ジャン・リンホー
ユー・シューシン
原題 云之羽
最終話(全24話)
前回の記事はこちら↓
ネタバレな感想なのでご注意!
結末まで感想ネタバレしてます。
キャラクター生死を含めネタバレOKな方のみどうぞ
「オープンエンド」という言葉があります。
気になる人はググって下さい。
中国ドラマには確かに多いです。
しかもそこに逃げている作品も多くて残念。
終わりはすべての印象に関わるし、けっこう大事だと思うのですけど……
このドラマもオープンエンドと語られてることが多いですけれど、個人的にはちょっと違うと思うんです。
このドラマは回収してないことが多すぎです。
後山の奥に"住む邪なもの"
空から降ってきた"隕鉄"って"隕石"と言うことか。
"無量流火"は邪なものだけに使い、
"人"には使えぬ、という言い方だと、邪なものは人では無いように聞こえる。
宇宙人かよ!と突っ込みましたけど、普通の人とはちょっと違う設定なのか?
この"何者"かのことが何も解決してない←説明も無し
大きく振っておいて回収しないのかよ!←怒ると言うよりびっくり
上官浅のお腹の子の父親。
彼女は「宮の子供」と言ったのであって、尚角の子とは言ってない。
そこに気がついた人は多いと思います。
じゃその後、その子はどーなった?
流れから黒幕兄の子供とも考えられるけど、はっきりしてないからね。
彼女については尚角の最後の回顧シーンに現れた彼女が立っていたその様子から"既に死んでる"と解釈している人も居るようです。
死んだのか死なないのか、子供はどーなったのか。
放置にもほどがある。
この子供の生死とか父親次第で重要アイテムじゃないのか?
ヒロインが風宮出身?といきなり終盤になって出て来た話。
それでもいいけど、本人も知らなかった出身なのに誰が彼女にこの技を教えたのよ!と思う。
風宮の具体的な説明と共に彼女の出自の説明が必要。
後山と大いに関係がありすぎる。
ヒロイン(の存在)のことは何も解決してないことになる。
これって名前しか登場してない"点竹"へ繋がってるのよね。
最後のシーンでヒロイン実家に居て顔を見せなかったのもこの人なわけでしょ。
一番カギを握る人なのに何一つ語られていない。
上官浅も仇と言っていた。
ヒロイン妹殺したのもこの人よね←声が女性っぽかった
するとラストシーンで子羽が微妙な顔したのもこの人関係か。
雲為衫が帰ってきたならあんな顔はしない。
これはみんなそう思ってる。
例外なら血だらけで帰るとかかな。
あとは別人だったと考えるのが妥当。
双子の片割れか、点竹とかの敵方。
死体である意味は無い。
死体なら死ぬシーンを入れれば良いだけだし、次を作るなら意味を成さないと思う。
これらを回収してないことをすべて放置して「オープンエンド」は無いと思う。
いまのところは2期へのニュースは無いようなんですけど←2024年現在
オープンエンドと言うのはすべて解決したけれど、主役達の生死とか、メインストーリーでは説明できなかったことの謎を少しだけ残すことだと思うのです。
例えば、生きてても死んでいてもどちらでもこの物語は成立します。
あとはお好きに──と言うのがオープンエンドだと思うのですよ。
本編の謎があれもこれも解決してなくて放置してることはオープンエンドとは言わないと思う。
それって時間切れで解決しなかっただけじゃないですか。
続きで語られるのであれば問題ない。
もしくは長い原作で(予算とかの関係で)その一部しか実写化出来てない、なら分かります。
けれど調べた限りではこの話はオリジナル、しかも監督が脚本を書いている。
それっていくらでも調整が出来たはずじゃないですか。
ただ脚本を完結させずに作ったとしか思えない。
物語の結末は監督しか知らないと言うことになり、身勝手すぎる。
まぁ何を言ったところで、そうなってしまってるし、2期も不明なら解決も出来ないかも知れませんね。
言わせて貰えばせっかくの作品が台無しだし、この監督は今後も信用できないという結論になります。
俳優さんたちの熱演が無駄になっていないことを祈りたい。
結末以外は見た人はある程度納得していると思うのです。
それ以外は悪い出来ではないと思う。
繰り返すけど、それでも終わりは大事じゃないですか?
最後までよく考えて作ってほしいと願いますよね。
考察だか愚痴だかわからずに終わって申し訳ありません。
ラストに印象に残った雲為衫の育ての親の最後。
彼は自分も組織を抜けたいと思ったことがあったのだろうか。
最後まで雲為衫のことを心配していた気がする。
彼女の父であり、母であり、師であった。
彼女を育て、そして守って死んでいった。
登場少なかったけど最後で印象に残りました。
こういうことが大事だと思うのですが……