アレン・レン
バイ・ルー
原題 周生如故
〜10話
ネタバレな感想なのでご注意!
結末まで感想ネタバレしてます。
キャラクター生死を含めネタバレOKな方のみどうぞ
出だしが中々に不穏。
あまり良くは知らないで見てるのだけれど、前編は悲恋で後半に続くと言うことだけは知ってるので、前編は気持ちのいい話じゃないんだろうな……と。
ヒロインが弟子になった辺りのエピソードが笑える。
弟子としては十一番目に当たるのだけれど、それまでの10人はただ弟子と名付けただけの話で、その方が都合が良かったから。
実際は育てたつもりもなく、実際やってないので実は今回が正式には初めての弟子。
しかも由緒正しい家柄の女子。
どう扱えば良いのやら──
しかも事情があり彼女は失語症。
私の好きなアレン・レンの困った顔が見られるのは嬉しい。
そして好きな女優バイ・ルー。
今回は少女の役から始まるので、前髪垂らした顔を見て、切り替わって次もよく似た子役を連れてきたものだと思ったら子役からいつの間にか本人になってた(笑)
よくわからないけどいろんな事情が絡まったとは言え、名家の令嬢……しかも話せないのにその子が戦ばかりしてる将軍たちの中へ弟子入り。
そんなことあるのか?と設定にはちょっと疑問。
アレン・レン演じる周生辰はこちらも波瀾万丈な半生。
幼いときから兵を率いてずっと戦場生活。
その間に弟子という名の孤児たちも引き取り生活の面倒をみていたので、名目上10人の弟子がいる。
そして11人目が時宜。
はっきり言って何も出来ない戦力にもならない女の子を引き取るって何の意味が?と、ドラマのことは置いておいて疑問だらけで見始めた。
この設定って無理が無いのか(笑)
時宜は何も出来ないのだから一年の殆どを戦場で過ごしてる周生辰とその弟子たちとは生活が別。
一人王府に残り常にお留守番状態。
そんな生活が何年も続くけど、わだかまりのある実家暮らしよりは南辰王府での暮らしの方がずっと快適で周生辰に対してだけでなく、師姉兄達とも愛情を育む幸せな暮らし。
前半はそのちぐはぐな、ヒロインとその他の人間関係が描かれるが、ヒロイン実家だけでなくメインの人間関係でもある皇家の人間関係も中々に複雑。
もちろん権力争いがあるから複雑なのであって、周生辰はそもそも前皇帝の弟で現皇帝の叔父。
ここまで来ればあるあると言うよりは中国ドラマにゴロゴロしてる政権争いだ。
この政権というか権力争いは何も皇族だけで無いのが面倒くさい。
朝臣はもとより時代によってはこれに宦官が加わる。
しかし正直に言うと序盤はつまらないとは言わないけど、あまりスピード感はなかった。
話せないヒロインの言うことがなんでみんなわかってるんだ?と言う不自然な流れが頭から離れなかったのもそのひとつ。
次々出てくる人物背景がほぼ全員複雑で人間関係が掴めないのもそのひとつ←いつものことだけど
面白くなってくるのは中盤以降。
ヒロインが話せるようになり、大人になり、権力争いやら嫁取りの話の中心に引っ張り出されるのでようやくメインの話が動いてきたなと感じはじめる。
人間関係も整理されて説明されてきたところでもう約半分。
うーん、もうちょっとはじめから整理された話の展開でお願いしたかった。
あまりヒロインが話せなかった頃が生かされてなかったし。
失語症って設定的には面白いと思うのよ。
その間にもう少しこの設定を生かした展開が欲しかったし、登場人物の背景がもっと早く詳しい説明されてれば人間関係がよくわかり話を面白く眺めてられたと思う。
なんだかよくわからないんですけど?と思いながら数話を進み、気づけば半分近く終わってたと言う感じ。
中国ドラマは長い話数に慣れすぎて短く面白くまとめることに慣れてない気がする。
始まりがだらだらし過ぎてる感ね。
あーやっと動き出したのねと思ったら10話終わってた。
残り14話なんですけど……
後半に期待。
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