リウ・ハオラン
ラレイナ・ソン
チェン・ルオシュアン
原題 九州縹緲録(全56話)
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ネタバレな感想なのでご注意!
結末まで感想ネタバレしてます。
キャラクター生死を含めネタバレOKな方のみどうぞ
ここであと10話弱残っているんですけど、なんというか面白みはないんですよね。
まとめに入るというか、まとめておかなきゃいけない話が残ってるからという感じがしました←個人的感想
まずは下唐国。
ここは百里家の国で、阿蘇勒が人質になり嫁取りするはずだった国。
なんだかこの国は最初だけで存在を忘れかけてましたけど、羽然もその叔母も居なくなり、実は阿蘇勒がこの国に戻ってきたら実父の死亡の知らせが──
青陽でも王子たちの争い勃発。
阿蘇勒が世子なんだけど、下唐国に来て、それから更にいろんな事がありすぎたし訳わからないことになってますけど。
そもそも百里景洪は阿蘇勒を人質に取り、食料を渡すことを条件に青陽を利用したかった。
なのに阿蘇勒は天啓に行ってしまうし、結婚させた羽然は居なくなった。
なんのための人質?となっています。
そこで阿蘇勒に兵を貸すから兄たちをやっつけて来い、そもそもお前が世子じゃん──というのですが、
阿蘇勒は当然、自分はここへ来た時から既に世子ではなくなってるし、他所の王に自分の祖国への口出しはさせない!ときっぱり断ります。
国主は、それではお前の利用価値はどこへ?やらないならお前を殺すといいます。
阿蘇勒は自分は殺される道を選ぶと言って処刑される道を選ぶ。
阿蘇勒がこういうキャラだというのはわかっていますけど、ここまで見てきて、この主人公はどこまで行っても受け身だなとは思いましたね。
ヒロインならわかりますけど、男主では珍しいのでは?
そのためには何度処刑とかの憂き目に遭うのでしょう。
まぁ主役だからその度に助かるのだけるど、そこはちょっと疑問。
その分を担うのは他キャラで、助けに現れるのは姫野です。
そして小舟が鉄浮屠を率いてやってくる。
どこに居たのよ鉄浮屠、都合が良過ぎるとは思ったのですけど、この時の小舟がカッコよすぎて良しとしました(笑)
小舟はこのあともカッコいいとしか思えない決断をするのですが──
助け出された阿蘇勒は祖国に帰る決意をします。
王にはならないけれど、混乱してる祖国を助けなければ……という決意なんですけど、小舟は危険だから帰らないでと言います。
彼の決意が固いなら一緒に行きたいとも。
阿蘇勒は危険だから連れていけないと……結果、この二人はここでの別れが決定打になります。
思うんだけど、度々阿蘇勒の"選ばない"という選択が不幸を呼んでますよね。
前に出ない性格は平和主義なのはわかりますけど、リーダーの資質を持ちながらそれを使わないので、逆に犠牲が出てる。
天駆の時も天啓でのことも、アレとかコレとか──
今回も始めから青陽で王になっておけば不幸は減ったのに、辞退を重ねるうちに身内の争いが大きくなった気がする。
彼が王になれば仕方無く諦めた人間も少なからず居たと思うのに。
選択しておけば違った結果だったのに彼は選ばない。
まぁそういうキャラなんですね。
終盤は天啓では小舟と姫野が、青陽では阿蘇勒が戦うという構図になっています。
ただ時間的には同時ではなく天啓の事件が先行でしょう。
そのあと姫野が青陽に向かっていますから。
小舟は阿蘇勒に刺激されたと言い、自分を犠牲にして皇帝になる道を選びます。
今後は百里家をバックに傀儡にならぬよう、そして平和になるようバランスを取って政治を行わなければなりません。
兄の二の舞いにはならぬように。
意にそまぬ結婚も強いられ、それでも国を守るにはそれしか道はないと決意します。
青州の阿蘇勒は敵と戦う前に部族の中が血みどろの戦いで誰も居なくなってしまいました。
兄たちの殺し合いとか、蘇瑪生きてたんだ……しかも裏切り者って展開とか。
そんなに長く尺取らなくてもと思ってしまった。
それよりエンディングでその後のまとめナレーションでも入れてくれた方が良かった。
阿蘇勒はやはり孤独な王の道を選ぶ結果になり、総力戦のために飛び出したらそこには姫野が大軍を率いてやってきてくれた。
多分女帝になった小舟の計らいでもあるよね。
二人が先頭を切って雪原を飛び出してゆくのがラストシーンです。
戦いの様子も結果もないのですが、ドラマが終わる寸前に緑の平原が移るので、平和になったと言うことではないでしょうか。
56話は長いですけど、面白かったです。
九州シリーズでの最高傑作だと思う←見て良かった
多分これからも見返すドラマです。
お金もかかって、ロケも大変だったと思います。
是非とも見ていただきたいです。
記事も長くなってしまいました。
最後まで読んでくださりありがとうございました。
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