あおの華流記

中国ドラマ感想記……というか"萌え"と"愚痴"を語る

幕間番外 藍忘機と魏無羨 その3



 

 

続きの記事です。

前の記事からお読みください。

 

 

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ネタバレ&BL注意

原作がBL小説です

そのような表現もOKな方のみ閲覧してください

大いにネタバレも含みますのてご了承を

 

 

 

 

 

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陳情令は時系列に並べ替えてくれてるので一番わかりやすいストーリーになってる。

原作とは流れが違うので、義城も最後の方に出てくる。

 

ドラマの方は前世で暁星塵と宋嵐に会ったことがある。

このエピソードを見たときに、多分藍湛と魏嬰が自分たちの理想の姿をこの二人に投影してるんだろうなぁと思ってみてた。

 

そのようなセリフもあったと思う。

 

まさか未来にはそんな不幸な出来事が待っているとは当の二人も藍湛と魏嬰も思ってなかった。

 

この時に暁星塵と宋嵐のツーショットを多く入れてたのはとても良い表現だったね。

映像としてはとても大事だと思う。

 

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だって義城では不幸なことにこの二人は見られないんだから。

 

この二人を見て若いときの藍湛と魏嬰はさっきも書いたように二人に理想を見ていたと思う。

 

自由で良いな、知己に巡り会えて良いな。

あんな風に天下を巡りたいと思っていたかもしれない。

 

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二人を見送る時にそんなことをそれぞれ思い描いたかも。

しかし二度とその並んだ姿を見ることは無かったんだよね。

 

原作ではそもそもこのシーンがないから、ドラマで挿入されたのは象徴的で、また印象的で良かったと思う場面。

 

義城で暁星塵の亡骸と宋嵐の姿を見て、それぞれ何を思っただろうか。

 

素敵な過去の姿を見たときに羨ましいと思った。

そんな相手に巡り会いたいと思った。

けど今は一人は亡き人となり、宋嵐は独りになってしまった。

 

悲しい過去を振り返った二人にはけれど理想の相手が傍らに居る。

そう有りたいと理想とした二人は居なくなり、代わりに自分たちは幾多を乗り越えて得難い相手を得ることが出来た。

 

人生っていうのは本当に読めなくてわからないものだとこのシーンを見る度にそう思います

藍湛だって1回は大切な人を失ったんだから。

 

 

このあとはどんどん解決に向かって二人の信頼も揺るぎなく。

 

原作ではお互いの感情も盛り上がってきて風呂桶とか色々あるわけですけど──

 

 

二人の関係性はむしろ完成されつつあるので、恋愛面に面白さは無いと思う。

身も蓋もないけれど、あとは互いが盛り上がるだけだもん。

 

藍湛がどんどん過保護になっていくだけ(笑)

 

失う怖さを知ってるからそりゃ仕方ないよね。

 

 

全てが片づいたあと、ドラマのラストに関しては色々あったじゃないですか。

 

でも原作読んでる人間には些末なことだと思う。

 

なぜならその先を知ってるからだよね。

 

 

 

この先は原作に基づくBL的な話になります。

不快に思われる方は回れ右を───

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ドラマの最後はその後の二人を占うと言うか、予想するためにあれこれと賛否はあったわけですが、

原作読んだ人には、すでに思追と温寧の二人と別れた直後に二人はいたしてしまってるから何の問題も無い(笑)

 

待ちきれない藍湛何なの(笑)

まさか初めてがお外とは思わなかったよ。

私が一番びっくりしたのはそこだ!

 

恥知らずとあちこちで言われるだけあって魏嬰もそこから「好きだ」「好きだ」の連呼だし、こっちが恥ずかしくなるレベル。

 

しかし、魏嬰は最中に喋り過ぎ。

読んでて呆れてきた。

煽られる藍湛気の毒に──

 

そして事後、魏嬰の頭の中に浮かんだ言葉は……

「なんで十五の時に藍湛としなかったんだ、人生無駄にした」

さてさて、ここで問題です。

 

もしもですよ、十五の時に二人がそうなっていたら……

番外編の、「香炉」という話でまさにその十五の藍湛の妄想が出てくるわけですが──

 

その後の藍湛のセリフ

「毎日と言ったら毎日だ!」

そんなことになっていたら……?

その後の二人どころかその後の世界が変わっていたんじゃ無いだろうか?

 

起きなかった事件もあっただろうし、違う事件が起きたりしたかもしれない。

まぁ人生にもしもは無いんだから想像しても仕方ないけど、それはそれで違う物語になっていた気がする。

 

 

BLドラマが好きな人も多いとは思いますけど、私はブロマンスで良かったと思いました。

誰が演じるにしろ、実写でそこまでは希望してない。

 

文字は全然平気なんです。

BL小説は山のように読んできましたから。

文字は平気だけど、実写はそこまで要らないわ……と思ってる人です。

 

でも小説は面白い。

 

ドラマと違い原作はそのまま姑蘇に戻らずに新婚旅行?に出ます。

天涯彷徨う二人もいい。

暁星塵と宋嵐のように気ままに自由に出来たんだねと嬉しくなりました。

 

前回も書きましたけど藍湛が二男だからこそですよ。

二人で楽しく時間を過ごし、綿綿にも会えました。

彼女の娘さんにヤバいシーンを見られちゃったけど。

全然恥ずかしさがない魏嬰。

そんなもの顔に出ない藍湛。

この二人、本当にいいコンビなのかも(笑)

 

姑蘇に戻ればなんだかんだ言っても家宴を開いて貰い、嫁として認められたし。

いろんな意味で本当にハッピーエンドだわ。

 

江澄との和解は描かれてないけど、多分大丈夫って感じがするし。

 

事件が解決したその先は二人のノロケしか無い、甘々ラブストーリーしかないわけで、ドラマ部分除いたらアホらしい恋愛物語。

 

そこへたどり着くまでに苦しいことが沢山有り、二人が出会う前の子供時代も互いにけして幸せじゃなかったという物語ですね。

 

とにかく余白、のりしろが沢山有って長々と語ってきましたが、見えてない、語られてない所にも沢山の物語があります。

 

私が一番書いてほしい部分があるとしたら、藍湛の16年間ですね。

探し求めて、彷徨っていた藍湛のお話が読みたいなぁ。

藍湛の心情とともに──

あとは懐桑だよね。

懐桑の計略物語が読みたい。

この計略立てる前日譚が乱魂ですよね。

あれは良いところで終わってるからなぁ。

 

とにかく主役の二人は元より、この話の登場人物はみんな凄いよ。

あと幾つお話ができるかわからないほど濃いキャラだもん。

まだ語りもしてない金光瑶とかも居るし。

 

 

沢山楽しんでる皆さんはもちろん、もしも原作読んでないとか、アニメ見てない、ドラマ見てない、人が居ましたら是非とも挑戦してほしいです。

3作揃うと深みが増して楽しさも三倍ですよ。

 

 

 

長々と読んで下さった方、ありがとうございました。

感謝!

 

 

 

 

 

 

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