あおの華流記

中国ドラマ感想記……というか"萌え"と"愚痴"を語る

ライト・チェイサー ~必ずキミを救い出す~ その3

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レオ・ロー

ウー・チェン

 

 

 

 

原題  追光者

 

31話〜最終話(全40話)

 

 

 

 

 

 

 

 

ネタバレな感想なのでご注意!

結末まで感想ネタバレしてます。

キャラクター生死を含めネタバレOKな方のみどうぞ

 

 

 

 

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任務に向かった羅本の足が駄目になるかもなんてエピソードも有ったのですが、展顔の努力も有り解決。

プロポーズもしたのですが、まだヤマ場はこれから。

 

 

 

明明と丁丁のカップルは明明の母親が強行に反対。

嫌がらせの数々。

パパが登場しないから居ないのかと思ったら居るらしい。

ママは丁丁の実家まで乗り込み両親を侮辱する。

頑張ってきた丁丁だけど疲れ果てて別れを決意した。

でも中々そうは出来ないよね。

明明は会社もピンチになり丁丁のことだけ考えてられない。

けれど彼女が居たから頑張れてるのも事実。

絶対に彼女と結婚したいと決意する。

一番成長したのはこの二人だと思う。

1話ではどちらもしょうもない若者だったけど、周りにも刺激されて辛抱強く、物事を対処することを覚えていく。

 

ママが病気になり入院。

明明は会社の対応に追われてるので、丁丁は苦手な明明ママの看病に。

彼女の長所であるめげない性格で、何を言われても関係ない素振りで対応。

ママの頑張る姿を漫画に書き、ママの方が負けを認める結果に。

このカップルもゴールイン。

 

 

 

メインカプはここからが簡単じゃない。

展顔の父である隊長はずっと昔に助けたとされる少年を探していた。

探してる理由は──当時助け出して自分のことを英雄だと記事にされたけど事実は違っていたから。

この時、妻と他の一家が瓦礫の下に居て、彼は妻を助けようとして二次被害が起きてしまい、みんな埋まってしまったというのが事実だったのだ。

当時、救助の仕方も知らなかった彼はむやみに動いて悲劇を招いてしまった。

唯一助かった少年に真実を告げて謝罪をするのが目的だった。

 

先に展顔がその少年が羅本だと知ってしまう。

彼の両親を自分の父が過失とはいえ結果的に死なせてしまったことに本当のことが言えず、真実を知った羅本と亀裂が生じる。

 

羅本は事実もショックだけれど、隠されたことにさらに衝撃と言うことかもしれない。

でもこれ、自分だったら言えるかなと問いかければ多分無理だ。

隠し続けることも無理だろうし、死ぬほど悩んで流れに任せるしか出来なかったと思う。

羅本の苦悩もわかる。

子供の時からの苦労、尊敬して目標にしてきた隊長が実は……そして恋人は事実を告げてくれなかった。

こちらのショックもわかる。

けれど彼に言いたい。

もし自分だったら言えたのか?と。

 

もうこれは運命の皮肉だしね。

時間が解決するしかない。

その人が本当に大事なら時が経って傷の痛みが薄れたとき、どうすればいいのかわかるはず。

現実にはわかったときは遅すぎるってことも多々あるけどね。

 

ドラマの二人は羅本が苦悩している間に展顔が一人結論を出して、僻地へ医療活動へ行ってしまう。

時間も場所も間を開けるのは良い方法だとは思う。

この解決は距離を置いて、時間を置いて、互いに必要なことを考えるしか無いもの。

心の底から相手を失えないと思えば再会できる。

過去に生きても仕方ない。

パートナーは明日を生きるために必要なのだと思います。

 

 

 

ここで事件が起きるのはドラマなら必然。

彼女がピンチになり羅本が助けに行くのは想像のうち。

無事彼女は助けたけれど、代わりに羅本がクレバスへ落ちて埋まってしまった。

 

ドラマだから助かりますけど。

そこからハッピーエンドだね。

 



 

群像劇として面白いです。

メインカプよりも断然妹ちゃんを応援してた。

隊員達の苦労がスパイスですけど、中国ドラマの現代劇はプロパガンダが見え隠れして"職業もの"は好きじゃないんですよ。

PR臭が凄いの。

押しつけがましい感じがねぇ……

 

それと無謀な行動はどこのお国でもやめてほしい。

危険なところへ行くとか、山や海を侮るとか。

日本でも富士山問題とかねえ。

 

ブログ主は伯父が富士山の地元の元警察官で救助隊に居たんですよ。

当時、遭難者(ご遺体)を担いで降りてくる仕事の話とか聞かされました。

子供の時に連れられて私も富士登山してる経験者ですけど、気象が真夏でも過酷なんですよ。

薄着で登山とかTVのニュースとか見てて信じられないわ。

 

救助隊の人だって万能じゃない。

無謀な人のために巻き込まれて死ぬ人も居るわけです。

救助隊の人は他人のために命をかけてるわけで、それは万国共通。

そもそも迷惑を掛けないようにして欲しいと、それが一番に思ったこと。

 

 

最初に書きましたけどレオ・ローの作品としては無理がある。

撮影も大変だっただろうと推察できます。

違うドラマの方が良かったなと……それが正直な感想。

 

 

このドラマ自体は面白かったと思います。