リウ・タオ
ヴィック・チョウ
大好きヴィック・チョウの作品。
単なるお茶の間ファンですので、彼の作品を観ると言うだけのファンではありますが、流星花園の登場時からずっと見てて、F4がスマスマに出たのも見たよ。
あの頃を思うと随分遠くへ来たねヴィック(笑)←良い意味です
台湾ドラマ時代、ドラマボックスもいくつも買ったわ。
ネタバレな感想なのでご注意!
結末まで感想ネタバレしてます。
キャラクター生死を含めネタバレOKな方のみどうぞ
そんな彼の本格的?歴史時代劇。
どちらかというと今までファンタジー時代劇だったよね。
宋の皇帝、詳しくはないですけどドラマ見始めてすぐに思った。
かなり脚色してるでしょ。
彼ではなくリウ・タオ演じるヒロインが主役と言うこともあり、彼女をかなりいい人に描いてるよね。
リウ・タオも好きなので楽しみに見ました。
このところ数本テンポのいいドラマに出会ってて嬉しいのですが、このドラマはその中でも群を抜くスピード感。
大歓迎ではあるけれど……
なんだか、出会いのところとかもう少し丁寧に描けなかったのか?
あっという間に出会って連れ帰るから、なんで?って思ってしまった。
正室の皇后になる人がまともで普通にいい人なので、なんだか主役の二人の印象が悪い。
そこんところは歴史上の事実だから仕方ないけど、もう少し二人が恋に落ちた部分を描いてからならある程度納得出来たと思うのに、いきなり本題ですか?
展開早い!
むしろ早すぎて見てる方置いてきぼり感が凄い(笑)
60話と長いのにこのスピード感は凄いと思うし、これで後半ぐるぐるしたら怒るレベル。
ドラマ見始めてすぐに思い出した。
このヒロインはあれだ!
「花と将将軍」に出てきた皇太后なんだね。
皇帝が実母に会うエピソードはあっちにもあった。
あの時は事情がイマイチわからなかったけど……
ただ時系列があっちとこっちのドラマでは違うから実母が亡くなった時期は曖昧なのかな?
この終盤の仁宗の正室騒動とか、垂簾政治のあれこれは花と将軍でも出てきた。
この正室はあのドラマでも駄目な人だったけど、このドラマ見てて、ワガママな女でしかないのだと思えた。
その後どうなったのか知ってるので納得。
ドラマの設定だから実際どうだったのかは知らない。
真宗夫婦は平和主義者なんだと思う。
罪人にも政敵にも、できるかぎり死罪は避けて、戦争もできるかぎり避けて、争いごとを遠ざける。
不幸な目にもさんざん遭ったけど、それに対して報復など一切しない、考えない。
見てるこっちが苛つくほどに相手を許す。
どれだけ忍耐強いんだ。
子供やペットを叱らずに褒めて育てあげることと、どんな目に遭っても相手を憎まず許すこと。
経験上、この二つはとても忍耐強く難しいことだと思ってます。
二人とも人格者だね。
それが政治家として優秀なのかはわかりませんが、人間としては素晴らしい人だと思います。
61話と言う長さに対して驚くほどあっという間に見終わるドラマです。