レオ・ロー
バイ・ルー
ドン・ウェイ
原題 長月燼明 (全40話)
前回の記事はこちら↓
ネタバレな感想なのでご注意!
結末まで感想ネタバレしてます。
キャラクター生死を含めネタバレOKな方のみどうぞ
龍の中?にやってきた4人はそこで過去の記憶のないまま戦神やら仙人やらそれぞれの立場で一生を送るのですが、ここでの澹台燼は戦神。
感情が無いのは相変わらずだけれど、なんといっても「魔」ではない。
自分の命をかけて人々を救う役目。
これで「善」を学ぶのかしら?
「愛」という試練では、葉夕霧とは相変わらずのすれ違いで今度は彼女が最終的に「魔」になってしまう。
なんだか目的がよくわからないのだけれど、ここでの記憶は持ったまま次のステージへ向かうので、澹台燼の「愛のレッスン」といったところか?
なんだか要らない設定のような気もするんだけどね。
ドラマに飽きないために目先を変えてるだけのような気もするけど、むしろ長く引っ張りすぎて神々の話に飽きました。
相変わらず神はクズ!という結果だし
葉冰裳の演じてた天女だか仙女だかが最悪のキャラで、やはり葉冰裳はあざといどころかこいつは悪女決定だった。
ここから戻ると、以前の人間世界に戻っていてまだ戰の最中です。
思わずその場で待たされてた人も居るので、時間経過はどの程度なんだろう?と要らぬ心配までしてしまいました←説明無しだし
ここまでの2カプのほかにもうひと組。
葉家のしっかり次男と妖狐のカップルです。
彼女が好みの美人さんで、しかもこの二人はとても真摯に生きてきたのに不幸に見舞われてしまう。
ここまで、葉夕霧は澹台燼のことは好きなわけではないと言う「設定」です。
どう見ても好きだと思うのだけれど、本人は好きなふりで本気で好きなわけではないと言ってます。
じゃあ澹台燼は?というと、かなり彼女が気になってます。
こちらも彼女が好きなのは明白だけれど、本人は気がついてませんというところ。
あちこち舞台を変えて、キャラも変えて、すれ違いごっこしてるだけのドラマだなと。
それでもすごいと思うのはCGかな。
お金がかかってそうな画像処理。
綺麗なレオ・ロー見てるだけでも満足だし、すれ違い模様もここまではギリギリ我慢できる。
すれ違いはある意味滑稽でもあるので、ラブコメ要素にもなるのです。
何回も同じパターンだと興ざめではあるけれど、そのあたりもギリセーフです。
自分的にはレオ・ローとバイ・ルーのコンビがけっこう好きなんです。
「オオカミ君王とひつじ女王」も好きだったし。
コミカルな場面ほどお似合いだと思える。
戰はどう見ても澹台燼側の有利は決定。
本当なら相手国の現皇帝がクズなだけなので彼が死んで肅凛が継げば、澹台燼と肅凛の目指すところは「民の安寧」で一致してるので簡単なはずなんだけど、その単純な図式通りに運ばせないのがドラマでもある。
葉夕霧と葉冰裳も絡んでて誤解と打算と陰謀の絡み合い。
これって本当は愛し合ってる男女の間に何枚もの曇りガラスを置いて、互いの姿や本心を隠すのに似てる。
相手の本当の姿が見えにくくなり、勝手にすれ違う結果に。
たくさんドラマ見てると、なんだかもうこんなレベルでは見てるこちらも何も思わない。
この先の展開は見えてるし、簡単に結ばれないこともわかってるから、むしろどんだけ弊害があれば今回のカップルはゴールするのかと逆に思ってしまう。
──というか、たどり着くまでどれだけの困難さを見せてくれるのかとそこに期待さえしてしまう。
在り来たりじゃ驚かないし、逆にがっかりさせないでくれとも思ってしまうのよね←Sか?多分そうです(笑)
「人」としての「心」を取り戻してゆく澹台燼がいじらしいじゃないか。
この話の序盤では「怒り」すら持ってなかったのに。
「夢」さえ見なかった彼が、「期待」やら「失望」を覚えたからこそ「痛み」とか「喪失」を感じることができてる。
このドラマはヒロインがいてもやはりレオ・ロー演じる「澹台燼」の物語なんだと思える。
黎蘇蘇の目線で500年の歳月の物語になっているけれど、その中心は当然澹台燼だし、彼の一挙一動で動く物語。
「愛」は彼が成長するためのアイテムなんだと思う。
このあと面倒くさそうな仙門の世界が待ってるけれど……
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