あおの華流記

中国ドラマ感想記……というか"萌え"と"愚痴"を語る

致命遊戯 その2

 

 

ホアン・ジュンジエ

シア・ジーグアン

 

 

原題  致命遊戯 死亡万花筒(全38話)←WOWOW仕様

 

 

 

 

 

前回の記事はこちら↓

dramamiru.com

 

 

 

ネタバレな感想なのでご注意!

結末まで感想ネタバレしてます。

キャラクター生死を含めネタバレOKな方のみどうぞ

 

 

 

 

 

 

ブロマンスカプの二人──

訳がわからず引っ張り込まれた凌久時は最初こそ戸惑うものの阮瀾燭のサポートの元、だんだんとゲームに慣れて力量を発揮する。

ゲーム世界に慣れていく早さや展開の飲み込みの早さに違和感があるなぁと思っていたら、彼はこのゲームに関係する人間だった。

 

 

凌久時はあまり幸せな育ちをしていなくて、いじめにあった時代もあった。

その経験などから来る優しさが扉ごとの人物たちに影響を与えて解決になることも多い。

彼は大学時代に友人とゲームを作ろうとしたことがあり、その時のベースがこの世界にも影響している。

その友人と行き違いがあったこと、彼がこのゲームを完成させようとしたけれど、悪用しようとした会社から逃れるためにゲーム内に仕込みをしたこと。

それらが凌久時に関係していた。

 

このゲームをクリアしたものはまだいない。

凌久時はクリアしてこの悪のゲームを破棄したいと思っている。

阮瀾燭と黒曜石のメンバーはそれに協力。

 

 

 

 

他にもチームはあって、逆に悪用して金儲けをしようと企むチーム。

ライバルだったけれど、共感してライバルから友人になり犠牲になった人たち。

様々な出来事が起きて、10番目の扉を出る頃には凌九時はこのゲームから逃れたくなってしまう。

既に数人の友人を失い、次の扉では阮瀾燭を失うことがわかってしまった。

 

 

このゲームは元々凌久時が原案を作っており、それを元に大学時代の友人が完成させた。

昔原案を練る時に考え出したNPCが阮瀾燭だったのを思い出したのだった。

つまり彼は当初の目標通りゲームを破棄したら消えてしまうのだ。

悩み抜いた末に11番目の扉に二人で挑戦。

その中では次々と過去のクリアした舞台が現れ、倒した敵が再び殺しにかかってくる。

主にライバルチームの連中だった。

二人を助けたのは死んだはずの仲間と過去の扉で助けたキャラクターたちだった。

そこをクリアすると異次元の空間。

 

そこで阮瀾燭は消えていった。

 

 

 

 

この阮瀾燭というキャラクターは最初から最後まで凌久時のために生まれて死んでいくキャラなんですよ。

なんという究極キャラ。

そこには"愛"以外の何があるというのか。

初登場時はほぼ感情無しのツンデレ。

無条件で凌久時を守っていたのも頷けます。

文字通り命がけで守るために生まれてきたんですものね。

原作のBL仕様のお話も是非とも読みたいので日本語バージョンを是非とも出版してほしい←調べたら今年(2025年)に出版予定らしい、原作名"死亡万花筒(死亡万華鏡)"

 

 

 

ドラマではこのあと凌久時が元に戻ると最初に交通事故を起こした直後で入院中、もちろん阮瀾燭はいない世界。

他の仲間たちは存在するものの、知らない他人同士。

凌久時はその後50年かけてバーチャルの融合を試みたのかな?

最後は失った仲間に出会えて、阮瀾燭に出迎えられて終わります。

 

話題になってるこのシーンでは指輪が薬指に……↓

 

 

 

色々と疑問は残っています。

謎というか……

なぜ大学時代の友人の顔が最後まで隠れたままなのでしょうか?

そこに意味があるような気がします。

原作読むと謎が解けるのかもしれませんが、ドラマだけだと何故?が多くなるような気がします。

特にラストですよね。

12番目の扉の中身は、リアルと思っていた方なのか、最後の場面の方なのか。

凌久時は自分が作ったゲームの世界観を途中まで忘れていたけど、そんなことあります?

彼の精神状態がどうだったのか言及はなかったけれど、結果このゲームの世界観は凌久時に左右されてたはず。

昔の出来事もばかに抽象的だったし、やはり親友との出会いと別れが気になりすぎます。

だってリアルで出会った他の友達が消息を聞いた時に、経済専門のやつがなんでゲームを作るんだ?って言ったんですよ。

だったらどこからこのゲームが来て、あの世界での設定はどこから来たのか?

すべてが凌久時の妄想とか精神世界での完結なら、凌久時個人の世界だけの出来事だったことになる。

 

 

ドラマのスタートから凌久時はおかしかったということですか?

またキーアイテムらしき「万華鏡」

原作のタイトルでもありますね。

「死の万華鏡」が原作タイトルですが、必ずこれが各扉に登場するのに具体的な意味は明かされてませんでしたね。

個体というよりは代名詞というか、具現化したものなんでしょうか。

世界は変化する……とかの暗示かな。

何かを表しているとしたら「変化」です。

もしかしたら凌久時や阮瀾燭の心の変化、更にそれによって変わっていく世界観ですかね。

凌久時はリアル世界に未練は持っていなくて、自分が居たい場所は阮瀾燭の居るところと言っていたので、ラストシーンの場所からはもう帰らないと言うことなのかもしれません。

そこがリアルでもバーチャルでも。

「二人が幸せならそれでいいです」とこちらが思うのがテーマなのかも。

 

 

いつか、原作読めたら謎が解けますかね。

それとももっと謎が深まるのか?

読めた暁には再び考察したいと思います。

その時にはまた記事を番外で書いてみたいと思います。

面白いので是非とも見てください。

 

 

 

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