ウィリアム・フォン
ポン・シャオラン
原題 星河長明
10話〜最終話(全25話)
前回の記事はこちら↓
ネタバレな感想なのでご注意!
結末まで感想ネタバレしてます。
キャラクター生死を含めネタバレOKな方のみどうぞ
九州シリーズは恋愛メインの話なんでしょうか?
なんだかそこが間違ってるように感じます。
せっかく国の名前とか付いてるんだから、国取りとか国の内部の話をメインにやればそこそこ面白いと思うのだけれど、恋愛話が毎回微妙に感じて脱落してます。
今回の恋愛もシリアスさは感じられず年の差ラブコメ?と思えば面白い。
この話が一番古い九州統一の話ならもうちょっとそれを押し出しても良さそうなのに。
劇中の会話から国同士や宮廷内の勢力争いが深刻なのはわかります。
けれど肝心の話の流れがそれらとは離れてる気がする。
ヒロインがひたすら親友の行方を追ってるのも、国の平定が大事なのにそことは乖離している。
人間と羽族の争いの方を描いた方が良かった気がするし、ヒロインの恋愛にしても、どう見ても陛下よりも親友"蕊"が大事。
蕊は確かに可愛い←そこじゃない(笑)
一番の味方で、優しくて、大事だったのはわかる。
しかし!
陛下の恋のライバルは親友ですか?なレベル。
なんともちぐはぐな感じはした。
このシリーズってどれもみんなこんな感じがするのよね。
大事なのはそこですか?みたいなのが拭えない。
見たかったのこれじゃない感。
まったく見てないのは1作くらいで実はほぼ見てる。
しかしその大半は脱落した。
壮大な話っぽくて期待してみるのに、見始めるとこれじゃない感が毎回半端ない。
今回の話は別に拘らず突っ込まずに見れば話が短いのでイラつくこともなく見ることは出来た。
過去のシリーズも短ければダラダラとせずにそれなりに見られたかも。
半分くらい見て脱落したものもいくつかあるので。
かなり終盤まで親友の生死を気にしていたヒロイン。
彼女を生き返らせたくてあれこれやっていましたが、やはり時を遡っても生き返るのは無理。
なんだかこのところそんな話ばかりが続いてます。
誰かを生き返らすとか無理! いい加減に気づいてほしい←この設定に飽きてきた
陛下がそれに追従してるというか、ヒロインを愛してるから協力してるということなんだろうけれど、そこまで愛してる感じはしないし、何よりもヒロインが陛下よりも親友大事なんだもの。
なんかねえ、つまらなくないけど物足りない。
話があれもこれも中途半端なのは拭えない。
話数は短くて構わないので話は絞ってほしい。
最近、散漫なドラマが多い気がする。
そして残り数話がバタバタしたまま終わる。
残り数話に詰め込みすぎです。
人もいきなり死ぬし。
多分短いということは、短くするためにだいぶカットされたと言うことなのかもしれない。
キャラを語ると、自分的にはこの陛下は好きだった。
恋愛的には薄い感じがしたけど、ヒロインと年の差が有るから余り熱烈だと問題有りとなったのかな。
恋愛目当てで見た人はストーリー的にも物足りなく、ヒーローがおっさんで嫌だと言う人も居るかも知れない。
しかし皇帝個人のキャラとしてみれば、喰えない感じとか、若くない分包容力もありそうで、そのくせ子供っぽい部分もあり、いいと思った。
この辺りはウィリアム・フォンの演じるキャラに共通するから毎回同じといえばそうなのかもしれない。
しかしブログ主はそんなウィリアム・フォンが好きだ。
いい加減おっさんなのに、甘えん坊な一面がある。
ヒロインを甘やかしながら自分もちゃっかり甘える図々しさがこの人の魅力だと思ってる。
ポン・シャオランもその点は、妙に大人の色気が有りながら子供っぽさも表現できる女優さんで、やはり彼女の演じるキャラが毎回好き。
お転婆な面が出ても変に媚びた感じがしなくて、好感度が高い。
この辺りは好き嫌いとか、好みの問題だから、誰もが同じ印象では無いと思うけど。
今回目をひいたのは結婚の時の皇后の衣装。
冊封を兼ねていたからと言うのもあるかも知れないけど、普通は赤や緑でお決まりなのに、今回の場面が対決に向かうのもあったからか、ダークな感じで登場した。
思わず「おぉ!」と思ってしまいました。
とても素敵な衣装だったと思います。
特に後ろ──
そしてそのあとのシーンの陛下と羽族皇子の対決が山場。
ジュー・ジョンティンは綺麗な俳優さんで今後出会うのが楽しみ。