あおの華流記

中国ドラマ感想記……というか"萌え"と"愚痴"を語る

BL小説「魔道祖師」ドラマ「陳情令」違い その2

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この記事はどちらかというと原作未読の方への為の説明になります。

BL小説「魔道祖師原作」とドラマ「陳情令」アニメ「魔道祖師」の比較等の記事です。
BL小説としてのネタバレなどありますので、BL不可ネタバレ不可の方は閲覧しないでください。

説明は個人的に思いつくまま語っています。
ここに書かれている違いは一部であり他にも多くあります。

 

 

 

 

 

 

 

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大梵山のあれこれは原作と陳情令に細かな違いはあれど大きく異なることはありません。
アニメの方が全体の時間の関係もあって、このシーンに限らず全体を崩して構築し直した感じがあります。
細かいことを言うと、アニメと原作は夜のシーンであり、ドラマは昼のシーンでした。

 



 

ドラマに関しては過去編にも大梵山の話がありました。
8〜9話辺りですかね。
温情の一族と梟出てくるヤツです。
隕鉄絡みであり、温情の活躍有りですのでドラマオリジナルです。

 

少し話が戻りますが莫家での騒動。
魏無羨が莫玄羽の身体に甦った時の腕の傷ですが、アニメでは3本、陳情令では4本、そして原作では最初数本と言う記述があり、その後魏無羨が両腕に2本ずつと説明しています。


アニメでは父親が登場せずに、母親、息子、使用人で3本が消えています。
原作では父親が居て残りの3人で4本全部が消えています。
つまり献舎で付いた傷は莫家の事件で全て消えているのです。

 

陳情令だけがひとつ残り、それが終盤へと繋がるわけですが、コレを考えてもドラマ版での孟瑶こと金光瑶の扱いの違いがわかると思います。


隕鉄とこの傷に関しては陳情令のストーリーに幅を持たせていると思います。
次回に持ち越しますが「献舎」と「捨身呪」と言う違いもあるようで、制作上の便宜とか事情があったのかも知れません。

 


その莫家で現れた「腕」なのですが、
原作、アニメ共に「腕」です。
腕のまま表現されていますが、ドラマはそれが「剣」になり「剣霊」と言う表現で剣のまま表現されています。


これは生々しい腕だと検閲に引っかかったのか、それともCGとかの関係だったのかわかりませんけど、腕だとまずかったんでしょうね。


ドラマだけが違います。
ただその影響は多少出ていて、両腕だの両足だの、原作では別々に次々現れるんですけど
ドラマでは腕はともかく、残りは胴体としてひとつに纏まっていますね。


それに伴い「石堂」の関連の前後エピソードに違いが出てます。
この辺りも映像と文字の違いは仕方ないと思います。
アニメとドラマも違うので、注意して見てみると面白いかも知れません。

 

 

「抹額」について
抹額は姑蘇藍氏にとって重要。
その意味とかあれこれは原作には詳細にエピソードも交えて語られています。


コレを詳細に語れば語るほどBL要素に近付いてしまいますのでアニメやドラマでの説明や表現は推して知るべしということで。
萌えのアイテムではありますね。

ちなみに私は原作で表現されてる真っ白なと表現されたデザインよりも、ドラマで使われた細い水色が好きです。
王一博に似合っていたからかも。
単なる好みですが。

 



 


色の話繋がり
兎さん……
ドラマでは全部白い兎。
しかも兎は寒潭洞から連れてきた設定。
しかし寒潭洞のシーンはドラマのオリジナルですから原作は当然違います。

 

 

 


アニメでは白と黒の二匹←兎は二羽もしくは二匹と数えます、どちらも正解

 



この時原作では
魏嬰「兎あげる」
藍湛「いらない」と例のごとくツンデレ会話になりますが、魏嬰が「じゃ誰かにあげちゃう」とか押し問答の末に藍湛が受け取るわけですが、名前も付けずにずっと飼っていた。
しかもどっちもと言うオチ。

この辺りの兎とかどっちも雄とかの話しはBL表現ならでは?
兎の話は男同士を表しているそうです。
アニメの黒と白も忘羡を表しているのでしょうね。
黒と白の性格も二人に似てるみたいです。

 

原作の兎はちょっとオマケの話もあって

2匹が重なり合ってる……どっちも雄だぞ……云々……(ここでは自主規制します)の表現も。

 

 

百鳳山の部分はかなり違いがあります。
大きな違いはBL表現があるかないか。
これが一番の大きな違いです。

 

細かいところもいくつかあって、ドラマと原作ではかなり表現が違いますがこの辺はBL表現をするかしないかに掛かってくるので仕方ないでしょう。ドラマはその辺をカットした代わりに他のシーンや表現で埋めたのではないでしょうか。
花とか抹額、弓矢、それらを使った展開はそれぞれちょっと違います。

 

原作でのメインイベント、それは忘羡の初キスです。
目隠しをして木の所で寝ていた魏嬰を押さえつけて藍湛がキスをするシーン。

 

↓ラジオドラマのイラストです


このキスを魏嬰はずっと女性がしてきたと思っていました。
藍湛だったと気付かないのは仕方ないとしても、押さえつけられたのに女だと思っていたということにちょっと疑問なんですけどねぇ。


魏無羨は前世では男同士というのは全く考えられなかったからと言うことなんでしょうね。
この時点では魏無羨は藍忘機のことを何とも思ってなかったわけで、藍忘機の方はさんざんあれこれいたずら?されて煽られて溜まっていたと言う事みたいです。

この後藍忘機は木を叩いて自分で自分に
「何やってるんだ」と心の中で突っ込み入れてる風なのが可愛いです。
一人悶えてると読んでて妄想しました(笑)

 

前世編終盤の
乱葬崗→不夜天→乱葬崗の展開はドラマの方が簡潔にまとめた感じでわかりやすく表現してると思います。

 

ドラマでは温情、温寧、温一族みんなが一度に処刑されていますね。
温寧は死んでませんでしたけど(厳密には死んでないというのは違いますけど)
そして江厭離の死亡のあと魏無羨が崖から落ちて死ぬという分かりやすい展開です。

 

原作は少しわかりにくくて温情と温寧姉弟が出向き一族は残っています。
後に乱葬崗が仙門百家に攻められて温一族全て死亡、阿苑のみが生き残ったということに。

 

原作では魏無羨は不夜天では死なずに、本人ははっきり覚えてはいないが周りの話を繋げると、乱葬崗へ藍忘機が直接連れて行ったか、その辺りで魏嬰を見つけたかで乱葬崗へ連れて行き、魏無羨に藍忘機が霊力を注いでいた。


魏無羨はその時藍忘機に「失せろ!」と言っていた。
その後、藍忘機は叔父に見つかり姑蘇に連れて帰られ罰を受ける(戒鞭)
その間に魏無羨は死んでしまう。

 

まぁドラマの方が正解かも知れません。
ちょっとこの辺りの時間軸がどうもよくわからない。

 

藍忘機が阿苑を引き取ったのは時間的にどれくらい後なのかとか、魏無羨はどのくらい一人でいたのかとか、アレとかコレとか。


それもコレも当の本人の魏無羨の記憶が無いからです←魏無羨本人談


何しろどうして死んだのかもはっきり言わない、言わないのか覚えてないのかはっきりしない。
そんなに長い時間阿苑が一人で生き残れるはずもないし、最大の謎は魏無羨が誰にどうやって殺されたかです←具体的にね

 

 

そもそも原作でもそこはわざとぼかしてるのか、魏無羨の死に方がどうも謎すぎる気がする。

次回は乱葬崗と前世での死因についての疑問編です。

 


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