あおの華流記

中国ドラマ感想記……というか"萌え"と"愚痴"を語る

安楽伝 その3

 

ディリラバ

ゴン・ジュン

リウ・ユーニン

 

 

 

原題  安楽伝(全39話)

 

27話〜最終話

 

 

 

 

前回の記事はこちら↓

dramamiru.com

 

 

最初の記事はこちら

dramamiru.com

 

 

 

 

 

 

ネタバレな感想なのでご注意!

結末まで感想ネタバレしてます。

キャラクター生死を含めネタバレOKな方のみどうぞ

 

 

 

 

 

 



 

 

敵に追い詰められた韓燁が崖落ち。

それを追って梓元も落下。

崖落ちは死んでないフラグだけれど、どのドラマも簡単に落ちるよね。

水中と崖落ちと毒と万能植物?はどのドラマも毎回登場するデフォアイテム。

 

 

不思議なのは崖落ちはメインキャラが助かる程度の崖なのに、捜索されても簡単にはほぼ見つからないと言う不思議な異世界模様だよね。

 

今回も落ちた二人は大した怪我でも無いのに←医者いらずなんだから

捜索隊は見つけられず。

その間二人は谷底で楽園生活?

現実には愛し合えないけど、偽りなら正直になれる。

よくわからないようななんとなくわかるような。

イラッとはしなかったのでまぁいいでしょう。

 

このドラマ、設定はなんだこれ?があるんですけど許せる程度だし、ストーリー的にはイライラさせられることがほぼないので、ちゃんと見られます。

どこかであまり評判良くなかったとか見たのですけど、私が気になったのはどうして誰も彼も厚化粧なのよ!の一点。

美男美女ばかりなのに、あっちもこっちも白塗り並みの厚化粧で、舞台化粧?と思うほど。

気になったのはそこだけ。

まぁCGとかは確かにね。

「玉骨遙」のCGには負けてたかな。

でもストーリーはこっちの方がずっと面白かったというのが個人的な感想です。

 

 

 

崖落ちその後に皇太后の誕生会があり、正式に梓元は名乗りを上げる。

強情で独りよがりの皇太后が自死して、物わかり良さそうに理性を保っていた皇帝はちょっと逆ギレ。

おのれ、梓元ゆるさんぞーとか言い始めるんだけどここはよくわからない。

けっきょくは皇帝も皇太后と同じで、帝家を信じてはいなかったのか?

クズな母子だったようです。

 

 

 

安寧はまだ自分の侍衛が裏切り者と気づかず……と言うよりもはじめから間者だったわけだけど騙されたまま戦地へ戻る。

父に出兵の許可と挨拶に訪れ、後に内心では別れを告げてたんだなとわかる彼女の姿は凜としていて泣かされます。

一途で優しかった安寧。

優しかったから子供時代に大きすぎる秘密を抱えてしまって、親友一家を死に追いやった真実は重すぎて、彼女を苦しませた。

何しろ親友一家と一言で言えども、その兵の数は八万。

八万もの人々が謀略で無駄死に。

その原因が自分の祖母だったとは言えなくて苦しかった。

 

侍衛の謀でもあったけど、半分は自死という形で戦死を選ぶ彼女に他の生き方は無かったのかと思ってしまったけど、武人の道を選んだ子供時代に彼女はすでにそれを選んでいたのかもしれないと思う。

彼女に多くを語らせはしなかった脚本だけれど、もう少し心の内を聞きたかった気もするし、これで良かったとも思う。

 

思えばこの兄妹はよく似ているのかもしれない。

正義感が強過ぎるゆえに不器用な兄妹で、皇室に生まれてしまったのが不幸だったと思う。

 

 

その兄も妹の死に直面して似たような道を選んでしまう。

ただし、こちらは主役なので簡単には死なない。

 

彼を助けたのは何の因果か北奏の公主。

ここで活躍するらしい(笑)

彼女の使い道が今ひとつ謎だったのだけれど、ここで便利に使われるキャラだった。

 

助かったけど目の見えなくなった彼は少し抉れる。

 

 

梓元は梓元で韓燁に冷たく当たっていたけれど、彼が死んだかもしれないと思い髪が白くなるほど病むという設定。

マリーアントワネットの逸話があるせいか、この髪が白くなる設定も中国ドラマでは都合よく登場する。

しかしディリラバの姿は美しいからいいか……チョン・イーの時と同じ感想に陥ってしまった(笑)

そういや、ゴン・ジュンの方も山河令では白髪になってましたっけ(笑)

 

 

この辺りの二人の拗れ具合は恋愛ドラマそのものになってて、残りが少ないからまぁいいかと思ったけど中盤長々とやられてたらちょっとキレたかも。

 

謎の温朔も梓元の弟が生きていて、韓燁が手元で育てていたことが判明。

この子は最初から癒しだったので良かったねと。

最後は嫁取りもできたし。



 

 

 

戦地で再会した二人の鎧がお揃いだったのにはちょっと笑ってしまった。



 

 

全体を通して悪くないドラマだったと思います。

見返すかと言われればちょっと疑問。

ディリラバは思い悩む役よりもお転婆娘の方が似合うと言うことを再認識。

 

ゴン・ジュンはちょっと無口だったり、内気な役が意外に似合うと過去作見て思っていましたが、お茶目な役も似合う。

この韓燁はそんな役でもありました。

しかしよく考えたら「山河令」の老温はまさにそんなキャラが詰め込まれた最大公約数みたいな役で、ゴン・ジュンという役者を一番最初にそれで見てしまったからには、それを超えるのは中々大変だと今回思いました。

老温は正義と悪が同居しているような役でもあったし、それを超えるには逆にどちらかに極端に振り切った役しか無いのでは?と思った次第。

 

どちらにしろこの二人ならとりあえずは見ます、と言う俳優なので次回作を楽しみに!

 

 

 

 

 

 


www.youtube.com

 

 

 

 


www.youtube.com