ゴン・ジュン
ソン・イーレン
原題 看見味道的你(全25話)
ネタバレな感想なのでご注意!
結末まで感想ネタバレしてます。
キャラクター生死を含めネタバレOKな方のみどうぞ
ラブコメかと思ったら……のセリフにも飽きてきましたけど。
けれどこの話は面白いです。
ラブコメかと思ったらサスペンスミステリーだったんですよ。
まずはメインカプの二人は接点がありそうにもないのに事故並みの出会い。
その時まるで漫画のように出会い頭にkissをした。
ここで入れ替わりと言えば王道の男女入れ替わりなんですけど、この二人は「味覚」が入れ替わってしまった。
この二人が出会う前の"フリ"があります。
まずはヒロイン。
将夜でお馴染みのソン・イーレン。
役名が何不酔。
直訳だとなぜ酔わない?とかになるのかな。
酔わない理由とか……つまりは彼女はいくら飲んでも酔わないキャラクター。
彼女には味覚が無い。
この二つのことには彼女の子供時代の事件に関係してそう。
ゴン・ジュン演じる陸薇尋。
こちらは対照的に絶対味覚の持ち主。
特にワインをメインとした酒の批評家。
その味覚で仕事をしているのに彼女と味覚が入れ替わり味がわからなくなった。
それは彼にとっては死活問題。
仕事だけではなくて、彼の実家の父親との確執もあり絶対になくせないものだった。
このドラマの面白いところは、味覚の入れ替わりに関してはファンタジーなんですよ。
科学的に証明できない謎。
kissしたら味覚が入れ替わると言うファンタジー。
そしてミステリーは何不酔の子供の時の不可解な事件。
20年前に彼女の実家は酒造をしており、彼女は酒樽に落ちて、味覚と記憶を失った。
そして同じ時に従業員が行方不明になり、酒造のレシピも失った。
現在父親の記憶もはっきりしていない。
もうひとつの謎として、高校時代に何不酔をイジメから救った優しい先輩が突然消息を絶った。
そしていま、突然彼女の前に現れたのだけれどなぜか彼女を危険な目に合わせる。
味覚を取り戻すためにキスをすると言う設定なので、とにかくキスシーンが多いのは当然。
ラブコメとかラブロマンスかというと、最初に書いたようにサスペンスやミステリーの要素もかなり占めていて後半へ行くほどシリアス度が高くなっている。
しかも何不酔が何度となく命を狙われる羽目に。
どちらかというと二人の恋の行方なんかよりも、謎を追う方が楽しいです。
ミステリーの合間にカップルの恋の行方と思った方がいいかも。
だから飽きることなく見られました。
陸薇尋の取材を担当している米娅。
彼女は仕事にプライドを持っているし、偏見もない。
真っ直ぐに物事を見る人だし、強く優しい。
序盤は陸薇尋の理解者だし、易北刀と出会ってからは彼を理解しようとする。
易北刀
高校の時に苛められてた何不酔を助けていた。
彼女のことが好きだったが、家の事情があり連絡が途絶える。
実は彼は7年前に既に死んでいて、双子の弟の易南柯が成り代わっている。
彼らは学生時代から二人で一人を演じていた。
家の経済事情が良くなくて、二人で一人分の役を演じて学校に交代で通っていた。
弟は兄が死んだのは何不酔を好きだったせいだと思っている。
逆恨み感が半端ないのだが、その辺りの感情はドラマで確認してほしい。
怖いのは彼は何不酔を殺そうと思っているところ。
父親の失踪も何不酔の父親のせいだと思っている。
彼の父親というのが、酒造りのレシピと共に行方不明になった社員だった。
この彼の父親の失踪が過去の事件のカギになっているので、南柯と不酔の関係は非常に重要。
更に謎を呼ぶのは終盤彼は協力者になったのに、それでも何不酔は何者かに狙われる。
つまりは最終的な犯人は彼ではないのだ。
最終的な謎は何不酔が無くした昔の記憶と易南柯の父親の失踪の関係。
陸薇尋の仕事と父親との関係。
もちろん何不酔とのラブの行方も。
短い中にこれでもかと詰め込んでるんですけど、サスペンスも相まって、休む暇無しなんですよ。
その分テンポもあり、面白いドラマになっていると思います。
この四人はメインカプと脇カプでもありますので、ラブが気になる人はこの四人の関係とその行方に注目です。
ちゃんとハッピーエンドになれるのでご安心を。
このところ何度かブログ主が話題にしているゴン・ジュンの表情の変化。
無表情のキャラクターから笑顔の可愛いキャラに変化する様がとてもいいです。
見てわかる身長差カプですね。
ゴン・ジュンも背が高いから、ソン・イーレンとはチェン・フェイユーの時と同じくらいの身長差。
姫抱っこよりも抱え上げちゃうのは将夜の時と同じ。
最初はこのカップルはゴン・ジュンが年下かと思ったんですけど、二人は同い年くらいだったようです。
撮影はずっと前の作品ですね。
彼はぜんぜん変わらないなぁと思います。
年をとらないという感じかな。
時代劇でまた会いたいです。
↓kissとloveの数々を……