フー・ゴー
リウ・タオ
ワン・カイ
ウー・レイ
原題 琅琊榜(全54話)
前回の記事はこちら↓
ネタバレな感想なのでご注意!
結末まで感想ネタバレしてます。
キャラクター生死を含めネタバレOKな方のみどうぞ
メインテーマで縦軸なのは梅長蘇の復讐。
そしてひとつひとつ紐解いていくうちにいくつかの事件などに遭遇、それらを片付けていきます。
長い話なのに、退屈する暇のないよく出来た構成と脚本が素晴らしいと思います。
よくブログ主が愚痴る、贅肉多い、または詰め込みすぎて中途半端などというものがない、お手本のようなドラマです。
難点を言えば、息つく暇のない事件や物事に登場する人間が多すぎて初見だと顔と名前が覚えられないと言うことです。
昔の事件もいくつか絡むので、この人はどの人?とか、派閥もあるので、誰と誰が組んでいて敵対するのは誰か?とか、最初はわからなくなるかもしれません。
何度見ても面白いですし、むしろ何度も見て理解してほしいので繰り返し見ることをおすすめします。
2度目はかなり楽に見ることができるはずです。
まず最初に覚えておくべきキャラクター2人×2の4人
皇太子と誉王
この二人は次期皇帝を狙って相手を蹴落そうとしています。
皇太子は玉座に近いように思えますが、彼は庶子です。
母親は越貴妃で皇帝からの寵愛のみで親子でのし上がってきました。
親子して悪巧みするもののあまり頭が良くなさそう。
誉王は子供のいない皇后が養母です。
皇后を後ろ盾に知略でのし上がってきた。
皇太子と誉王で朝廷の力を二分しています。
そのために梅長蘇はこの二人の勢力を削ぐことからはじめます。
梅長蘇はまずこの二人を使って相手を互いに牽制させ力を削って漁夫の利を狙うことになります。
簫景睿と言豫津
前半この二人は狂言回しのような役割になります。
登場時、一見してこの二人は何も関係なさそうに見えますが、実は結構重要人物です。
梅長蘇は都に乗り込む以前にこの二人と知己になります←もちろん下準備だと思う
そしてふたりと一緒に都入り。
その後景睿の自宅に仮住まい。
景睿は複雑な出自。
豫津は古井戸に落ちてそこから沢山の骨が出たことから事件に。
そして豫津の父も今後大事なキャラクターです。
この二人は梅長蘇を尊敬し、信頼しています。
梅長蘇にしてみればこの二人の親たちこそ大事なキーパーソンです。
特に景睿の出自を明らかにすることは、復讐の一旦でもあります。
言葉は悪いのですが、梅長蘇にとってこの二人は大事な手駒なのです。
二人を可愛がっていてもそれとは別の話。
傷つけることになるとわかっていても利用しないわけにはいかない。
二人は優しく真面目で正義感がある好青年。
梅長蘇との関係の行方も見逃せません。
そして大事なのは靖王こと景琰。
皇太子と誉王の弟になります。
公明正大なのはいいとしても真面目で融通がきかない頑固ものでもあります。
林殊(梅長蘇)の幼馴染で親友であり、謀反の冤罪で死んだ長兄と仲が良かったために父である皇帝から疎まれ冷遇されています。
梅長蘇はこの親友でもあった靖王を皇太子にすることも目的のひとつです。
ただし、靖王には自分の正体を極力隠すつもりで行動しています。
そのせいでふたりの間に亀裂ができることも。
前半はまずこの五人の関係を把握しておくと楽です。
皇太子と誉王は"梅長蘇"という駒を自分の配下にしたくて待ち構えています。
皇宮に招かれて懐かしい面々と対面するも誰も梅長蘇が林殊だと気がつくものがいません。
なのに痴呆気味の太皇太后だけは"小殊"と呼んで懐かしむので胸が詰まる梅長蘇。
皇帝は力を持ってる穆家を持て余してる。
外敵から守ってほしいけどその力は気に入らないという時代劇あるある。
霓凰を嫁にやってしまいたいけれど、相手も考えなきゃならないし、本人は嫁に行きたがらない。
霓凰の婿取り問題勃発。
この件でも皇太子と誉王は、自分の配下と結婚させたいと画策。
越貴妃が薬を盛って思い通りにしようとする。
それを阻止する梅長蘇……という最初の見せ場がきます。
ここで靖王とも協力して彼女を助ける。
この件で誉王を信用させる。
そして皇太子の力を一部削ぐごとに成功。
この事件で靖王と接近できた梅長蘇。
しかし自分の正体や目的は明かせない。
靖王はそんな梅長蘇を怪しみイマイチ信用できないと思ってる。
梅長蘇も正体を知られたくない以上、今後信頼してもらえればいいと思ってるのではないでしょうか。
誉王には自分の味方だと思わせておいて利用する。
しかし梅長蘇が次期皇帝になってほしいのは靖王なのです。
そのための一歩を確実にして前に進んでいきます。
靖王を次期皇帝にすること、"赤焰軍"の事件の真相を暴いて復讐すること。
命の期限を切られた梅長蘇の文字通り命がけの復讐がはじまりました。
梅長蘇たちの過去の回想で登場する若き頃の林殊を演じているのがチャン・ジャーハンです。
山河令で彼を初めて知った人も多いでしょうが、チャン・ジャーハンは若い頃に脇役であちこちのドラマに登場していて、古いドラマを見ると割とよく目にします。
「神雕侠侶」「雲中歌」「ハンシュク」などで若き頃のチャン・ジャーハンに出会えますよ。
顔が変わる前の若き林殊@チャン・ジャーハン↓
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