
ユー・シューシン(虞書欣)
ディン・ユーシー(丁禹兮)
原題 永夜星河(全32話)
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ネタバレな感想なのでご注意!
結末まで感想ネタバレしてます
キャラクター生死を含めネタバレOKな方のみどうぞ
相変わらず終盤へ来てもごちゃごちゃしててよくわからないのは良くないと思う。
40話であれもこれも出来ないのだから脚本でスッキリさせて、全体のバランスを取ってほしい。
前半にもっとカットできると思う。
拂衣は孤児で、彼を優しく受け入れてくれた村人を妖に騙されて全員を失っていた。
このエピソードが単純じゃなくて、当時の妖は生きていてまた事件が起こる。
何しろここでアラン・ユー(于夢龍)が登場。

つい最近お亡くなりになった彼ですが、この役で登場した時に以前よりも更に痩せてしまった感じなのは気になりました。
子期とミャオミャオの方は麒麟山へ向かって子期の失われた子供時代を探りに行く。
榴娘という女が鍵を握っていたわけですが、この人の心情は子期の母を奪われたくなかったという嫉妬なのだろうか?
子期の母を自分から奪っていったのは、彼女が愛した男とその間にできた子供が悪いと思っていたようです。
つまりは親友に男と子供ができて私の方を向かなくなった!的な考えのようです。
子期は自分が生まれた父母のいきさつを知ることとなったけど榴娘は子期の母から受け継いだ妖丹を寄越せと罠にはめた。
そりゃ親友よりも子供に渡すのが筋なのでは?
変な理屈に苦笑するしかない。
確かに寄り添って何百年も生きてきたのはわかるけど、大事な人ならその幸せを望んであげるべきとは思うよね。
それができないとはリアルではあるけど、人間も妖も結局は自分の"欲"に忠実なだけじゃん!とちょっと不愉快に。
お話の中では綺麗に描いて欲しいとは思います。
だから最終的にはこの話も決着はつくのですが……
この終盤に来てこの話必要なの?
まぁこの話に絡んでミャオミャオの記憶が曖昧になったりして愛の試練でもあるのですが……
しつこく言いますが残りが少ないんだから原作全てのエピソートをやるのは不可能なのよ。
だったら組み立て直してこちらにわかりやすくしてほしいと思う。
いつも思うんだけど、あちらのドラマは原作ありきで、原作を読んでる人向けに作られてる気がする。
ドラマで分からないことは原作で補完するしかなくて、エピソード盛りだくさんの割にはよくわからない部分も多い、というか多すぎ。
この辺は中国制作で日本人のこちらが見てるというマイナス面が際立ってるだけなのかも。
原作読むことも作品の詳細を調べることも困難が多いから置いてきぼり感がある。
ドラマの方はこれで終わりじゃない。
最大の敵である怨女を倒してないし、彼女は慕揺の中にいたというトンデモ設定が最後の最後に登場する。
最後2話しか残ってないのに、ここから世界も滅ぼすかもしれない怨女との対決がたった2話って完全に配分がおかしくないですか?
キャラに対する心情とは別にストーリーに関して何だかシラけてしまいました。
「与晋長安」と同じパターンだ。
しかもこちらはミャオミャオが現実世界に戻ってからのいくつかのシーンも残している。
もっと感動的な話にできたと思うのに、終盤は短い間にあれもこれもどんどん先へ進むので、感動するよりも置いてきぼり感がすごい。
終わってみると感動よりもディン・ユーシー相変わらず綺麗で可愛かったなという印象しかない。
簡潔であっという間だったのか?というとそんなこともない。
どういうこと?
穿ってみればどのドラマも序盤の恋愛シーンなどはともかく後半のシリアスシーンや真相解決のシーンはカットされるシーンが多くなってるのか?
だからバランスが悪いのか?
その理由が時間がないからなのか?カットしないとダメだからなのか?と変な勘ぐりをしてしまう。
数作に一度はこのバランスと変な編集によってガッカリさせられるのはなぜなんだろう。
楽しんで終わりたくても変な消化不良が残る。
ハッピーエンドで終わりますから安心して見てください。

こういう時って(転生もの)こちらに主カプ来ちゃってあちらの世界はどーなってるのだ?と疑問に思ってしまうのはいつものこと。
「ドラえもんのパラレルワールド」をいつも思い出すのです。
なんだか消化不良なんですけど、ディン・ユーシー眺めながら自分を宥めます(笑)





(完)
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