 

 

 

 

 

 

ネタバレな感想なのでご注意!   

結末まで感想ネタバレしてます。

キャラクター生死を含めネタバレOKな方のみどうぞ

 

 

 

 



 

 

興味深いドラマですね。

これは間違いなく父子の確執。

皇帝と皇太子だから朝廷ものだし、ラブに行く前に既にしんどいという展開。

 

出だしの事件からハードでこのドラマは一筋縄では行かないんだろうなぁと言うのは明確。

 

1話〜2話見ただけで皇帝何考えてるんだ?と思いますよね。

この皇帝見て"なんだか最近こんな人見たなぁ"と思い出してみたら「黒豊と白夕」の男主の父"雍王"だよ。

けして息子を憎んでいたわけではない。

けれど優秀な息子が疎ましく、それを認めたくない。

偉そうな態度と裏腹に肝のちっせー男だったのよ。

 

なんか、同じタイプじゃね?と始まったばかりなのに同じ匂いがしてる。

 

さらに、息子が自分以外の人間に信頼寄せたり懐いたりするのが面白くない。

片や息子の方はそんなに親がちっせー器だとは思わずに、どうしたら僕の方を見てくれるの?と、もらえない愛情を探して右往左往しちゃう。

 

普通はこういう親子って母子に多いよね。

女は狭量だから感情で動く。

母親がこういうタイプだと同じく子供が愛に飢えて精神的におかしくなってしまう。

 

男親なのに女みたいなタイプなんじゃないのか@皇帝

 

 

カップルの行方より今のところ俄然父子の関係に興味が沸く。

こういう親だと、子供は人を信じられず人間関係上手くいかないのよね。

 

 

冒頭からこんなに重いものをサビからぶつけてくるとは飛ばしてくるドラマだね。

こりゃこの先も重そう。

 

しかもよく調べないで見始めたら"全57話"とか……長いよ……続編もあるのに

 

 

 

普通の話は主役たちに都合よく転がっていくのですが、このドラマはとことん主役たちに"都合悪く"転がるようになってる。

裏の裏をかくのは主役のはずなのにこのドラマでは敵役がその恩恵に。

誤解を招くのは普通は主役のどちらかなのに、このドラマではすれ違いや誤解が両方に同時に起きて、すべてが悪い方向へ進むように出来てる。

それらが途中でいい方向へ行くことが無く、いつまでも……と言うか、最後まで続く。

 

 

しかも主役の皇太子に余り同情できないんだよなぁ。

やり方→余り賢くない

自分が正しく賢いと思ってる→敵の方が上手だし詰めが甘い

物事の客観的判断ができていない→皇太子としては致命的

常に"情"を優先する→人の上に立つ人間としては失格

思い出したのは「星漢燦爛」の皇太子だ。

人間としては優れてる人なんだけど、人の上に立つには向いてない人。

 

 

本来主人公に都合よく転がるはずのものが、常に都合悪く転がるように脚本が出来てるので、この話は耐性がない人にはつらくて脱落するかも。

区切りで挽回して次のピンチに行くなら、「明蘭」や「恋心は玉の如く」のように心地よくピンチを迎える準備が出来るし、ストレスもたまらないんだけど……

 

この展開をこれだけ長くやってたのはスタッフにも冒険だったのじゃないだろうか。

日本のドラマみたいに途中で脚本変えることも出来ないんだし……その意気込みは買うけどね。

 

これで最後が「やったね!」ならまだしも、私が知ってる限りではエンドも何コレなんだよね?

 

それでも見てますけど──

それでも見てるのはこれは一種のアレです。

 

怖いもの見たさ

 

これに尽きるのでは?

自分でもよくわかりません。

マゾっけがあるのは認めます(笑)

 

ここまで皇太子にいいことが何もないまま次に行きます←ずっと無いと思うけど

 

 

 

 

 

 


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